第63回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)

2019/1/1 9:15

旭化成が3連覇! MHPSとのデットヒートを制す

順位 1区 2区 3区 4区 5区 6区 7区
1 九電工 愛三工業 SUBARU MHPS MHPS 旭化成 旭化成 (4:51:27)
2 ヤクルト トヨタ紡織 旭化成 富士通 旭化成 MHPS MHPS (4:51:31)
3 愛三工業 富士通 トヨタ紡織 旭化成 トヨタ自動車 富士通 トヨタ自動車 (4:52:34)
4 小森コーポレーション 中電工 富士通 マツダ 富士通 トヨタ自動車 富士通 (4:53:17)
5 黒崎播磨 SUBARU トヨタ自動車 SUBARU マツダ SUBARU コニカミノルタ (4:53:37)
6 旭化成 九電工 九電工 カネボウ コニカミノルタ コニカミノルタ トヨタ自動車九州 (4:54:16)
7 NTT西日本 MHPS カネボウ 中電工 SUBARU マツダ マツダ (4:54:20)
8 大塚製薬 旭化成 マツダ トヨタ自動車九州 トヨタ自動車九州 トヨタ自動車九州 カネボウ (4:55:02)
9 トヨタ自動車 カネボウ MHPS コニカミノルタ 中国電力 カネボウ 中国電力 (4:55:02)
10 プレス工業 トヨタ自動車 コニカミノルタ トヨタ自動車 カネボウ 中国電力 SUBARU (4:55:07)
11 MHPS 日立物流 中電工 トヨタ紡織 トヨタ紡織 中電工 安川電機 (4:55:22)
12 日立物流 中央発條 愛三工業 中国電力 中電工 小森コーポレーション 小森コーポレーション (4:55:37)
13 中電工 トヨタ自動車九州 住友電工 住友電工 住友電工 住友電工 中電工 (4:55:40)
14 Honda 日清食品グループ トヨタ自動車九州 九電工 安川電機 トヨタ紡織 住友電工 (4:55:47)
15 富士通 コニカミノルタ 日立物流 ヤクルト 小森コーポレーション 安川電機 九電工 (4:56:15)
16 日清食品グループ 小森コーポレーション 黒崎播磨 小森コーポレーション 九電工 九電工 日清食品グループ (4:56:23)
17 中国電力 Honda ヤクルト Honda 日清食品グループ 黒崎播磨 トーエネック (4:56:41)
18 トヨタ自動車九州 愛知製鋼 Honda 愛知製鋼 黒崎播磨 トーエネック 日立物流 (4:57:32)
19 ひらまつ病院 黒崎播磨 小森コーポレーション 安川電機 トーエネック 日清食品グループ 愛知製鋼 (4:57:51)
20 住友電工 ヤクルト 中国電力 日清食品グループ 愛知製鋼 愛知製鋼 大塚製薬 (4:57:53)
21 SUBARU 八千代工業 西鉄 大塚製薬 ヤクルト 大塚製薬 トヨタ紡織 (4:58:17)
22 トーエネック 安川電機 YKK トーエネック 日立物流 ヤクルト 黒崎播磨 (4:58:47)
23 NTN マツダ 安川電機 西鉄 大塚製薬 日立物流 ヤクルト (4:58:52)
24 トヨタ紡織 住友電工 JR東日本 八千代工業 YKK YKK Honda (4:59:23)
25 カネボウ セキノ興産 NTT西日本 黒崎播磨 八千代工業 八千代工業 NTT西日本 (4:59:24)
26 JR東日本 西鉄 中央発條 YKK プレス工業 プレス工業 八千代工業 (4:59:26)
27 中央発條 トーエネック 愛知製鋼 日立物流 NTT西日本 NTT西日本 YKK (4:59:28)
28 YKK JR東日本 日清食品グループ プレス工業 Honda Honda プレス工業 (4:59:36)
29 安川電機 大塚製薬 大塚製薬 NTT西日本 西鉄 NTN NTN (5:01:46)
30 マツダ NTT西日本 八千代工業 NTN NTN 西鉄 愛三工業 (5:02:13)
31 コニカミノルタ YKK セキノ興産 JR東日本 JR東日本 愛三工業 西鉄 (5:02:22)
32 セキノ興産 中国電力 トーエネック 愛三工業 愛三工業 JR東日本 JR東日本 (5:02:54)
33 愛知製鋼 SGホールディングスグループ NTN SGホールディングスグループ SGホールディングスグループ SGホールディングスグループ SGホールディングスグループ (5:03:35)
34 西鉄 NTN プレス工業 中央発條 中央発條 中央発條 中央発條 (5:05:59)
35 八千代工業 プレス工業 SGホールディングスグループ セキノ興産 セキノ興産 セキノ興産 セキノ興産 (5:08:26)
36 SGホールディングスグループ ひらまつ病院 ひらまつ病院 ひらまつ病院 ※繰り上げ ひらまつ病院 ※繰り上げ ひらまつ病院 ※繰り上げ ひらまつ病院 (5:17:13)※繰り上げ
37 戸上電機製作所 戸上電機製作所 戸上電機製作所 戸上電機製作所 ※繰り上げ 戸上電機製作所 ※繰り上げ 戸上電機製作所 ※繰り上げ 戸上電機製作所 (5:18:23)※繰り上げ

総括

大六野(写真)がMHPS・岩田とのデッドヒートを制す。旭化成は大会3連覇を達成【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

 第63回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)が群馬県庁を発着点とする7区間、全長100キロのコースで行われ、旭化成が4時間51分27秒で3大会連続24回目の優勝を飾った。2位はMHPS、3位にはトヨタ自動車が入った。

 旭化成は2区終了時で8位と序盤こそ遅れたが、3区の鎧坂哲哉が区間賞の走りを見せ2位に浮上。その後は上位争いに加わり、6区・市田宏が区間賞の走りでトップのMHPSに追いつく。勝負は最終7区までもつれたが、最後は旭化成のアンカー・大六野秀畝が残り100メートルを切ってのスパート合戦に勝利し、トップでフィニッシュした。

 MHPSは4区の井上大仁が8人抜きの快走を見せるなど最後まで優勝争いを繰り広げたが、初優勝にあと4秒及ばなかった。

詳細

1区(12.3キロ)群馬県庁~高崎市役所

  • スタート前

    全37チームの1区のランナーが場内の紹介を受けて順々にスタートラインへ向かう。

  • スタート

    全37チームの1区の選手が一斉にスタート!

  • 1.0キロ

    先頭が3分7秒ほどのゆったりとしたペースで通過。愛三工業の山口浩勢、SUBARUの阿久津圭司がスタート直後から先頭に立ち集団を引っ張る。

  • 2.2キロ

    SUBARUの阿久津が引っ張る形でレースが続く。集団はやや横長となる。

  • 3.0キロ

    先頭が9分13秒で通過。集団が沿道側と中央分離帯側の2つにきれいに分かれるが、ほどなくして戻る。

  • 5.0キロ

    15分18秒で通過。MHPSの的野遼大がSUBARUの阿久津とともに集団の先頭に立つ。戸上電機製作所の安藤慎治が集団から遅れ始める。

  • 7.0キロ

    この1キロは2分55秒ペース。集団前方には旭化成の村山紘太、富士通の潰滝大記らがつける。

  • 9.0キロ

    36人の大集団のままレースが展開。

  • 9.7キロ

    トーエネックの服部弾馬が転倒するが、すぐに立ち上がりレースに戻る。

  • 10.0キロ

    先頭が29分55秒で通過。小森コーポレーションの金森寛人が大集団からやや抜け出す形となる。

  • 11.6キロ

    集団でのスパート合戦で一度、大塚製薬の高橋裕太が先頭に立つが、NTT西日本の大塚倭が追い抜き先頭に躍り出る。

  • 12.3キロ

    各ランナーがスパートを仕掛け、目まぐるしく先頭が変わる展開。最後は九電工の中村信一郎がトップでたすきをつなぐ。1秒差でヤクルトの高久龍、3秒差で愛三工業の山口が続く。

  • 通過順位(上位5チームまで)

    1位:九電工 35分57秒
    2位:ヤクルト 35分58秒
    3位:愛三工業 36分00秒
    4位:小森コーポレーション 36分00秒
    5位:黒崎播磨 36分00秒

  • 区間賞

    中村信一郎(九電工) 35分57秒

2区(8.3キロ)高崎市役所~前橋市公田町

  • 2.0キロ

    唯一外国人ランナーの起用が認められている2区。先頭でたすきを受け取った九電工のベナード・コエチが2キロ5分7秒のハイペースで後続との差を広げる。

  • 4.0キロ

    九電工のコエチが4キロ10分35秒で通過。富士通のベナード・キメリ、愛三工業のロジャースチュモ・ケモイ、中電工のアモス・クルガトが2位集団を形成。コエチとの差は8秒ほど。

  • 5.3キロ

    愛三工業のケモイが九電工のコエチをとらえ、一気に追い抜き首位に立つ。

  • 6.6キロ

    トヨタ紡織のエバンス・ケイタニーが20人抜きで4位に順位を上げる。

  • 8.3キロ

    愛三工業のケモイがトップで3区へたすきをつなぐ。トヨタ紡織のケイタニーが先頭と14秒差、さらに先頭と16秒差で富士通のベナード・キメリが続く。ケイタニーはこの区間22人抜き。

  • 通過順位(上位5チームまで)

    1位:愛三工業 58分12秒
    2位:トヨタ紡織 58分26秒
    3位:富士通 58分28秒
    4位:中電工 58分39秒
    5位:SUBARU 58分45秒

  • 区間賞

    ロジャースチュモ・ケモイ(愛三工業) 22分12秒

3区(13.6キロ)前橋市公田町~伊勢崎市役所

  • 2.0キロ

    愛三工業の鈴木洋平がトップを快走。富士通の松枝博輝、トヨタ紡織の大池達也が追いかける。

  • 4.4キロ

    トヨタ紡織の大池が愛三工業の鈴木を追い抜き先頭に立つ。

  • 5.0キロ

    トヨタ紡織の大池、SUBARUの牧良輔、愛三工業の鈴木、富士通の松枝、九電工の東遊馬が先頭集団を形成。旭化成の鎧坂哲哉が7秒差で追いかける。

  • 7.3キロ

    旭化成の鎧坂が先頭集団に追いつく。九電工の東は離される。

  • 9.0キロ

    SUBARUの牧が先頭集団の前に出る。富士通の松枝は遅れ始める。

  • 10.0キロ

    旭化成の鎧坂がトップで通過。SUBARUの牧、トヨタ紡織の大池が1秒差、富士通の松枝が9秒差で追いかける。23位からスタートしたマツダの延藤潤が11位で通過。さらに追走し9位集団をとらえる。

  • 12.0キロ

    SUBARUの牧が再び先頭に立つ。旭化成の鎧坂が後ろにつけ、トヨタ紡織の大池はやや遅れる。マツダの延藤は8位に順位を上げる。

  • 13.6キロ

    ラスト1キロで旭化成の鎧坂とSUBARUの牧がスパート合戦。最後は牧がトップで4区へつなぐ。鎧坂は3秒遅れでたすきリレー。3位はトヨタ紡織の大池でトップから18秒遅れ。マツダの延藤はトップから54秒遅れの8位。

  • 通過順位(上位5チームまで)

    1位:SUBARU 1時間36分51秒
    2位:旭化成 1時間36分54秒
    3位:トヨタ紡織 1時間37分9秒
    4位:富士通 1時間37分15秒
    5位:トヨタ自動車 1時間37分24秒

  • 区間賞

    鎧坂哲哉(旭化成) 38分4秒

4区(22.4キロ)伊勢崎市役所~太田市役所

  • 2.0キロ

    旭化成の市田孝、SUBARUの小山司がトップを並走。各チームのエースが集う4区は最長22.4キロで争う。

  • 3.0キロ

    9位でスタートしたMHPSの井上大仁が6位集団を猛追。11位集団はトヨタ自動車九州の今井正人が集団を引っ張る。

  • 5.0キロ

    旭化成の市田孝がSUBARU・小山との差を2秒をほどに広げ先頭を走る。トップから24秒差でたすきを受けた富士通の中村匠吾は、その差を6秒差まで縮める。

  • 6.0キロ

    富士通の中村が先頭の旭化成・市田孝に追いつく。

  • 7.6キロ

    旭化成の市田孝が富士通の中村を引き離し、再び差が広がる。

  • 9.0キロすぎ

    MHPSの井上が3位グループをとらえ、トヨタ紡織の聞谷賢人、SUBARUの小山を一気に追い抜く。

  • 10.0キロ

    先頭は旭化成の市田孝。トップから4秒遅れで富士通の中村、トップから7秒遅れでMHPSの井上が続く。

  • 11.0キロ手前

    MHPSの井上が先頭集団に追いつくと、一気に抜かしてトップに躍り出る。富士通の中村が井上のペースに合わせるようについていく。

  • 13.0キロ

    先頭のMHPS・井上と、2位の富士通・中村との差がやや広がる。

  • 13.6キロ

    MHPS・井上がトップを快走。2位の富士通・中村との差がさらに広がる。3位は旭化成の市田孝、4位集団はSUBARU、マツダ、トヨタ紡織が形成。7位集団にカネボウ、コニカミノルタがつける。

  • 14.8キロ

    旭化成の市田孝がSUBARU・小山、マツダ・山本憲二に追いつかれ、3位集団が3人に。トヨタ紡織の聞谷はやや遅れる。

  • 18.0キロ

    MHPSの井上がトップを独走。200メートルほど離れて富士通・中村が追いかける。中村から8秒ほど遅れてマツダ、SUBARU、旭化成が並び、さらに13秒ほど遅れてコニカミノルタ、カネボウ、トヨタ紡織が続く。

  • 19.0キロすぎ

    先頭は依然MHPSの井上。2位の富士通・中村との差は29秒。

  • 21.0キロ

    2位の富士通・中村を3位集団のSUBARU・小山、マツダ・山本憲二、旭化成・市田孝が猛追。なかでもが市田孝が集団の前に出て引っ張る。

  • 22.4キロ

    MHPSの井上がトップで5区へつなぐ。先頭から35秒遅れで富士通・中村がたすきリレー。さらに旭化成の市田孝、マツダの山本、SUBARUの小山が続く。ひらまつ病院と戸上電機製作所が繰り上げスタートとなる。

  • 通過順位(上位5チームまで)

    1位:MHPS 2時間42分29秒
    2位:富士通 2時間43分4秒
    3位:旭化成 2時間43分12秒
    4位:マツダ 2時間43分15秒
    5位:SUBARU 2時間43分16秒

  • 区間賞

    井上大仁(MHPS) 1時間4分37秒

5区(15.8キロ)太田市役所~桐生市役所

  • 3.0キロ手前

    トップでたすきを受けたMHPSの定方俊樹が通過。3位スタートの旭化成・村山謙太が1つ順位を上げ、定方を28秒差で追いかける。

  • 5.0キロ

    MHPSの定方が先頭で通過。35秒遅れの2位で旭化成・村山、SUBARU・口町亮、富士通・星創太が追いかける。

  • 8.7キロ

    10位スタートのトヨタ自動車・服部勇馬が猛追。遅れていたSUBARUの口町と2位グループをとらえ追いつく。旭化成・村山、富士通・星、マツダ・橋本澪と2位集団を形成。

  • 11.0キロ

    トップはMHPSの定方。48秒遅れで旭化成・村山、マツダ・橋本、トヨタ自動車・服部、富士通・星の2位集団が通過。SUBARUの口町は2位集団から脱落し、先頭から1分14秒遅れの6位。

  • 13.0キロ

    旭化成の村山とトヨタ自動車の服部が2位集団から抜け出す。

  • 15.8キロ

    MHPSの定方がトップでたすきをつなぐ。2位はトップから34秒遅れの旭化成・村山。さらに2位から1秒遅れの3位でトヨタ自動車・服部がたすきリレー。4位富士通、5位マツダと続く。

  • 通過順位(上位5チームまで)

    1位:MHPS 3時間28分51秒
    2位:旭化成 3時間29分25秒
    3位:トヨタ自動車 3時間29分26秒
    4位:富士通 3時間29分33秒
    5位:マツダ 3時間29分38秒

  • 区間賞

    服部勇馬(トヨタ自動車) 45分47秒

6区(12.1キロ)桐生市役所~伊勢崎市西久保町

  • 3.0キロ

    MHPSの木滑良がトップ通過。富士通・横手健と旭化成・市田宏の2位集団からトヨタ自動車の窪田忍が抜け出し、単独2位となる。

  • 4.5キロ

    先頭のMHPS・木滑と2位トヨタ自動車の窪田との差が20秒まで縮まる。

  • 5.0キロ

    MHPSの木滑が通過。2位トヨタ自動車の窪田はトップから22秒差。3位集団の富士通・横手、旭化成・市田が続く。

  • 7.0キロ

    先頭のMHPS・木滑と2位のトヨタ自動車・窪田との差は15秒ほどになる。

  • 9.0キロ

    旭化成の市田が順位を上げ2位となり、トヨタ自動車の窪田、富士通の横手を引き離す。市田は先頭のMHPS・木滑の背中をとらえる。

  • 12.1キロ

    旭化成の市田が先頭のMHPS・木滑に追いつくが、木滑も粘り、両者はデッドヒートを繰り広げる。最後は2秒差で市田が先着し、最終7区へたすきリレー。

  • 通過順位(上位5チームまで)

    1位:旭化成 4時間5分39秒
    2位:MHPS 4時間5分41秒
    3位:富士通 4時間5分54秒
    4位:トヨタ自動車 4時間6分3秒
    5位:SUBARU 4時間7分7秒

  • 区間賞

    市田宏(旭化成) 36分14秒

7区(15.5キロ)伊勢崎市西久保町~群馬県庁

  • 3.5キロ

    トップでたすきを受けた旭化成の大六野秀畝とMHPSの岩田勇治が並走。富士通の佐藤佑輔が先頭から15秒あった差を5秒ほどまで縮めるが、ほどなくして10秒ほど離される。

  • 5.0キロ

    並走している旭化成の大六野とMHPSの岩田がトップ通過。3位には富士通の佐藤がつけ、トップから25秒差で追いかける。

  • 7.0キロ

    旭化成の大六野とMHPSの岩田が依然同じペースで走る。トヨタ自動車の松本稜が富士通の佐藤を抜かし、3位に順位を上げる。

  • 9.1キロ

    旭化成の大六野の後ろにつけていたMHPSの岩田が前に出る。大六野は岩田の後ろにぴたりとついて並走する。

  • 11.0キロ

    MHPSの岩田と旭化成の大六野が同タイムでトップ通過。先頭から47秒遅れてトヨタ自動車の松本が続く。

  • 14.0キロ

    トップ集団の旭化成・大六野が仕掛けMHPSの岩田を引き離そうとするが、岩田も食らいつき差は広がらない。

  • ゴール

    旭化成の大六野が残り100メートルを切ってのスパート合戦を制し、MHPSの岩田に先着。旭化成は3大会連続24回目の優勝を飾る。

  • 区間賞

    古賀淳紫(安川電機) 45分36秒

見どころ

 第63回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)が2019年1月1日(火・祝)、群馬県庁を発着点とする7区間、全長100キロのコースで行われる。各地区大会を突破した全37チームが参加し、頂点を目指す。レースは9時15分にスタートする。

 前回は2区からのリードを守った旭化成が、2年連続23回目の優勝。前回3区区間賞の市田孝、5区区間賞の村山謙太、6区区間賞の市田宏のほか、アブラハム・キプヤティチ、鎧坂哲哉ら優勝メンバーがそろってエントリーし、盤石の布陣で大会3連覇を狙う。

 トヨタ自動車は10月のシカゴマラソンで2時間7分57秒の藤本拓が4区(22.4キロ)、12月の福岡国際マラソンを制した服部勇馬が5区(15.8キロ)と、2人のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナリストがオーダーに名を連ねる。長い距離を走るこの2人でいかにタイムを伸ばせるかが3年ぶり優勝のカギを握るだろう。

 前回2位のHondaは、マラソンの前日本記録保持者の設楽悠太が欠場。絶対的エースが不在となるが、チーム一丸の走りで悲願の初優勝を目指す。

 そのほか、11月の東日本実業団対抗駅伝で19年ぶりの優勝を果たした富士通、8月のアジア大会マラソンを制した井上大仁を擁するMHPS、唯一の初出場チームである戸上電機製作所といったチームの走りにも注目したい。

■関連リンク
・オーダー表(外部・PDF・132KB)
・コースマップ(外部・PDF・2MB)

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