ファンが選ぶ!ドラフト指名してほしい選手ランキング
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スポーツナビでファン投票を実施した「ファンが選ぶ!ドラフト指名してほしい選手ランキング2022」企画。応援しているチームにドラフト会議で指名してもらいたい選手を最大3人まで選んで投票してもらいました。
はたして1位に輝いた候補選手は!?
順位 | 選手名 | 所属 | ポジション | 得票率 |
---|---|---|---|---|
1 | 浅野翔吾 | 高松商 | 外野手 | 51.11% |
2 | 松尾汐恩 | 大阪桐蔭高 | 捕手 | 36.16% |
3 | 山田陽翔 | 近江高 | 投手 | 28.99% |
4 | 山田健太 | 立教大 | 内野手 | 11.52% |
5 | 蛭間拓哉 | 早稲田大 | 外野手 | 10.06% |
6 | 矢澤宏太 | 日本体育大 | 投手兼外野手 | 9.72% |
7 | 曽谷龍平 | 白鴎大 | 投手 | 7.72% |
8 | 内藤鵬 | 日本航空石川高 | 内野手 | 7.69% |
9 | 川原嗣貴 | 大阪桐蔭高 | 投手 | 6.98% |
10 | 海老根優大 | 大阪桐蔭高 | 外野手 | 6.70% |
11 | イヒネ・イツア | 誉高 | 内野手 | 6.51% |
12 | 森下翔太 | 中央大 | 外野手 | 6.01% |
13 | 森下瑠大 | 京都国際高 | 投手 | 5.98% |
14 | 吉村貢司郎 | 東芝 | 投手 | 5.98% |
15 | 大野稼頭央 | 大島高 | 投手 | 4.70% |
16 | 林優樹 | 西濃運輸 | 投手 | 4.70% |
17 | 門別啓人 | 東海大札幌高 | 投手 | 3.80% |
18 | 西村瑠伊斗 | 京都外大西高 | 外野手 | 3.58% |
19 | 斉藤優汰 | 苫小牧中央高 | 投手 | 3.33% |
20 | 田中幹也 | 亜細亜大 | 内野手 | 3.27% |
21 | 荘司康誠 | 立教大 | 投手 | 2.52% |
22 | 奈良間大己 | 立正大 | 内野手 | 2.49% |
23 | 金村尚真 | 富士大 | 投手 | 2.46% |
24 | 斎藤響介 | 盛岡中央高 | 投手 | 2.30% |
25 | 金田優太 | 浦和学院高 | 内野手 | 1.99% |
26 | 菊地吏玖 | 専修大 | 投手 | 1.90% |
27 | 益田武尚 | 東京ガス | 投手 | 1.87% |
28 | 友杉篤輝 | 天理大 | 内野手 | 1.84% |
29 | 吉野光樹 | トヨタ自動車 | 投手 | 1.62% |
30 | 田中晴也 | 日本文理高 | 投手 | 1.53% |
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解説
今回のファン投票でぶっちぎりの1位に輝いたのが高松商・浅野翔吾(得票率51.11%)だ。高校通算68本塁打の長距離砲は、今夏の甲子園でも3試合で3本塁打と実力を遺憾なく発揮。注目される中、大舞台で見せた勝負強さはプロのスカウト陣も太鼓判を押す。甲子園で輝きを放ったといえば、大阪桐蔭高・松尾汐恩(得票率36.16%)と近江高・山田陽翔(得票率28.99%)もその一人だが、ランキング2位、3位と続いた。昨年の同企画では、1~4位が高校生(順に小園健太、前川右京、風間球打、森木大智)という結果だったが、今年も、プロ注目の高校生がベスト3を独占した。
4位以降は即戦力として期待される大学生がずらりと顔を並べる。その中で最もファンからの人気を集めたのが、立教大・山田健太(得票率11.52%)。大阪桐蔭高時代は根尾昂(中日)、藤原恭大(ロッテ)らとともに春夏甲子園連覇、そして今年7月には大学日本代表の主将として世界の舞台で戦うなど実績は十分だ。山田の後を実力者が続く。5位の早稲田大・蛭間拓哉(得票率10.06%)、6位の日本体育大・矢澤宏太(得票率9.72%)、7位の白鴎大・曽谷龍平(得票率7.72%)の3選手は、今回、評価を明かしてくれた苑田スカウト(広島)、音スカウト(中日)からも上位指名候補のお墨付きを与えられた。6位の矢澤は“二刀流”としても注目を集めているが、票を投じてくれたファンからもチャレンジを後押しする声が寄せられた。プロ入り後の動向からも目が離せない。
8位以降は高校生が票を集め、高校通算53本塁打の日本航空石川高・内藤鵬(得票率7.69%)と、ランキング2位の松尾とともに高校野球3冠(昨秋明治神宮大会、今春センバツ、今秋国体)を達成した大阪桐蔭高から川原嗣貴(得票率6.98%)と海老根優大(得票率6.70%)がトップ10に入った。11位以下に目を移すと、社会人選手としては最多得票の東芝・吉村貢司郎(得票率5.98%)が13位にランクイン。吉村は、プロのスカウト陣が「即ローテーション入り」と高く評価する社会人No.1右腕。競合を回避し、一本釣り狙いで1位指名する球団はあるのだろうか。
今年の「プロ野球ドラフト会議」は、絶対的な超目玉選手が不在と言われている。それだけに、チーム事情は二の次にしてその年のNo.1評価の選手を指名するというより、チームの補強ポイントや育成プランに合致した、より戦略的な指名を目論(もくろ)む球団が増える傾向にある。10月20日(木)、12球団の1位入札選手を読み上げるアナウンスに耳を澄ませたい。
(企画構成・文:川上元太/スリーライト)