子どもの「心の知能指数(EQ)」を下げてしまう“親のNG言動”とは
しかし、親の何気ない言動が、子どものEQを低下させてしまうことがあるのです。今回は、子どものEQに悪影響を与える親のNG言動を紹介し、どのように改善すれば良いのかを考えてみましょう。
監修は、プロ野球選手やボートレーサーなどアスリートのパーソナルサポートを行う、株式会社脳レボ代表の川谷潤太さんのもと解説していきます。
「泣くな!」「悲しむな」など感情を否定する
子どもが泣いているときに感情を否定されると、「自分の感情は受け入れられない」と感じてしまいます。結果的に自分の感情を抑え込むようになり、感情のコントロールが難しくなります。
OK例:「悲しいんだね。つらかったね」と受け止める
「ダメ」「やめなさい」「意味ない」などと頭ごなしに否定する
失敗や挑戦を頭ごなしに否定されると、子どもは「自分の選択に意味はない」「自分はダメな人間だ」と感じやすくなります。自己肯定感が低下し、チャレンジ精神が育ちません。
OK例:「どうしたらうまくいくか一緒に考えよう」「○○した理由を教えてくれる?」
「なんでこんなこともできないの?」と比較・否定する
他人と比較されると、自己肯定感が下がり、自分への自信を失いやすくなります。他人の目を過度に気にするようになり、ストレス耐性が弱まります。
OK例:「前より上手になったね」「頑張ったね」
「うるさい」「後で」と子どもの話を無視する
子どもの話を無視されると、「自分の存在は重要ではない」と感じやすくなります。他人とのコミュニケーションでも「どうせ話しても無駄」と感じ、会話を避けるようになります。
OK例:「今は少し忙しいから、〇〇が終わったらちゃんと聞くね」
「○○してくれたらいい子」など、条件付きの愛情を与える
「結果を出さないと愛されない」と感じると、子どもは自分の感情より「他人からの評価」に過剰に依存し、自分の価値を見失います。
OK例:「結果に関係なく、あなたが頑張ったことを素敵だと思ってるよ」
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