コーヒーを飲み過ぎすぎると起きやすい「4つの不調」とは?管理栄養士が解説

MELOS -メロス-
愛飲者も多く、日常的に親しまれているコーヒー。しかし飲み過ぎによる悪影響もあります。

株式会社Luceの栄養士・食育栄養インストラクターで現役CAの神原李奈先生が解説します。

【MELOS】

その症状、“コーヒーの飲みすぎ”のせいかも

神原先生:コーヒーを飲みすぎると、カフェインの過剰摂取で下痢や腹痛、吐き気、足のつりといった体の不調が出ることがあります。

不調1 下痢になる
カフェインを過剰に摂取すると、自律神経が乱れて胃腸の働きが活発になり、下痢になることあります。

不調2 お腹が痛い
カフェインによって胃酸の分泌量増えると、胃の中が荒れて胃痛を起こすことがあります。

また、ポリフェノールの一種である「タンニン」という成分が腸の粘膜を刺激して、痛みを引き起こすこともあります。

不調3 気持ち悪い
カフェインには胃液分泌を促進する働きがあります。過剰に摂取すると胃液や胃酸が必要以上に分泌されるため、気持ち悪くなってしまいます。

不調4 足がつる
コーヒーの利尿作用により体内の水分量が減るため、コーヒーを飲みすぎると足がつる可能性があります。

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コーヒーの飲みすぎが続くと、どんなデメリットが出てくる?

神原先生:コーヒーの飲みすぎが続くと、中枢神経に過剰な刺激を与えたり、肌荒れやひどい口臭、腹痛、貧血などの悪影響を及ぼしたりする可能性があります。

また、肝臓の機能が低下している人が、長期間コーヒーを過剰摂取しつづけると、高血圧のリスクが上がる可能性があると言われています。カルシウムの摂取量が少ない人は、カフェインの利尿作用によるカルシウムの排泄促進により、骨粗しょう症になるリスクも高まるとされています。

腎臓機能が低下している人は要注意!
神原先生:コーヒーにはカリウムが含まれています。健康な人がコーヒーを飲む分には大丈夫ですが、腎臓の機能が低下している場合は負担が大きくなるでしょう。
▼参考
農林水産省 カフェインの過剰摂取について
食品安全委員会 食品中のカフェイン
コーヒー 肝臓 Care Net 1日3杯以上のコーヒーで肝臓に保護効果
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