100ヤード以内からは3打でホールアウトを目標に! 「難しい」と思った人は弱点探しから始めよう

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【もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話】

アマチュアゴルファーにとって100ヤード以内のショットはなかなか難しいエリアです。一言で100ヤード以内が苦手と言っても残り距離、クラブ、振り幅でミスが出やすい傾向がありますが、それを把握していますか? ミスが出やすい傾向を知ることで、練習してレベルアップすることもできますし、苦手な距離を回避してホールの攻略ルートを選択することもできますよ!

100ヤード以内が苦手なのはどうして? ミスの傾向を思い返してみよう

先日90切りを目指すゴルフ友達とラウンド中にこんな話になりました。

ゴルフ友達から「ティーショットは上々、ロングの2打目もスプーンで距離を稼げるようになってきた。だけど、100ヤード以内が壊滅的……。なんでもない平らなライでさえミスをする。100ヤード以内のアプローチをどうしたら上手くこなせるようになる?」と聞かれました。

私は「確かに100ヤード以内でミスしているのをよく見かける。100ヤード以内がもう少し上手くなればすぐに90切りを達成できそうだけどね」と答えました。続けて、私は「100ヤード以内と言っても、いろいろな距離がある。100ヤード以内の平らなライから打てるならできればグリーンオンさせたいけど、どれぐらいの距離でミスが出やすいかわかっている? また、ミスの内容はダフリとかトップ? それともショットの縦横が合わないの?」と聞いてみました。

ゴルフ友達は「100ヤード以内が全然ダメと思っているけど、ミスしやすい要因まで考えたことはなかった」と答えてくれました。

私は「100ヤード以内と言っても、同じクラブで打つとしても振り幅は大きく分けてフルショット、スリークォーター、ハーフスイング、クォータースイングがある。例えば、フルショットは大丈夫だけど、ハーフスイングがミスしやすいかもしれない。
また、PWは良いけど、AWでミスをしやすいなら、AWが自分に合っていないクラブかもしれない。まずはミスをしやすい傾向を把握し、苦手なエリアの練習量を増やしてレベルアップするのが近道だと思う」とアドバイスしました。

みなさんは、100ヤード以内は得意ですか? もし苦手ならミスしやすい傾向を把握することから始めてみましょう!

100ヤード以内が苦手な理由を分析する!

100ヤード以内から3打でホールアウトできるようになるとスコアをまとめやすくなります。

実は私も100ヤード以内はそれほど得意ではありません。フルショットやスリークォーターで打てれば良いのですが、残りが20~30ヤードのできれば寄せワンを取りたい距離でミスをしやすい傾向にあります。なぜ私が苦手な距離を知っているかと言うと、各ホールで使ったクラブの番手とそのショットの評価を記録しているからです。

100ヤード以内の苦手を克服したいのであれば、まずはご自身の苦手な距離を分析することからスタートしましょう! やり方は簡単で、ラウンドの時に手書きのスコアカードに、残り距離、使ったクラブ、グリーンオンしたかどうかを記録しておきます。

例えば、1番ホールは、100ヤード以内から2回打ってグリーンオンした場合には、1回目のショットは残り100ヤード、クラブはPW、グリーンオン×、余裕があればミスの内容をダフリ等と書いておきます。2回目のショットは残り70ヤード、クラブはSW、グリーオン〇と書きます。

その日の18ホールだけでもある程度ミスする傾向をある程度把握することができますし、これを数ラウンド続けるとよりミスする傾向が明確になります。あとは、苦手なエリアを練習してレベルアップをするだけです。

また、苦手なエリアが明確になれば、マネジメントでなるべくその距離を打たないようにすることができます。例えば、ハーフスイングが苦手なら、グリーンをガンガン攻めて中途半端な距離を残してしまうよりは、フルショットが打てる距離にレイアップした方が結果的にそのホールのスコアが良くなるかもしれません。

100ヤード以内の簡単な打ち分け方は?

みなさんは100ヤード以内をどのように打ち分けていますか? 私は主に50度、54度、58度の3本のウェッジで、4つの振り幅で距離を打ち分けるようにしています。私のゴルフ友達の中には70ヤード以内はSW1本だけで距離を打ち分けている人や、PWとSWの2本だけを使う人もいます。

練習量の多くないアマチュアゴルファーは少ないウェッジ本数で距離を打ち分けるよりは、PW、AW、SWの3本のウェッジで、振り幅をフルスイング、フルスイングの4分の3くらいの振り幅(スリークオータースイング)、フルスイングの2分の1くらいの振り幅(ハーフスイング)、フルスイングの4分の1くらいの振り幅(クオータースイング)の4種類を使って、距離を打ち分けるようにした方がシンプルだと思います。

まずは、3本のウェッジで4種類の振り幅の距離感を練習場で把握しましょう。できれば、キャリーの距離とランを含めたトータル距離を別々に把握するようにすると、グリーンを狙う時により役に立ちます。

100ヤード以内は中途半端な振り幅が必要になるので、練習量の少ないアマチュアゴルファーにはなかなか難しいエリアになります。でも、100ヤード以内が上手になってくると、スコアは確実に良くなりますので、頑張って練習しましょう!

それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

プロフィール
もう少しでシングル
(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGA/USGAハンディキャップは7.5。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。
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著者プロフィール

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