100切り後もゴルフを続ける? ならば、90台を出す前にクラブは本気で選んだほうがいい
【ゴルフサプリ】
100切りゴルファーのキャディバッグの中身は、大抵が家族や先輩からのお下がりクラブで構成されている。しかし、100を切った後もゴルフを続けるのであれば、そのクラブセッティングだと上達の妨げになると吉本巧は言う。100切りゴルファーが、100切り後も楽しくゴルフを続けていくためのセッティングを吉本巧に教えてもらおう。
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自分に合わせたクラブは100を切る前に買え!
100切りを目指す方の多くが使っているクラブは、どなたかのお下がりや適当に買った単品、あるいは初心者用のセットだったりで自分に合ったものではありません。同時に多くの人が100を切ったら自分に合ったクラブを買おうと考えています。
ここでポイントになるのは、今後本気でゴルフをやっていくのか、そこまで本気じゃないのか。それによってクラブ選びが変わります。もし、あなたが前者なら100を切る前でもクラブを選んだ方がいいと私は思います。なぜなら100を切ってからだと、合わないもので基礎固めをする時間が長くなるからです。先生がいない人は自分で買うタイミングを見計らうしかありませんが、クラブを手に入れた途端に100が切れることもありますから、クラブのことも念頭に入れつつスイングを固めてください。
いずれにしても100を切るまでのセッティングは骨組みだけでOKです。骨組みとはドライバー、フェアウェイウッド(以下FW)1本、UT1本、5番~ピッチングウェッジのアイアンセット、ウェッジが2本。アイアンセットはモデルによって本数が違うので6、7番からでも問題ありません。この本数を一応揃えておき、練習、ラウンドともにドライバー、UT、ミドルアイアンの3本をメインに使います。
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もちろん将来5番アイアンが打てるようになれば28度と入れ替えてもいいですが、そうする人は少数派だと思います。アイアンは先を見据えてPWから6、7番までは入れておきたいですね。
これら以外の番手はそのままでOKです。このレベルでは入れてはいけないクラブが何本かあって、私はこれをクラブのギャップと呼んでいますが、1番手違うだけで途端に当たらなくなるクラブがあるのでそこだけ注意したい。アイアンで言えば6番は当たるけど5番が当たらない、UTなら22度は当たるけど19度は当たらないといった感じです。
当たらない番手はお飾りになってしまいます。入れておくのはもったいないのでそこは迷わず抜きますが、それ以外はファジーでいい。まだ自分の得意、不得意を知るタイミングでもありますから、セッティングを明確にするのは90切りからで十分。ポイントは難しすぎてノーチャンスのクラブを持たないことです。
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よしもと・たくみ ゴルフ修行のため14歳から単身渡米。南フロリダ大在学中は全米を転戦するなど11年間にわたって選手とコーチを経験したのち、日米の20年の経験から吉本理論を構築。プロやアマチュアのスイングコーチをはじめ、フィジカルトレーナー、プロツアーキャディー、メンタルコーチング、クラブフィッティングアドバイザーなども務める。現在は東京・表参道の「表参道ゴルフアカデミー」で指導中。「吉本巧のYouTubeゴルフ大学」も人気
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