その不調、自律神経の乱れ?それとも他の病気?見分け方のコツ

MELOS -メロス-
体調がなんとなく悪い、めまいや頭痛、動悸、集中できない、イライラが止まらない……そんな経験はありませんか? それは自律神経のバランスが乱れているサインかもしれません。

とはいえ、それが自律神経の乱れによるものなのか、はたまた別の病気なのか判断が難しいことも。見極めの考え方について、株式会社Reblood代表でパーソナルトレーナーの野田博之さんが教えてくれました。

【MELOS】

自律神経の乱れなのか、他の病気なのか分からない場合、病院に行く以外で判断目安はありますか? 不調のたびに病院に行くのも、時間的に厳しい場合があり、「これは自律神経の乱れからくるものだな」とある程度判断できる方法があれば知りたいです。

自律神経の乱れによる不調は、さまざまな症状を引き起こすため、他の病気と区別がつきにくいこともあります。忙しい方にとって、毎回病院に行くのは時間的に難しいというお悩みはよく聞かれます。

自律神経の乱れによるものか、他の病気の可能性があるのかをある程度判断するためには、次のポイントを参考にしてみてください。

症状が「時間帯」や「状況」によって変化するか確認する
自律神経の乱れによる症状は、時間帯や環境の変化によって、強くなったり軽くなったりすることが特徴です。

たとえば、朝起きたときや仕事中に強い疲労感や頭痛を感じるものの、休日やリラックスできる時間には症状が軽くなることがあります。

朝起きたときや仕事中、ストレスを感じているときに強い不調が出ますが、リラックスした時間には軽減する場合、自律神経の乱れによる可能性が高いです。

⇒こんな場合は医療機関へ
一方で、状況に関わらず常に強い症状が続く場合や、特定の部位に限った痛みや異常(たとえば、常に強い胸痛や持続的な胃の痛み)がある場合は、他の病気の可能性もあるため、医療機関での診察が必要です。

症状が「ストレス」の影響を受けやすいかどうか
自律神経の乱れは、特にストレスがかかる状況で悪化しやすいです。

仕事が忙しい時期や人間関係のトラブルなどで、不調が強く現れる場合、自律神経の問題が原因である可能性が高いです。

逆に、ストレスが軽減されると、症状も一時的に和らぐ傾向があります。

仕事が立て込んでいる時期に不調が強まり、休日や休息時間に症状が軽減する場合は、ストレスが関係している可能性が高いです。ストレスがない状況でも一貫して症状が続く場合は、他の病気の可能性もあるため注意が必要です。

自律神経に影響を与える対策を試してみる
自律神経の乱れによる不調かどうかを判断するために、自律神経を整えるための対策を実践してみて、その効果を確認する方法もあります。

具体的には、「ストレスケア・運動・睡眠の改善」といった対策を数日〜1週間ほど続けてみて、症状が改善するかどうかを見てください。
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