ゴルフにも筋肉が必要です!ヘッドスピードを上げたいならプチ筋トレしてみませんか?【ドラコン世界女王・大和田紗羅が教えます】

Regina(レジーナ)
ドラコンの世界女王・大和田紗羅プロによれば、飛距離アップに必要不可欠なヘッドスピードを上げるのであれば、腕・体幹・全身を鍛えた方が得策だと言います。握力や腕力があると、クラブを振り切ることができるからです。そこで今回は、大和田プロが勧める筋肉トレーニングを紹介します。

大和田紗羅プロ 【Regina】

◆【握力アップに】腕を伸ばしてグー→パーを100回

ヘッドスピードを上げるのに、力んだアドレスは禁物です。腕や肩に力が入り過ぎていると、体を十分に捻転できないどころか、腕を素早く振ることができません。そのため、アベレージゴルファーの皆さんには、アドレスではリラックスして構えてほしいとお願いしています。

ところが、一つ問題があり、リラックスすると握力の数字も小さくなります。例えば、通常20㎏であれば10㎏になってしまうわけです。それだと、逆に腕を素早く振れないため、ヘッドスピードが落ちてしまいます。このような状況を防ぐには、通常の握力を上げるのがベストです。腕の力を抜いてもクラブを振り抜けるだけの握力が残るようなトレーニングを行いましょう。

まず、両腕を正面に向けて伸ばしたら、グー→パーと手のひらを開閉します。これを100回行うだけです。腕が辛かったら手のひらを下に向けても構いません。ただ、正面に向けて伸ばした方が、握力だけでなく腕の筋肉強化にもつながります。私はお風呂の中でも行っていますが、ひまな時間を見つけ、1日何回も行うと自然と握力は強くなります。

握力を増すためのトレーニングです。両腕を伸ばした状態で手のひらを開いて閉じます。100回行いましょう。 【Regina】

◆【体幹と下半身、全身に】ダッシュ&スクワット&プランク

飛距離を伸ばしたいなら、下半身強化は必須です。スイング中に足を使うことで、より大きなパワーをボールに伝えられるからです。

下半身強化のトレーニングとしては、単純に100メートルダッシュがお勧めです。週に一度でもいいので10本行うだけでかなり強化できます。

走るのが苦手なら、ブルガリアンスクワットでも構いません。まず、自分の真後ろに置いたイスや台の上に片足の甲が下向きになるように乗せます。反対の足は少し前に出します。背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと前方の足を曲げていきましょう。ヒザを90度曲げたら元の姿勢に戻します。注意点は猫背にならず、ヒザを前に出し過ぎないようにすることです。片足15回ずつ、3セット行いましょう。

さらに、全身の筋肉を鍛えるためにプランクもお勧めです。両ヒジを床に着けてうつ伏せになります。両足はツマ先だけが床に着けた状態で、頭、背中、腰、カカトが一直線になる姿勢をキープします。30秒を3セット行いましょう。注意点はお尻だけが高くならないことです。

真後ろに置いたイスの上に片足を甲が下を向くように乗せます 【Regina】

その状態から前に出した足をヒザが90度になるまで曲げます。これを片足15回ずつ3セット行いましょう 【Regina】

両ヒジを床に着けてうつ伏せになります。頭、背中、腰、カカトが一直線になる姿勢を30秒キープ。それを3セット行います 【Regina】

お尻だけ高くなるのは厳禁です 【Regina】

◆教えてくれたのは…大和田紗羅プロ

おおわださら/1994年生まれ。福島県出身。日本人女子選手として初めて2022年女子ドラコン世界チャンピオンに輝く。公式最長飛距離342ydの記録保持者。ティーチングプロフェッショナル資格 A級とJLPGAジュニアゴルフコーチ資格を持つ

撮影/村上悦子 取材・文/山西英希 取材協力/東京相武カントリークラブ(アコーディア・ゴルフ)
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著者プロフィール

ゴルフが大好きな、素敵な女性たちを応援するRegina(レジーナ)。ファッション、ビューティ、レッスン、ニュース、ショッピング、ゴルフ場予約など、女性ゴルファーに役立つ最新情報を配信します。

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