マン振りしてもケガをしにくい体でスタートしましょう【ドラコン世界女王・大和田紗羅が教えます】

Regina(レジーナ)
飛距離を稼ぎたいなら、スイングスピードを速めることが不可欠です。ただ、普段何も運動をしない人がいきなりマン振りするとケガの元です。ラウンド前にはしっかりと筋肉や関節動かし、たとえマン振りしてもケガをしにくい体にしてからスタートしたいもの。そこで今回は、ドラコンの世界女王・大和田紗羅プロに効果的なストレッチ法を聞いてみました。

大和田紗羅プロ 【Regina】

◆肩甲骨と手首、腕のストレッチ

まずは肩甲骨をしっかり動かせるようにするストレッチからです。直立した姿勢から両腕を体の正面で肩の高さに上げたら、左右の前腕とヒジを合わせましょう。すると、前腕で自分の顔が隠れるはずです。その形から両ヒジを離すように腕を横に広げます。両ヒジをそれぞれ背中側に持っていくように胸を広げると、肩甲骨のストレッチになります。これを10回ほど行いましょう。肩甲骨周りの動きがグッとよくなりますよ。

次に、手首と腕のストレッチです。左腕を体の正面で肩の高さまで上げます。この時、手のひらが上を向くようにします。右手で左手の指部分を握ったら、左手の指先を地面に向けましょう。そのまま30秒キープします。右腕でも同じように30秒キープしましょう。

さらに、手のひらが自分を向くように手首を曲げます。やはり、左右ともに30秒キープしてください。

体の正面で両腕を肩の高さまで上げます。それから両腕の前腕とヒジを合わせます 【Regina】

両ヒジを離すように腕を横に広げます 【Regina】

両ヒジを背中側に持っていくように胸を広げると、肩甲骨が大きく動きます 【Regina】

左腕を体の正面で伸ばし、右手で左手の指を持ちます。そのまま30秒キープ 【Regina】

左腕を体の正面で伸ばし、手のひらを内側に向けた状態で30 秒キープ 【Regina】

◆体の大きな筋肉もストレッチ

次に側筋のストレッチです。バックスイングがダウンスイングの際に使うことになるので、しっかり伸ばしておきましょう。これは直立した姿勢から単純に体を横に傾けるだけです。左右ともに30秒ずつキープしましょう。

最後に、前屈です。理想をいえば、ヒザを曲げることなく、手のひらを床につけることですが、なかなかそれぐらいまで体が柔らかい人もいないでしょう。自分がヒザを曲げずに前屈できるところまでで大丈夫です。ただ、徐々に手のひらが床に近づくように、普段から柔軟性を高めておくことが大切です。これも30秒間キープします。

体を右に倒して左の側筋を伸ばします 【Regina】

両ヒザを伸ばしたまま、両手のひらが地面に着くまで前傾します。両手が届かない人はできるところまででOK 【Regina】

◆教えてくれたのは…大和田紗羅プロ

おおわださら/1994年生まれ。福島県出身。日本人女子選手として初めて2022年女子ドラコン世界チャンピオンに輝く。公式最長飛距離342ydの記録保持者。ティーチングプロフェッショナル資格 A級とJLPGAジュニアゴルフコーチ資格を持つ

撮影/村上悦子 取材・文/山西英希 取材協力/東京相武カントリークラブ(アコーディア・ゴルフ)
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著者プロフィール

ゴルフが大好きな、素敵な女性たちを応援するRegina(レジーナ)。ファッション、ビューティ、レッスン、ニュース、ショッピング、ゴルフ場予約など、女性ゴルファーに役立つ最新情報を配信します。

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