KBS MAX HL が登場! タメを感じながら驚異的な戻り『40RED』 勝手にしっかりタメて飛ぶ『42WIHTE』 HS50m/sでも叩きにいける『45BLACK』

GEW(月刊ゴルフ用品界)

【ウッド用シャフト『KBS MAX HL』】

KBSといえば、スチールシャフトのイメージだが、近年カーボンシャフトのツアー使用率も増加している。今回はウッド用シャフト『KBS MAX HL』をテスト。44gの『40』(R2、RED)、45gの『42』(R、WHITE)、46g『45』(S、BLACK)の40g台しかラインアップしないが、それ以上に興味深いのが、KBSらしからぬ手元の剛性を緩めたシャフト。今回はこの3種類を常住充隆プロが徹底的に検証する。

まずは動画で

HS49.1m/sでの試打『40』(R2、RED、44g)

フワフワな軽さでも勝手につかまり驚異的な戻りで飛ばす『40』

常住 ワッグルすると軽る過ぎてフワフワ感があり、球が上がりすぎると想像していたのですが、切り返しからの間が勝手にナチュラルに作られるのが分かって、そこからのしなり戻りがハンパない。それによって振り遅れもなくつかまって飛びますね。

【HS49.1m/sでの試打データ『KBS MAX HL 40』(R2)】

HS49.4m/sでの試打『42』(R、WIHTE、45g)

驚異的なしなり戻りでも左に行かない『42』

常住 次に『42』(R)です。シャフトが白で太く見える分、しっかり感を感じます。打ってみると、これだけ軽量で先が戻ってくるシャフトで左に行かず、スピン量も1900rpm というのは驚きです。タメは勝手に作られますが、『40』ほど感じられるわけではありません。タメを作ることができないアベレージ向けですね。

【HS49.4m/sでの試打データ『KBS MAX HL 42』(R)】

HS49.3m/sでの試打『45』(S、BLACK、46g)

HS50 m/sでもシャープに振って叩きにいける『45』

常住 最後に『45』(S)です。打ち出し角15度でスピン量2500rpm という高打ち出し・低スピンのシャフトはあまり無いですね。カラーは黒でしっかり感があり、シャープな印象。叩きにいけるので、HS50m/sでも使えるシャフトです。

とはいえ、メーカーのターゲットはHS40m/s前後のゴルファー。ということで、常住プロにHS40m/sで試打を依頼した。

【HS49.3m/sでの試打データ『KBS MAX HL 45』(S)】

HS41.3m/sでの試打『40』(R2、RED、44g)

HSが遅くても低スピン、中弾道だから、ボールが前に行く!
 
常住 HS40 m/s位で打っても低スピンで、距離はほぼ260ヤード。理由としては打ち出し角が13.5度と抑えられているので、低スピンとの相乗効果でボールが前に行く印象で飛びますね。

【HS41.3m/sでの試打データ『KBS MAX HL 40』(R2)】

HS41.7m/sでの試打『42』(R、WIHTE、45g)

タメができた後の疾走感スピードで飛ばす!

常住 タメがスイング中に勝手に作られてからのスピード感が、クラブ全体の疾走感につながります。HS40m/s前後でもスピードで飛ばすというイメージですね。

【HS41.7m/sでの試打データ『KBS MAX HL 42』(R)】

HS42.6m/sでの試打『45』(s、BLACK、46g)

常住 『45』をHS40m/s位で打つと、ちょっとシンドイかもしれません。低スピンですが打ち出し角が低く、キャリーが出ない場合もあるかも知れませんね。

【HS42.6m/sでの試打データ『KBS MAX HL 45』(S)】

総評

【KBSシャフト】

常住 3タイプで重量は1gずつしか変わりませんが、持った感じと打った印象は全く違いますね。『42』を中心として選ぶ基準としてはHSと、「飛ばすぞ」としっかり叩きたい人は『45』、逆に『40』はボールが上がりすぎてスピン量が多くなりすぎて飛ばない人。とはいえ3種類打ってもらって、スピン量と打ち出し角を見て選んでもらいたいですね。

テーラーメイド スリーブ装着シャフト Qi10 ステルス2 ステルス SIM2 SIM M  KBS MAX HL
18,150円ほか

商品一覧を見る

Yahoo!ショッピング

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

1978年2月創刊のゴルフ産業専門誌「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行。2000年5月から影響力のあるコアゴルファーを対象にネット情報を発信するウエブサイト「GEW」を立ち上げた。各種業界団体と連携、ゴルフ市場活性化への活動も推進中。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント