シャフトを上手くしならせられれば、楽に飛ばせて曲がらない!

Gridge(グリッジ)

【(c)photo-ac】

(記事中の数字やデータは2019年4月27日現在)

身長175センチと、『おっ3』よりも小柄なローリー・マキロイ。

しかし、彼の平均飛距離は312ヤードと、ツアー屈指の『飛ばし屋』です。

使用クラブは、テーラーメイドM5ドライバー(ロフト 9度)、シャフトは、三菱ケミカル Tensei CK Pro White 70 トリプルXなそうです。

その重さは77グラムで、トルクは3.2。

簡単に言うと、重くて硬いシャフトです。重さと硬さの割には、捻じれは生じる感じでしょうか。

マキロイは、そんなシャフトを切り返しできれいにしならせています。このしなりが、効率良くかつ楽に飛ばす秘訣なのです!

シャフトがしなるメカニズム!

切り返しでシャフトがしなるのは、バックスイングでクラブヘッドがトップに向かう直前に、下半身がダウンスイングに入るからです。

石川遼プロの、締まった切り返しをご覧ください。

上半身は飛球線後方を指していますが、ベルトのラインはアドレスの位置まで戻っています。

言い換えると、上半身はバックスイング途中の段階で左足の踏み込みから下半身はダウンスイング開始!

というタイムラグがシャフトのしなりを生むのです。

『クラブヘッドをトップに置いてきぼりにする』そんなイメージが合う方もいらっしゃるかもしれません。

インパクトゾーンは逆しなり!

『絶対にヘッドアップしない!』という強い意識が伺える松山英樹プロのインパクト!

アイアンなので少しわかりにくいかもしれませんが、シャフトは切り返しの時とは逆方向にしなっています(若干トウダウンも起きています)。

これは、インパクトゾーンでグリップの動きよりもクラブヘッドがより速く動いている証です。

アベレージゴルファーには、トップのしなりよりもインパクトゾーンのしなりのほうが難しいと思います。

しかし、この逆しなりができるスイングはとても効率が良く、方向性に優れています。

逆しなりを生むスイング!

逆しなりを生むためには、

『前傾を崩さない』
『グリップを低い位置に降ろす』
『ヘッドがグリップを追い越すのは、両手が右太ももの前にある時』
『右手は左手の上に』

この4つが大切なポイントと思います。

タイガーのこのポジションを見ていただくと、すべてをバランス良く実現していることがわかると思います。

切り返しのしなり、インパクトゾーンの逆しなり、ともに正しい動きをすると自然に生まれるものです。

このシャフトのしなりを活かして、効率良く正確に、そして楽に飛ばしましょう。

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