安定したビッグドローを実現! アスリート& シャープに進化した新『CONQUEST』ドライバー

GEW(月刊ゴルフ用品界)

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マジェスティ ゴルフは3月、『CONQUEST』(コンクエスト)ドライバー(9万9000円)を発売した。

今作は「MY FIRST MAJESTY」をテーマに、ヘッド・シャフト構造から価格に至るまで全てを見直し、今までマジェスティを手にしたことがないゴルファーに「初めてのマジェスティ」を持ってほしいという想いを込めた意欲作になっている。

そこで同クラブをセキゴルフクラブ目黒主宰の関浩太郎氏が試打。徹底解説する。

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関浩太郎が『コンクエスト』を徹底解説

マジェスティ ゴルフというと高級なイメージを持つ方が多いと思いますが、今作はアスリート的な、シャープで強い見た目に仕上がっています。構えた時の顔はトゥ側とヒール側にボリュームを持たせることで、目標方向にスクエアに構えやすい形状になっています。

データを見ると重心距離が40mmと短めに設定されているのでフェース面を返しやすいクラブ構造が想像できます。では早速打ってみたいと思います。

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『コンクエスト』を何発か試打してみました。非常に簡単にドローボールが打てるというのが第一印象です。30ヤードくらい右にスライスする方でも、ほぼストレートボールになると思います。

シャフトは純正のRを打ったのですが、ダウンスイング時の撓りと、インパクト直前の撓り戻りが多めに起きる印象です。一般的に撓りが多いシャフトと言うのはヘッドスピードが上がるメリットがあるのですが、その裏腹にヘッドも多く動くのでミート率の低下に繋がりやすい傾向があります。

ところが今作のシャフトは全長に渡って広範囲かつ、ゆったりと大きく撓るので、ドライバーのミート率に自信のないゴルファーでもミート率アップに繋がると思います。さらにヘッドのカーボンクラウンの範囲を前作よりも広げているので、余剰重量を他の部分に使うことで芯を広範囲にしていることが分かります。

実際に何回か打つ中で左にスウェーしてしまったミススイングがありました。左にスウェーするとシャフトが寝てしまうので、フェースが開いたり、インサイドからインパクトしてボールが右に飛び出しスライスになってしまうことが多いです。

実際にデータを見ても6度右に飛び出していますが、サイドスピンは左に666回転になっており、最終的にはドローボールでフェアウェイのど真ん中に着弾しているのが分かります(上記右側試打データ 参照)。この辺りのミスヒットへの寛容性や方向安定性が、今回の『コンクエスト』の最大の進化だと言えるでしょう。

『コンクエスト』の対象ゴルファーは?

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純正シャフトのRはヘッドスピードが39〜41、スライスに悩んでいるゴルファーが最も恩恵を受けられると思います。

一方で今作は『TOUR S』というシャフトをラインアップすることで、ヘッドスピード42以上のゴルファーにも対応しています。マジェスティというとシニア向けのイメージを持つ方が多いと思いますが、このスペックをラインアップすることで若い方やしっかり振る方にも対応していることが分かります。試打してみましたが、Rに比べて切り返しの撓りにコシがあります。切り返しがクイックな方でもヘッドが暴れないので、しっかりコントロールできると思います。

いずれにしても球筋はドロー傾向。今回の『コンクエスト』は安定したビッグドローが打てるドライバーと言えるのではないでしょうか。

試打スペック
10.5度(R)/9.5度(TOUR S)
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著者プロフィール

1978年2月創刊のゴルフ産業専門誌「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行。2000年5月から影響力のあるコアゴルファーを対象にネット情報を発信するウエブサイト「GEW」を立ち上げた。各種業界団体と連携、ゴルフ市場活性化への活動も推進中。

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