『TENSEI』の飛びに振りやすさとミート率がプラスしたシャフト 『TENSEI Pro Orange 1K』シリーズ

GEW(月刊ゴルフ用品界)

【GEW - ゴルフ通に刺さる最新ギア情報メディア】

三菱ケミカルは3月、『TENSEI Pro Orange 1K』(ワンケー)シリーズ(5万5000円)を発売した。

今作は『CK Pro Orange』シリーズをベースに、先端部の剛性をさらに高めることでトゥダウンによる打点の縦のブレを低減。

トルクを抑えることで左右の打ち出しのズレも抑制されサイドスピンを低減した「曲がらない」シャフトになっている。

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また、カウンターバランス設計の振り抜きやすさはそのままに、マトリクス樹脂の組成・構造を最適化する「Xlink Tech」(クロスリンクテック)を採用することで、炭素繊維のポテンシャルを最大限引き出している。

そこで同シャフトをセキゴルフクラブ目黒主宰の関浩太郎プロが試打。徹底解説する。

関浩太郎が『TENSEI Pro Orange 1K』を徹底解説

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『TENSEI』シリーズは世界中の数多あるシャフトの中で、限りなくプロユースのシャフトです。世界中のトッププレーヤーが愛用しているのがその証拠で、スピードだけでなく技術面も含めて上級者が使うシャフトというイメージです。

前作の『CK Pro Orange』は、我々の中では「乾いた」シャフトという表現をするのですが、ダウンスイング初期の撓りと、インパクト付近の撓り戻りが非常に速く、一言で言うとハードなシャフトでした。その分、自分自身でヘッドコントロールをできるゴルファーには最大飛距離の恩恵がもたらされます。

一方、今作はあくまでも『TENSEI』の中でという注釈はつきますが、良い意味で「しっとり」しました。「しっとり」というのは簡単に言うと撓りと撓り戻りがやさしく、緩やかになったということです。そういう意味では比較的広い層のゴルファーにも手に取ってもらえるようになったのではないでしょうか。

関浩太郎が試打検証

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早速『TENSEI Pro Orange 1K』を試打してみました。やはり前作に比べて撓りと撓り戻りが「しっとり」しており、スイング中のヘッドの位置やヘッドの向きが分かりやすくなりました。そのため格段にミート率が上がるシャフトに進化したと言えます。

1ラウンドを通してみるとミート率に自信がない方や、前作の『TENSEI』を使ってみて、一発の飛びは出るけど、平均すると球がばらついてしまって使うのを諦めたというゴルファーにドンピシャのシャフトです。『TENSEI』の飛距離はそのままに、ミート率がアップしている良い所取りのシャフトと言えるのではないでしょうか。

関浩太郎流『TENSEI Pro Orange 1K』の選び方

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『TENSEI Pro Orange 1K』は豊富なスペックがラインアップされています。選ぶ際は、いつもSを使っている方ならRにするとか、普段使っているシャフト重量よりも5〜10g程度軽いスペックにしてみるとか、いつもよりアンダー目で選んでみて下さい。そうすることで『TENSEI』の最大飛距離を味わっていただけると思います。
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著者プロフィール

1978年2月創刊のゴルフ産業専門誌「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行。2000年5月から影響力のあるコアゴルファーを対象にネット情報を発信するウエブサイト「GEW」を立ち上げた。各種業界団体と連携、ゴルフ市場活性化への活動も推進中。

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