【対談編】『ONOFF AKA』はアベレージゴルファーを救うのか? 永井プロ&坂本プロが徹底検証

GEW(月刊ゴルフ用品界)

【GEW - ゴルフ通に刺さる最新ギア情報メディア】

グローブライドは3月25日、『ONOFF AKA』(オノフAKA)シリーズを発売する。中上級者向けの『ONOFF KURO』(オノフKURO)に対し、『オノフAKA』は多くのアベレージゴルファーから支持されているモデルだ。

そこで、レッスンを通してリアルなアマチュアゴルファーを熟知し、ギアにも精通する永井延宏プロと坂本龍楠プロの二人に『オノフAKA』がゴルファーにどう寄与するのか徹底対談&試打してもらった。

今回はパート1の「対談編」を掲載する。

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まずはレッスン現場で多くのアマチュアゴルファーに触れる永井プロと坂本プロに、アベレージゴルファーのスイングの悩み、クラブの使い方のエラー、そして『オノフAKA』について動画対談してもらった。

アベレージに寄与する『オノフAKA』の工夫された設計

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永井:『オノフ』というブランドが登場した20年前はまだプロモデル全盛で、アマチュアゴルファーもプロと同じものを使うことが幸せでした。そんな中、プロモデルではなくアマチュアにとっての本当の使いやすさを丁寧に考えて作ったのが『オノフ』だと思います。

例えばインナーキックシャフトやアイアンのチタンフェース採用など、グローブライドは以前からつかまりやすさ、振りやすさといった部分でアマチュアのことを考えてクラブ作りをしています。

『オノフ』にもそれが踏襲されていて、さらに「ラボスペックシャフト」などカスタムにも強い。それにライフスタイルに寄り添うという『オノフ』の世界観はゴルファーにとっての本当の幸せを考えていると思います。

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坂本:今回の『オノフAKA』のキャッチコピーは「全芯主義」ですが、ドライバーは前作よりも若干ヘッドが大きいのと、ヒール高が高いので箱型に近い形状になっています。つまり外観からもキャッチコピー通りの高MOIヘッドを意識していることが分かります。

それと現代のクラブはドライバーだけが進化し大型化したことでアイアンとの重心距離の差が開きすぎています。そう考えるとアイアンの重心距離はむしろ長くして、ドライバーとの差を埋めていった方がいいはずです。

その点、今作のアイアンは面長で重心距離が長くなっているので、ウッドからの繋がりが揃っています。セットトータルで振りやすいセッティングを意識していると思います。

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永井:ドライバーのソール側の構造を見ると、『オノフKURO』では3点だったウエイトが、『AKA』では2点になってヒール寄りについている。よりドローバイアスも狙ったモデルだということが見て取れますね。

坂本:現代のクラブ構造を考えると、フェース面をなるべく動かさずに人側が動いたことでヘッドも動いていくのが理想です。ウエイト機能があることで、ヘッドの重さを感じることができるので、ヘッドを振り回してしまう動きも軽減できそうです。現代のスイングにマッチした設計になっていると思います。

【永井延宏プロ】
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞。

【坂本龍楠プロ】
1981年生まれ。神奈川県出身。オーストラリアへ留学してゴルフを学び、2011年「日本プロゴルフ協会」ティーチングプロ合格。自身が運営する新宿御苑ゴルフスタジオでは身体に負荷のかからないスイング理論が好評を博し、公式YouTubeのチャンネル登録数は9万5000人を超える。著書には「逆説のゴルフ」などがある。
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著者プロフィール

1978年2月創刊のゴルフ産業専門誌「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行。2000年5月から影響力のあるコアゴルファーを対象にネット情報を発信するウエブサイト「GEW」を立ち上げた。各種業界団体と連携、ゴルフ市場活性化への活動も推進中。

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