テーラーメイドの新アイアン、3代目『P790』を徹底検証!どう進化した?
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新製品の最大特徴は、同社史上最薄となる厚さ1.5mm(6番と7番)のクロモリ鋼フェースと、ソフト感が増した中空部に搭載の「スピードフォームエアー」に集約されるだろう。前作を超える高い反発力と飛距離性能を発揮するとともに、心地よい打感と打音が得られるヘッドになっているという。
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ロフト角は7番で30.5度の設定。シャフトは「N.S.プロ モーダス3 ツアー105」を標準装着。(「N.S.プロ 950GH neo」は2022年1月発売)。価格は6本セット(5番〜PW)で18万1500円、単品(3番・4番)は3万250円。
新たに誕生した「P790 アイアン」は、どのような進化を遂げたのか? 豊富な試打経験を持つギアの賢者・ソクラテス永井延宏プロに2019年モデルの「P790 アイアン」(#7)と比較しながら様々な角度から試打検証してもらった。
新『P790 アイアン』の第一印象は?
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鍛造・中空構造ですが、一見するとバックフェースのデザインは、マッスルバックを彷彿させます。
ソール幅も前モデルよりもシャープになっていますので、ラフからの抜けも良さそう。〝貫通型スピードポケット〟の装着は、テーラーメイドのお家芸ですが、どのような効果をもたらすのか。早速チェックしていきましょう。
新「P790アイアン」はオフセンターヒットに強い
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オフセンターヒットにも強いですね。特にトゥやヒール側打点の距離の落ち込みに強いのが試打データからも明らかになっています。アマチュアの方はラウンド後半、身体が疲れて伸びあがり、トゥ側へ当たりやすくなる傾向がありますが、新「P790アイアン」なら、性能でカバーしてくれそうです。
また、私のスイングですと、センターヒット時はつかまりのいいややドローボールが得られ、スピードポケットの効果により、払い打ちでも綺麗な放物線を描いてくれました。
もう一度、トゥ側で打ってみましょう。2〜3ヤードほど飛距離が落ちますが、芯で打った時と変わらない弾道でナイスショットになりますね。
飛距離性能、操作性が向上
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先述したマッスルバックのようなソリッドな打感に操作性が加わり、フェースの動きをより感じることができるようになっています。換言すれば、フェースの向いた方向にそのまま飛んでくれる、アイアン本来の機能が備わったということです。
左:2019モデル、右:2021モデル 【GEW - ゴルフ通に刺さる最新ギア情報メディア】
ここが、新「P790アイアン」の興味深いところで、ロフト角は30.5度(#7)で前作同様ストロングの設定ですが、バックスピンが入りつつ、前へ前へボールが進もうとします。かつ、高さを出して距離を刻む、ボールが突っ込み過ぎずに頂点からスゥっと落ちる安心感のあるアイアンらしい弾道。このあたりが前作からの大きな進化といえそうです。
P790 アイアンはどんなクラブか
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特徴をまとめると、
フェースターンがしやすく、厚いインパクトで球がつかまる。
スピードポケットの効果により、払い打ちでも綺麗な放物線を描いてくれる。
高弾道のドローボールを打ちやすく、強弾道で飛距離が伸びる。
の3点に集約されるでしょう。また、PWのロフト角は45度の設定ですので、新しく投入された「Mg3ウエッジ」シリーズとマッチさせると全体のセッティングもしやすいと思います。
SIM2ドライバーも大人気ですが、テーラーメイドの製品開発力の高さを改めて感じました。
【永井延宏プロ】
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞。
口コミ
総合評価 ★★★★★★☆ 6.0 (口コミ4件)
- カタログオタク
- 年齢:55歳 性別:男性 ゴルフ歴:11年~15年 平均ヘッドスピード:41m/s~45m/s 平均スコア:90~99 平均ラウンド数:1ヶ月に1回程度
- 北海道のザル
- 年齢:56歳 性別:男性 ゴルフ歴:21年以上 平均ヘッドスピード:41m/s~45m/s 平均スコア:85~89 平均ラウンド数:1ヶ月に2回程度
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