アメリカから刺客現る!深重心、高MOIに真っ向勝負!〜ソナテック『TD2』ドライバーヘッド

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 近年、アメリカ4大ブランドのドライバー開発競争は熾烈を
極め、「左右ヘッドMOI を高めるべく深重心設計」の方向に向
かっている。確かに左右ヘッドMOI をルール上限である「5, 900g・
立方センチメートル」まで近づければ出球の方向性が良くなり安定
したスピン量を生んでくれる。しかし、中には深重心を知らずに
購入し、スイングを壊してしまった人もいるようだ。このように
深重心設計は万人受けするとは限らない。

重心位置近くにウエイトを配置 アマチュアに朗報でしかない

 一方、「重心距離は短い方がボールは捕まる」と言う理論が
あるが、PCM で様々な計測を行った結果、アメリカブランドは
長い方向、国産ブランドは短い方向が多く、重心距離の平均値
は36.2ミリとなった。これはアメリカブランドの隆盛を見る限り、
重心距離が長い方が良い結果が出ているということだ。

 重心距離が長くなることのメリットとは何か? これは打点
のばらつくアマチュアと打点が揃うトッププロでは真逆になる。
アマチュアはスイートスポットよりもトゥ上に当たる確率が高い。
そこで、当たりやすい場所にスイートスポットを持って行こうと
いう考えから長くなっている。
 
このように、深重心や高ヘッドMOI 設計は日本人ゴルファー
にとって扱い辛い一面があるのだ。この当たりをいち早く着目
し、重心距離は長くするが重心深度はやや浅めで、なおかつ
重心位置に近いところにウエイトを配置することでインパクト時
の当たり負けを軽減することが出来るドライバーヘッドを開発し
たのが、アメリカ発ソナテック社の「TD 2」なのだ。

 今、隆盛を極めるアメリカ4大ブランドに真っ向勝負を挑むソ
ナテック社は今後のカスタムフィッティング業界に旋風を巻き起
こすだろう。

(構成&文/村田辰也) 

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ソナテック
TD2ドライバーヘッド


ロフト角:スリーブによる調整可
ヘッド重量:195g(ウエイト4.5g)
重心距離:39.2ミリ
重心深度:32.5ミリ
軸線深度:14.8ミリ
FP:17.7ミリ
重心角:18度
※PCM調べ

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お問い合わせ先

(株)アドラージャパン

http://sonartec-s.com
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大手・地クラブメーカーの、カスタマイズとクラフト・フィッティングを極める「PCM(プロフェッショナル・クラフトマン・マガジン)」が、ギアとスイング、ショップ情報も発信します。クラブ選びのヒント満載です。

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