三菱ケミカル『TENSEI プロ ホワイト 1Kシリーズ』高初速と飛距離をもたらすシャフト
【GEW - 月刊ゴルフ用品界】
大人気シリーズの新シャフトを永井延宏プロが試打&解説する。
※リンク先は外部サイトの場合があります
三菱ケミカル『TENSEI Pro White 1Kシリーズ』
【GEW - 月刊ゴルフ用品界】
特長はバット側の「1Kクロス」です。これまでのゴルフシャフトは炭素繊維の一束あたりのフィラメント数が3000本(3K)だったということですが、それを今回は1000本(1K)にすることができました。
それによって、より緻密で繊細、かつ強靭な作りこみができるようになっています。それをイメージさせるようなデザインが手元側に施されている点も特徴ですね。
それともう一つは、先端にロゴが配置されていますが、「クロスリンクテック」という構造です。レジンと炭素繊維の関係性を見直したとことで、より強度、弾性率、破断伸度を高めることができ、シャフトの性能を引き出しています。
手にしてワッグルしてみるとそれなりの重量感と手元側のしっかり感を感じます。シャフトの節はミッドの少し先でしょうか。
先端部は大型ドライバーの暴れやブレを抑え、しっかりボールを押し込んでくれるエネルギー効率の良さを感じます。早速試打してみたいと思います。
ギアの賢者・ソクラテス永井試打インプレッション
60S試打データ 【GEW - 月刊ゴルフ用品界】
スピン量も2186回転と抑えられています。何発か打ちましたが、平均的に275ヤード前後、スピン量も2000回転前後に落ち着きます。
続いて50g台も試打
50X試打データ 【GEW - 月刊ゴルフ用品界】
『TENSEI プロ ホワイト 1Kシリーズ』はどんなシャフトか
【GEW - 月刊ゴルフ用品界】
それによって体幹でスムーズにヘッドを引っ張ってくる感覚が出しやすいと思います。そして、中間から先端が適度に動いてくれてグッと厚くボールに当たるのですが、これはやはり「クロスリンクテック」の効果で、当たり負けしないヘッドの直進性とエネルギー効率の良さをシャフトが導き出していると思います。スピード感があり初速も出るシャフトですので、しっかり叩いていけると思います。
現代的な大型ヘッドとの相性も非常に良く、重量帯は50g台〜80g台まで14スペックをラインアップしていますので、是非様々なゴルファーに試してもらいたいですね。
【永井延宏プロ】
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ