ATTAS史上初の「叩ける」中元調子12代目『DAAAS』を徹底検証
【GEW - 月刊ゴルフ用品界】
その『ATTAS DAAAS』の実力は? ギアに精通し試打経験豊富なソクラテス永井延宏プロが検証する。
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『ATTAS DAAAS』の第一印象
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コスメはイエローベースにブラックを組み合わせたグラデーション効果により、シャフト長も短く感じ、いかにも叩いていけそうな雰囲気を醸し出しています。
よく見ると1+3+8=12という数字がロゴの中にプリントされています。これは、歴代の『初代アッタス』の「1」と3代目『アッタス3(サンジョウ)』に8代目の『アッタスパンチ』という叩き系のシリーズを進化させた証なのだそう。
さらに目を凝らすと、手元のシルバー文字が一カ所だけ「アッタァーッス」のカタカナ表記。遊び心が随所に施されているのが分かります。
そのコンセプトは、癖がない振り心地はそのままに、手元部分よりもグリップ下付近を柔らかくしてしならせることで、手元系シャフトよりもしなりを感じる設計という触れ込みです。その性能は果たして? これから思いっきり叩いてみたいと思います。
『ATTAS DAAAS 5S』を試打
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一発目からナイスショット! 手元側からの力強いしなりで、バーンっと叩く感じが手に伝わってきます。叩き系とはいえ、シャフト自体が動く特性があり、そういった意味では大型ヘッドでも右へのミスが軽減される印象。
しなりが大きいシャフトの場合、自分でタイミングを作って、シャフトをムチのようにしならせますが、『DAAAS』では、手元側のしっかり感がありますので、自分でパンチを入れることができる。自分の欲望を満たすことのできるシャフトといえます。
続いて4X、5Xを試打
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最後に5X。私にはこのスペックが合っているようで、ボール初速が最も速かった。5S、4X、5Xの3本の中では「5X」がソフトにやさしく叩いていけました。
データで見るシャフト特性
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5Xは、私にとって適正な重量帯及びフレックスによって導き出されたものですが、改めてフィッティングの重要性を認識した次第です。
ATTAS DAAASはどのような人におすすめか
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でも、シニアゴルファーの方は年齢や体力的な要因から、振り心地の良い走り系を選びがち。そういう意味で『DAAAS』はインパクト時に「ダァーッス」と思いっきり歯を食いしばる感じが欲しいですね。この部分を引き出せると、まだまだ飛ばせますよ。
叩き系というと全体的にガチッとした印象がありますが『DAAAS』はとにかく動きがあるんですね。女子プロが開発にかかわっているそうですが、「女子プロの叩くイメージ」というのがうまく反映されていると思います。
ゴルファーの本能である、「飛ばし」満たすのが12代目『ATTAS DAAAS』といえるでしょう。
【永井延宏プロ】
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞。
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