アームローテーションを使う原江里菜プロは重心距離の短いヘッドで操作性向上

GEW(月刊ゴルフ用品界)

【GEW - 月刊ゴルフ用品界】

6月4日(木)東京ゴルフスタジオ(東京都三鷹市)

今回は今季からクラブ契約がフリーとなった原江里菜プロの登場です。東京ゴルフスタジオはツアーコーチの森守洋氏が主催するインドアスタジオで、こちらでは森コーチが指導する原江里菜プロ、堀琴音プロ、山口すず夏プロ、福田真未プロを含め多くの選手が練習する環境です。

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原プロは、身長164cmと恵まれた体格を持ち、その体格を生かしたスイングで定評がある選手ですが、アームローテーションを使ってダウンブローにターフを取るスイングの為、比較的重心距離の短いヘッドがコントールしやすいのでは? と考えスタートしています。

選んでいただいたのはヨネックスCB301アイアンで比較的コンパクトなヘッドで、重心距離は昨年まで使用のものより短くなります。当初は原プロ本人の希望もあり65g台のカーボンとNS850でテストを開始し、最終的にはやはりクラブの重さをうまく使えるスイングなのでNS950NEO(R)でセッティングし微調整をしています。

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アイアンがうまくハマったおかげで、次にUT#4、#5も使用してすっかり気に入って使用をしていただいています。今回はアイアンの微調整もあったのですが、原プロ本人の希望もありヨネックスGT2 435ドライバーもテストを開始させていただきました。ヨネックスGT2 435はGT2の455と比べてもコンパクトでディープフェースの設計ですが、重心距離が比較的短いため自分でヘッドをコントロールしたい原プロにはピッタリのタイプです。

シャフトはテスト中ですが三菱DIAMANA-Dリミテッドを選択。原プロの練習を見させてもらいながらも、森プロと話しましたが、「重心距離の短いクラブのおかげで、スイングが変わってきました。従来よりスムーズに振れるので、余計な曲がりは出にくいはずです」とのコメントでした。

今回のようにツアーコーチとセッティングを試せるのは正解に早くたどり着けるので助かります。

今回、原プロに提案したクラブセッティングは女子プロの標準とは違っていると考えていますが、やはり、選手のスイングを考慮して、気持ちよくスムーズにスイングできるフィッティングが、大きなポイントかな? と思いました。

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★ヘッド挙動画像
原プロは自分でアームローテーションを積極的に使うため、写真のようにインパクトに向かうときにフェースが開いて、シャフトのトゥダウンがおこったところを、インパクトでフェースローテーションを入れたいようです。

この感覚は長年先が動くシャフトを使ってきたためで、先端があまり動かないシャフトの選択で少しスイングがシンプルになり、スムーズさが増したようです。
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著者プロフィール

1978年2月創刊のゴルフ産業専門誌「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行。2000年5月から影響力のあるコアゴルファーを対象にネット情報を発信するウエブサイト「GEW」を立ち上げた。各種業界団体と連携、ゴルフ市場活性化への活動も推進中。

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