新・貧打爆裂レポート『TW747 460 ドライバー』

Gridge(グリッジ)

【(c)Gridge】

今回の貧打爆裂レポートは、2018年11月16日に本間ゴルフから発売された『TW747 460 ドライバー』です。
いつものようにコースに持ち込んで、ラウンドしました。
ツアープロからアマチュアまで大評判のドライバーの真の実力は? 動画も含めてレポートします。

良いところを集約させて完成させたのが『TW747 460 ドライバー』!

【(c)Gridge】

『TW747 460 ドライバー』は、2018年の秋に発売されて、すぐに口コミで話題になりました。
一見すると目立つ構造ではないのに、打ってみるとすごい、というものでした。
「本間ゴルフ史上最高のドライバー」という噂も耳にしながら、2019年になっていきなり、当時の世界ランキング1位で、リオ五輪の金メダリストのジャスティン・ローズとの契約が発表されて、その直後に優勝するというドラマチックな展開がありました。
優勝クラブとして『TW747 460 ドライバー』が取り上げられる記事を見ながら、ワクワクは最高潮になったのです。
『TW747 460 ドライバー』のシェイプは、海外ブランドのドライバーのトレンドを上手く取り入れています。
大きく見えること、ヒール後方にボリュームがある曲面、シャローバックでありながらクラウンの頂点は打ちやすい位置からずれていない。
何ら欠点がないことは、個性がないということになりますが、良い意味で、そこが良いのだと思いました。
ソールを見ても、特別な溝や機構はありません。変更可能なウェイトが2箇所にあって、フェース寄りに2.5グラムのウェイト、後方に9グラムのウェイトが装着されています。
逆にすれば前重心になって、デフォルトでは後方重心というセッティングです。
『TW747 460 ドライバー』で特殊なのは、「ノン・ローテーティング・システム」という、ロフト、ライ角、フェースアングルが無段階で変えられる仕組みです。
これは、マニアックなゴルファーを満足させる楽しい機能です。極端にいえば、コンマの変化で自分のベストを探れるところが面白いのです。
ヘッド内部は見ることができませんが、「4ファング・テクノロジー」という、4本の牙のようなリブがフェースを裏から支えて、初速アップに貢献するということでした。
試打した『TW747 460 ドライバー』はロフト10.5度。シャフトは「VIZARD For TW747 50」のSフレックス。
構えてみた第一印象は「これはやさしそうだ」と「これ……飛ぶやつだ」でした。
飛ぶと思ったのは、過去に理由がわからないけれど打ったら飛んだというドライバーがいくつかあるのですのが、それらにはシェイプに共通点があり、それを『TW747 460 ドライバー』にも感じたのです。
『TW747 460 ドライバー』は、良いところをあちこちから集めて集約した雰囲気があるドライバーです。
何ら装飾しなくとも、わかる人だけがわかれば良いという感じの潔さも感じました。

打てば良さがわかる強弾道が『TW747 460 ドライバー』の魅力

動画を見てください。
なんだかんだで5ラウンドも使ってしまいました。
良かったのです。いきなりですが、飛距離性能がトップクラスで、ややつかまる傾向があるものの、それ以外は何も考えずに狙ったところに構えて振れば良いという安心感がありました。
最初のボールから完璧でした。ややドローする強弾道の棒球で、飛距離は230ヤードでした。
ヘッドスピード40メートル/秒の僕としては最高に近い飛距離です。
ロフト10.5度だとボールが高過ぎてロスがあるかなぁ、と心配しました。10.5度でちょうど良かったです。
初速感は強いのですけど、弾く感じの打ち応えではなく、やや柔らかめの感じがします。
打音は、音量はやや控えめですが、キレの良い単音で残響はなく、低めの音質です。
好みだと思いますが、このあたりはオールドゴルファーに合わせた感じがしました。
飛距離性能はトップクラスで、方向性もバッチリだった『TW747 460 ドライバー』は、ボールを曲げるのは少し苦手です。
少し曲げようとしてもストレートからややドローになってしまいます。
大きく曲げることはできますが、微調整には鈍感でした。これが、結果として狙い通りの位置に打ちやすいと感じた要因になったようです。
試打した『TW747 460 ドライバー』のシャフトも合っていたのだと思います。
シャフトのバリエーションが多いので、自分に合ったものを選べるところもこのドライバーの魅力です。
『TW747 460 ドライバー』は、2019年のドライバーのトレンドになっている、とらえる動きが強いドライバーが合わないと感じているゴルファーにオススメします。
『TW747 460 ドライバー』は、ツアープロが使っているから難しいのではないかと心配する必要がないドライバーです。
腕前に関わらず、誰でも打てます。
一つだけ注意が必要なのは、打ち出しは高めに飛びますが、ボールを上げやすいわけではないということです。
だから、ボールが低いというゴルファーだけには向いていない可能性が高いのです。
2019年の時点で、この3年間ぐらいのいろいろなテクノロジーを集約して、良いとこ取りしたのが『TW747 460 ドライバー』です。
変なこだわりを持たずに、ナチュラルに打ってほしい1本です。

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