【バーベキューの荷物のノウハウ】車につめ込む荷物順や段取りについて

アウトドアハッカー

【写真AC】

自分たちで準備するバーベキューは、あれもこれもとトランクに入れているうちに、車の後ろが見えづらくなってしまいがちです。運転の支障にならないよう安全面にも配慮して、荷物は必要なものを効率よく積んでいきたいものです。

今回はバーベキューの準備段階で車に積載する荷物について、便利な方法や段取りについて紹介します。

持参する荷物はバーベキュー会場をイメージして

バーベキュー会場や参加メンバーで必要な荷物は変わってきます。また、季節によっても車に載せる荷物は違いますよね。暑い時期には、クーラーボックスには多めの保冷剤が必要ですし、寒い時期は暖房用の用品も持っていきたくなるものです。

そのほか、車で現地まで行ける場合はすぐに荷下ろしできますが、荷物を遠くまで何度か運ぶ必要のある場合は、キャリーなどを手前においておく必要があります。
バーベキューを楽しむ前から、どんなバーベキューになるのかをイメージしておきましょう。そうすると車につめ込む荷物やその量、載せる順などが考えやすくなり、段取りよく準備がすすみます。

ひとまとめにできる「かご」を用意

こまごまとしたバーベキュー用品をまとめてかごに入れておくと、荷物を運ぶときも現地に着いて使うときも、どこにあるのか分かりやすくなります。特に小物は、個別の袋に入れてからかごに入れておきましょう。
また、常にかごやボックスに入れておき、家庭で保管する時もバーベキューセット一式としてそのまま保管しておくのがオススメ。使用する時にそのまま持ち出せば、必要な物を忘れる可能性も低くなります。

かごを新調する場合は、持ち運びにも便利なショルダーベルトのついたコンテナボックスがおすすめです。

不要なものは持っていかない

何度もバーベキューをしていると、自分たちに必要なものが把握できてきますが、最初は「つい使うかも」と、なんでもかんでも車に載せてしまいがちです。
余計な荷物は、そのぶん運んだり片付けたり手間もかかります。そこで、バーベキューで結局使わなかったという声が多い物をお伝えします。

ラジカセ
「音楽をかけたりラジオを聴いたりしたい」と持っていってみましたが、「みんなで話してて使わなかった」「鳥の鳴き声や川のせせらぎなど自然の音を楽しめた」といった理由で使わなかった声を多く聞きます。水をこぼしたり、雨が降ったりすると壊れる原因になるので、特に不要でしょう。
最近はスマートフォンでも音楽やラジオを聞けるので、いざとなったらスマートフォンを頼りましょう。

ちなみにカラオケなどを楽しむ人もいますが、周りのキャンパーからあまり歓迎されないので気をつけましょう。

フリスビーやサッカーボール、野球道具などの遊び用品
バーベキューを楽しむ場合は、近くに公園や散策できる場所が多く、持参した遊び道具は結局使わないことも。また、球技を楽しむにはスペースが必要ですし、ほかの人の迷惑にもなりがちです。

また遊びが過ぎるとボールを川に落としてしまったり、森のなかに探しに行くことになってしまったり、紛失してしまったり…と後悔する可能性も高いです。

一番先に使う道具は後に載せる

現地についたら、まずは何を使用しますか? 自分たちが最初に使いたいものをイメージできたら、それを一番後に積むようにしましょう。
また、家族だけや少人数でする場合など個々の状況によっても、すぐに必要なアイテムは変わってきます。何はともあれ、まずは何をするのかイメージして車につめ込むようにしましょう。

食材を当日購入する場合はクーラーボックスを手前に
当日に肉や新鮮な野菜などを買う場合、クーラーボックスはすぐ使えるよう、トランクを空けてすぐの一番手前の場所に置いておきましょう。またクーラーボックスの上のスペースには何もおかないようにします。
飲み物などの冷却用に氷が必要になったりする場合もあるので、クーラーボックスは出しやすい位置にあると、何かと便利でおすすめです。

テーブルセットやイス
荷物置場として最初にテーブルセットやイスを組み立てると便利です。また、テーブルセットは、設営と同時並行して食材を準備したりキッチン小物を分けたり作業用にも使えます。

タープやテント
真夏で直射日光が当たる場合は、日よけのタープがあると快適です。小さい子どもがいる場合は、テントを組み立てるとそこでしばらくゆっくりすることもできます。また、テントのなかでそれぞれが作業をすることもできます。
タープは意識しないと、案外トランクの奥にしまいがちです。すぐ取り出せる場所に積みましょう。

バーベキューのコンロとクーラーボックス
お腹が空くことが予想され、とりあえず食事がしたい場合は、食材を焼きながら準備をしていく手もあります。
とりあえずバーベキューセットを用意して火が通りにくいものから焼いていけば、段取りよくお腹が満たされます。物によって大きさも違いますが、手前に積めるよう工夫しておくと便利です。

たき火をする場合
寒い時期に、たき火など本格的なバーベキューが楽しめる場所だと、まずは火をおこして身体を温めながら準備をしていく方法もありますね。
この場合は、炭や着火剤、チャッカマン、火ばさみや軍手などを一つのかごに入れて、すぐに取り出せるようにしておきましょう。

おすすめの荷物を出す順番は「タープ→イス→テーブル、クーラーボックス→コンロやその他」

迷ったときには、タープ→イス→テーブル、クーラーボックス→コンロやその他のパターンでいきましょう。

タープを最初に出すことで、場所取りに使うことができますし、日よけや目隠しなどにもなり準備作業がしやすくなります。その後、イスを出していくことで、参加者がそれぞれ自分たちの荷物をおくことが可能になります。
次に、テーブル、クーラーボックスを出すと、食材の準備に取り掛かることができます。コンロは、食材を焼く30分前に着火をすれば間に合いますので最後でOKです。

3つ以上あると便利なクーラーボックス

10人以上の大勢が参加するバーベキューでは食材も多くなるので、大きなクーラーボックスが3つほどあると便利です。以下使い方をまとめてみました。

その1「1つは氷や保冷剤だけを入れ、1つは保冷剤と食材ドリンクを入れる」
1つは氷や保冷剤だけを入れましょう。バーベキューが始まると、思った以上に早く氷は溶けてなくなってしまうため、保冷剤だけを入れてできるだけ長持ちさせましょう。

1つは保冷剤と、肉やビールなど冷やす必要のある食材ドリンクをメインにいれます。もしスペースが足りない場合は、冷やさなくてもよい野菜やソフトドリンクなどは出しましょう。しっかりつめた方が保冷はできますが、荷物を積みすぎるとかなり重くなり持ち運べなくなってしまうので、運べる程度につめこむようにしましょう。
このとき、2リットル入りのペットボトルに水を入れて数日前から冷凍庫で凍らせておき、保冷用として使う方法がおすすめです。中身を飲料水やお茶にすれば溶けてもおいしく飲むことができます。
凍らせるときは、膨張しても大丈夫なように、市販の水分量より少し減らしてから凍らせます。こうすることで、うまくクーラーボックス内で重ねることができます。

その2「もう1つは道具箱として使う」
最後の1つは、買いだした備品(紙コップやおはし、紙皿、ゴミ袋。場合によっては包丁、まな板、ボウル)をひとまとめにして入れます。現地に到着後すぐ必要になるものをまとめておくことで、一度にテーブルの上に出すことができ、すぐに準備に取り掛かれます。

準備をすすめながら、空になったクーラーボックスをドリンク用食材用と分けても良いですね。お好みで使用しましょう。

出したら1か所にまとめたり、車に入れておく

バーベキュー場に到着すると、とりあえず車の荷物をすべて下ろしていくかと思いますが、バーベキュー用品は似たようなものを持っている人が多く、お隣のタープなどが同じもの…ということもあります。どの荷物がだれの物か把握できませんので、袋や箱などは出したら車に入れたり、一か所にまとめたりしておくと安心です。
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バーベキュー、キャンプ初心者に送るWebメディア。キャンプやバーベキューの場所、用品やグッズ、レシピやメニュー情報、その他アウトドア情報を取り扱うWebメディアです。

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