脚が太くなるのはなぜか、その理由を考えたことありますか？脚が太くなってしまう原因は人によって違います。その原因にあった対策を取ることで、目標としていた理想の脚に近づけるかもしれません。今回は、その原因とそれぞれに合った対策方法をご紹介していきます。脚痩せしたい方、必見です！

ダイエットをしてお腹周りは細くなったけれど、脚だけは細くならない・・・。そんな経験はありませんか？

脚を細くするには個人差があり、「これをすればみんなが痩せる」と言ったスペシャルな方法は実はありません。それぞれの理由によって、脚の太り方・痩せ方は異なるんです。

脚痩せをしたいなら、まずなんで自分の脚が太くなったのか、その原因を明らかにすることが大切です。太っているわけでもなく、上半身は細いけれど脚の太さが気になるという方も、脚だけが太くなる原因がどこかにあるはず。脚が太くなる理由をいくつかご紹介します。

＜脚が太くなる原因＞
1.身体のむくみ
2.骨盤の歪み
3.間違った歩き方
4.浮き指
5.運動不足
6.筋肉のつきすぎ
7.猫背・反り腰

このような理由が挙げられます。ここからは、それぞれの原因と対策についてご紹介していきます。

むくみは、必要以上に水が体内に残ってしまうことによって起こります。いわゆる「水太り」の状態です。むくみは、ただ水分を過剰摂取しただけでは起こりません。本来は血液や体液として循環し余分な水分は体外に排出されますが、血行が悪かったり塩分を取りすぎたりすることで、摂取した水が体内に残ってしまうことで起こります。

むくみにも様々な原因があるんです。むくみでお悩みの方は、当てはまることが多いのではないでしょうか。

むくみの原因（1）：身体の冷え

身体が冷えると、血液の循環が悪くなる→老廃物が溜まりやすくなる→むくみやすくなります。老廃物は脂肪とくっついてセルライトになってしまうので、更に怖いですよね！冷えによるむくみは、しっかりストレッチやマッサージすること、お風呂などで体を温めて血行を良くすることが大切です。

むくみの原因（2）：塩分の過剰摂取

塩分の過剰摂取をすると、身体が塩分を薄めようとして水分を体内に溜め込みやすくします。そこで溜まった水分が、むくみの原因となってしまいます。また、塩分は食欲を増進させるのでダイエットには大敵！塩分の摂りすぎには、気を付けましょう。

むくみの原因（3）：代謝の低下

運動不足や睡眠不足によって代謝が低下していると、本来排出されるはずの水分がなかなか体外に出ていきません。体内の水分量が増えることで、むくみに繋がります。若いころに比べてむくみやすくなったという方は、代謝の低下が原因かもしれません。

骨盤の歪みも脚が太くなってしまう原因のひとつです。骨盤は、身体の中心とも言える大切なところ。その大事な部分が歪んでいると、全身が大きく歪んでしまいます。

骨盤あたりに位置し姿勢の補正を行う「腸腰筋」や、太ももの内側にある「内転筋」という、骨盤を正しい位置に整える筋肉の衰えによって骨盤は歪んでしまいます。その結果、骨を支える筋肉のバランスが悪くなり、血液やリンパ液の巡りが悪化。結果的に、代謝が悪い体になってしまいます。また、エネルギーの消費率も悪くなるので、太ももに脂肪がたまりやすくなるのです。

骨盤が歪んでいない方の場合、歩行するときには脚全体の筋肉を使いますが、骨盤が開いていると、下半身で最も大きな太ももの筋肉に、集中的に力がかかります。そのため太ももにだけ異常に筋肉がついてしまうということになるのです。

そして、猫背によって骨盤が前傾して太ももの前の部分が太くなったり、O脚になったりしてしまうと、さらにスラリとした美しい脚から遠のいてしまいます。

特に女性は妊娠・出産で骨盤が開いてしまうもの。脚を組んだり片足立ちといったことも骨盤の歪みの原因となるので要注意です。無意識でやってしまう方も多いのではないでしょうか？女性は、男性よりも骨盤が歪みやすいので注意が必要。

骨盤の歪みを起こさないためにも、普段の生活習慣を見直してみる必要があるかもしれません。

脚が太くなる原因は歩き方にもあるんです！こんな歩き方をしていませんか？

間違った歩き方（1）：つま先重心

つま先に体重がかかっていると、ふくらはぎだけが太くなってしまいます。かかとから着地することを意識すると負担がかかりませんし、程よく筋肉が伸ばされるのでむくみが解消されていきます。意識してみると良いかも。

間違った歩き方（2）：歩幅が狭くて早歩き

早歩きは一歩の脚と脚との間隔が狭くなり、ふくらはぎの筋肉が頑張って地面を蹴ろうとするので、結果脚は太くなってしまいます。

どんな歩き方が正しいか、それは歩幅を大きくゆっくりとること！ふくらはぎの筋肉が気になる方は特にゆっくり歩くことを意識してください。そうすれば脚に負担がかからずに太くなることもありませんよ。

浮き指って知っていますか？サイズが合わない靴を履いていると、浮き指になってしまうんです。浮き指は、力を抜いた足の指を曲げると90度以上反ってしまう状態ことです。歩いている時に足の指に力が入っていない状態のことを言い、かかと重心になってしまうため、太ももなど脚が、不自然に筋肉がついて太くなってしまうんです。

つま先重心でもかかと重心でもダメで、しっかり足裏全体で体重を支えることを意識してみてくださいね。この癖を改善するだけでも、脚のラインが変わってきます。

運動不足も脚が太くなってしまう深刻な原因のひとつ。カロリーオーバーな食生活、運動不足な生活が続くと、太ももに脂肪が付きすぎた状態になっています。

まずは食習慣を見直すこと。そして、適度な運動を取り入れて、摂取カロリーよりも消費カロリーを増やしていきましょう。いきなり激しい運動を始めてしまうと、上手く続かなかったり、怪我をしてしまう可能性もあるので、あまり良い方法とは言えません。まずはやれることをコツコツと行っていきましょう！

マッサージや運動、ストレッチによって脚の筋肉を鍛えることによって脂肪が燃えやすくなるので、脚痩せに繋がりますよ。

学生時代に運動部だった方や、日常的にスポーツしている方は、ふくらはぎの筋肉がボコっと“ししゃも足”になってしまうこともあります。この“ししゃも足”ってなかなか直らないですよね・・・。

筋肉が少ないと身体の基礎代謝を下げてしまうので適度に筋肉はついていたほうが良いですが、筋肉のつき方が良くないのは問題。筋肉もマッサージによって柔らかくなったり、付き方が変わってきたりするので、諦めることはありません！

筋肉質な脚の持ち主なら、基礎代謝は高いかもしれません。きっと脚痩せしやすいはず。気付いた時にマッサージやストレッチをして筋肉を柔らかくしていきましょう。また、ふくらはぎにだけ負荷がかかるようにトレーニングは避けましょう。

猫背や反り腰などの姿勢の悪さも、脚が太くなってしまうんです。

・猫背

デスクワークが長いという方は、どうしても前かがみになり猫背にもなりがちです。猫背だと肩や頭が前に出るため、胸郭が広がらず呼吸が浅くなります。呼吸が浅く酸素が十分に取り込めないと、代謝が低下して太りやすい身体になってしまうのです。

さらに間違った姿勢をしているときには、お尻や内ももの筋肉が上手に使われず、脚が太くなりやすくなってしまいます。

・反り腰

反り腰とは、腰が反ってしまう状態のこと。姿勢を保持するための筋肉が上手に使えていないと、骨盤は前に傾き、体の「前に倒れそう」になる力に負け無いようにバランスをとろうとして、反り腰になってしまうのです。

反り腰になってしまうと、腹筋やお尻の筋肉をあまり使わず、下半身太りやお尻が垂れ下がる原因となってしまいます。脚も太くなってしまう可能性が高いので要注意！自覚がない方でも反り腰になっている女性は多いものです。鏡を見て、お尻が突き出たような姿勢になっていないか、腰に過度なカーブが生まれていないかチェックしてみましょう。
 
女性なら一度は悩んだことがあるであろう、脚が太くなってしまう原因と対策について、今回はいくつか例を挙げてご紹介していきました。参考になりましたか？

脚を細くしたいなら、まずは自分の脚が太くなってしまう原因をしっかりと探ることが大切。その原因によってやるべき対策は全く異なるので、自分で勝手に判断はせずに、周りの人に自分の脚はどれに当てはまるか、一緒に考えてもらうのも良いかもしれません。



橋本 綾香
1989年生まれ、富山県出身。学生時代はテニス、チアリーディングに明け暮れる。趣味は書道、料理。書道については師範の資格を持つ。 現在はIT企業に勤務。継続的に行える運動を中心に、自分に合うダイエット法を模索中。
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