つかまる、やさしい『NEW egg 5500 ドライバー』全てのゴルファーを笑顔にする
【GEW - 月刊ゴルフ用品界】
今回は適合モデル『NEW egg 5500(ゴーゴー)ドライバー』、『NEW egg 5500 ドライバー impact』の2モデルを、試打経験が豊富なギアの賢者ソクラテス永井延宏プロが、トラックマンを用いて検証する。
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つかまる、やさしいNEW egg 5500 ドライバー全てのゴルファーを笑顔にする
NEW egg 5500ドライバーを永井プロが解説
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プロギアによると、2016年以降に発売された各社のドライバーの重心角を計測したら、その平均は23度だったとか。37度の重心角は業界最大値だそう。
永井:クラブを指の上に乗せた時にフェースの傾く角度ですが、これがどういう影響をもたらすのか? 私がレッスン時、まず最初に見るのがトップのフェース向きなんですね。そもそもゴルフクラブというのは、自然な状態ではトゥが下がるように設計されています。
と、いいますと?
永井:現代のドライバーは、460の大型ヘッドが主流で、トップの位置でフェースがやや下向きになる傾向があります。これはスイング理論でいうと「フェースが開いた状態」で、クラブ自体がそうなりたがっている。決してゴルファーのせいではありません。
『NEW egg 5500 ドライバー』の場合は?
永井:37度の大重心角により、自然にフェースが上を向きます。一般的なドライバーですと、自分でフェースを上に向ける努力をしないといけません。
スイング理論でいう「右手首の絞り」だったり、左手甲を折った「フラットリスト」でスクエアに戻してきますが、『NEW egg 5500 ドライバー』では、そういった難しい動きをしなくても自然に球がつかまる、という説明が分かりやすいでしょう。
球がつかまる仕組みとは?
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慣性モーメントが大きいのも特徴です。
永井:ソールに刻まれている5500は大慣性モーメットを表わしていてインパクトでヘッドがボールにスクエアに向う正面衝突の形を生み、ミスにとても強いと言えます。
そして、プロギアらしいのが、ソール面を細かく溝で折りこんでいる点。余剰重量を生み出し、後方部のウエイトと相まって上下、左右の周辺重量配分を可能にしている。「やさしいクラブ」と言葉にするのは簡単ですが、非常に手の込んだ設計や工夫が施されているのです。
NEW egg 5500 ドライバー impactはどんなドライバーか
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1インチ短いことでミート率をさらに引き上げ、重いヘッドがインパクトの効率を高めています。ドライバーが苦手な人の多くは振り切れず、当てに行くスイングになりやすいですが、クラブが短いことで安心感もあり、しっかりと振り切れるようになるので飛距離や方向性がよくなります。
NEW egg 5500をトラックマンで検証
PRGR NEW egg 5500 ドライバー 永井プロトラックマン試打データ 【GEW - 月刊ゴルフ用品界】
設計通り、球のつかまりの良さ、深重心が良く出ていて、高打出し(15.9度)&低スピン(2090回転)弾道。小FPで、深重心的な性能が出ていると感じました。「大重心角」と「高慣性モーメント」によって、好結果として数値に表れています。
『impact』(M43、10.5度)は?
PRGR NEW egg 5500 ドライバー impact 永井プロトラックマン試打データ 【GEW - 月刊ゴルフ用品界】
『impact』の方が5gほど総重量は重くなりますが、重さだけで決めつけない方が良いでしょう。ゴルフを楽しむには飛ばしも大事ですが、何よりもフェアウェイをキープすること。 「曲がらない」という安心感と、短尺で叩ける「低スピン弾道」は、インパクトで手を使うゴルファーの武器になります。
対象ゴルファーは?
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『NEW egg』を若年層にも手に取ってもらい、「年齢」「性別」「既成概念」にとらわれない飛び、やさしさを求めるゴルファーに是非使ってもらいたい。
永井さんがコースに持っていくならどっちのドライバー?
永井:楽に飛ばせて、方向性のいい45.25インチの『NEW egg 5500 ドライバー』ですね。朝イチからまったく不安なく打っていける安心感があるから、笑顔も増えそう。「やさしいクラブ」なのに、難しい説明をたくさんしましたが、最後はスマイルで締めたいと思います(笑)。
【永井延宏プロ】
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞。
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