藤田さいきプロのクラブセッティングに迫ってみた!

GEW(月刊ゴルフ用品界)

【GEW - 月刊ゴルフ用品界】

クラブ契約がフリーの藤田さいきプロのクラブセッティングに迫ってみました(7月2日(火)資生堂アネッサレディスオープン(神奈川県、戸塚CC))。

藤田プロは、ここ数年カスタムクラブでツアーを戦ってきましたが、昨年中盤以降にウッドをナショナルブランドに変更。今年中盤のヨネックスレディスからアイアンを変更して、翌週にはウエッジを交換。開幕戦からはすべて変更となりました。

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現在は、ドライバーとFWがキャロウェイ『EPICフラッシュ』、UTがテーラーメイド『M6レスキュー』、アイアンはヨネックス『CB501 フォージド』(#5〜PW)、ウエッジはキャロウェイ『マックダディ フォージド』の組み合わせ。

これらのクラブ選択は現在のLPGAツアーでも実績があり、使用率の高いセッティングで、さすがはクラブ選択眼のある藤田プロならではです。

TENSEI CKPro オレンジ 【GEW - 月刊ゴルフ用品界】

キャロウェイの『EPICフラッシュ』には最終的に三菱ケミカルの『TENSEI CKPro オレンジ』を装着。

『EPICフラッシュ』のような高慣性モーメントのヘッドには先端剛性の高いシャフトが合うようで、飛距離増と球の曲がりが減少したようです。この組み合わせで戦う女子プロは非常に多い状況です。

UTは使用率の高いテーラーメイド『M6レスキュー』に藤倉コンポジット『ダイアモンドスピーダー』を採用。低トルクのシャフトでグリーンヒット率が相当上がったようです。

N.S.PRO 950GH neo 【GEW - 月刊ゴルフ用品界】

LPGAで使用者の多いヨネックス『CB501 フォージド』とキャロウェイ『マックダディ フォージド』には、この夏発売の日本シャフト『N.S.PRO 950GH neo』を装着。

このシャフトも従来品に比べて先端剛性が高く、高慣性モーメントのアイアンとは相性が良いようです。開幕戦優勝の比嘉真美子プロなど多くのプロがリシャフトしています。

藤田プロはヘッドスピードが43〜44m/sでLPGAではハードヒッター。

当然、飛距離と同時に曲がりが大きいこともありました。しかし、今回のセッティング変更で、少しソフトに振っても落ちない飛距離と、曲がりが抑えられたシャフト選択に成功し、ニチレイレディスからアース・モンダミンカップまでの4ラウンドでアンダーパーと優勝が狙える状況にまでなりました。

いまのフリーのプロに是非勧めたいセッティング例です。

藤田さいきプロ クラブセッティング
ドライバー:キャロウェイ EPICフラッシュ(9度)
シャフト:三菱ケミカル TENSEI CKPro オレンジ(50S)
フェアウェイウッド:キャロウェイ EPICフラッシュ FW(13.5度、15度、18度)
ユーティリティ:テーラーメイド M6レスキュー(19度、21度、24度)
アイアン:ヨネックス CB501フォージド(5〜PW)

解説
【長瀬 貞之】
1979年よりマグレガーゴルフジャパン、タイトリストジャパンを経て、現在のB-hit代表としてトーナメントサービスカーの運営をする。
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著者プロフィール

1978年2月創刊のゴルフ産業専門誌「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行。2000年5月から影響力のあるコアゴルファーを対象にネット情報を発信するウエブサイト「GEW」を立ち上げた。各種業界団体と連携、ゴルフ市場活性化への活動も推進中。

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