マルマン『SHUTTLE GOLD』をテスト!この飛距離だとバックティーからプレーするべき?

GEW(月刊ゴルフ用品界)

【GEW - ゴルフ用品界】

マジェスティゴルフから先頃発売されたマルマン『シャトルゴールド』のドライバーと7番アイアンを、豊富な試打経験を持つギアの賢者・ソクラテス永井延宏プロとGEW片山三将がテストした。

片山はドライバーのヘッドスピード43。53歳という年齢にしてはやや速い方で、以前はバックティーからプレーするのが当たり前だった。しかし、シニアになって飛距離が急激に落ち込み、今はレギュラーティーでのプレーを余儀なくされている。「もう一度、バックティーから回りたい!」そんな思いで日々飛ぶクラブとの出会いを求めている・・・

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『シャトルゴールド』7番アイアンからテスト!

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永井:『シャトル』といえば、お助けクラブというイメージがありますが、そのやさしさを『シャトルゴールド』は進化させたという位置づけ。ということで、まずは片山さんに7番アイアンを打ってもらいますが、構えた印象は。

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片山:いわゆる飛び系アイアンという位置づけでストロングロフト設計(7番で27度)とのことですが、構えた感じはロフトが立っている印象はありません。

では、打ってみます。

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片山:オー、高い!

永井:ボールを見上げる顔の角度が普通の7番とは一段違いますね!ストロングロフトのボールの上がり方じゃないですよ。

片山:かなり早い段階でボールがネットを直撃しました。ちょっとビックリですね。では、もう一発打ってみます。

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永井:いやあ、これも高い。ショートアイアンやウエッジくらいの高さですね。でも、ただ上がるだけではなく飛んでいます。データも191ヤードですよ。

片山:僕は7番アイアンだと普段150ヤードなので、3〜4番手は違います。

永井:ちなみに190ヤードだと普段は何番ですか。

片山:場合によりますが、いつもは4番アイアンやユーティリティです。

永井:ですよね。その番手ではあそこまでの高さは出ませんよね。それにしても衝撃的です。

ロフト10.5度、Sフレックスの『シャトルゴールド』ドライバーをテスト

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片山:ヘッド体積が460cm³のわりにはコンパクトに見えます。全体的にしまった印象です。

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永井:オー、いい弾道ですね!音もすごくいい。

片山:ええ、音は少し高めですが、しっかりとした打ち応えを感じます。

永井:カーボンクラウンだと音がこもってしまうクラブもありますが、このドライバーはしっかりとした金属音ですし、飛距離も246ヤード出ています。

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片山:そうですね、僕にとっては十分な飛距離だと思います。あと、実は今ちょっとトウ寄りに当たったミスでしたが、当たり負けしませんでした。

永井:そうですね。かなりスイートエリアも大きいので、曲がりも少ない。片山さんに何発か打ってもらいましたが、安定して240ヤードを超えて曲がりも少ない。このドライバーに、190ヤード打てる7番アイアンならコースが短く感じる。これだけ飛べば、バックティーから回らないとコースが短過ぎるんじゃないですか!

片山:そうですね、ここまで飛べば自信を持ってバックティーから回れる。なんか、嬉しくなってきました。

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永井:『シャトルゴールド』のターゲットはクラブにやさしさを求めるエンジョイゴルファーということですが、片山さんのように飛距離やボールの高さをクラブにカバーしてもらい、その上でアスリート感を楽しみながらバックティーで回るというプレースタイルも見えてきます。

永井プロ試打データ(左:7番アイアン、右:ドライバー) 【GEW - ゴルフ用品界】

私も打ってみましたが、ドライバーもアイアンもポンっとクラブを置くだけでフェースが目標を向いてくれますし、素直に振るだけでボールが上がって飛んでくれる。ゴルフの一番の醍醐味は、高く上がって飛ぶこと。その結果が、とにかく出やすいクラブという印象ですね。
【永井延宏プロ】
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞。
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著者プロフィール

1978年2月創刊のゴルフ産業専門誌「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行。2000年5月から影響力のあるコアゴルファーを対象にネット情報を発信するウエブサイト「GEW」を立ち上げた。各種業界団体と連携、ゴルフ市場活性化への活動も推進中。

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