最先端ウェアでホノルルマラソン(1) 着るだけで心拍が取れるすごいヤツ

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心拍トレーニングって何?

ホノルルマラソン前日のエキスポ会場、ドコモブースは人でいっぱい! 【スポーツナビDo】

 ハワイコンベンションセンターは、東京ビッグサイトや幕張メッセのような造りになっており、1階の広大なホールにはさまざまな企業のブースが並んでいる。その中の1つにドコモのブースを発見。「海外1dayパケ」のPRも盛んに行われており、多くの人で早くもにぎわっていた。その一角には「Runtastic for docomo」と「C3fit IN-pulse」も展示されており、こちらも多くのランナーが興味深そうに説明を受けていた。

ドコモの石井美雪さん(中央)。杉山がアプリとウェアの使用方法をしっかりレクチャーしてもらう 【スポーツナビDo】

 僕たちがこのエキスポにやって来た大きな理由は、レース本番で仕様するアプリとウェアの説明を聞くためだ。担当してくださったのはドコモのライフサポートビジネス推進部ヘルスケア事業推進パートナーサービス開発担当の石井美雪さん。ウェア、アプリの有用性など1つ、1つ丁寧に説明していただいた。

アプリで表示される心拍ゾーン。5段階のレベルに分けられており、それぞれ目的別の心拍トレーニングの目安となる 【スポーツナビDo】

 そもそも、「C3fit IN-pulse」で心拍数を計測することが、どのような有用性があるのか?

「運動強度、すなわち心臓への負荷がどれだけかかっているのか、そういった心拍トレーニングを個人で手軽にできるようになります」と石井さん。「Runtastic for docomo」で表示される心拍ゾーンは下から順に「イージー」「脂肪燃焼」「有酸素性」「無酸素性」「レッドライン」と5つあり、各ゾーンごとにその心拍トレーニングで得られる効果が分かりやすく説明してある。
「例えば、ダイエット目的の方は脂肪燃焼ゾーンの心拍数をキープしていただければ、高い効果を得ることができます。この心拍数が高すぎると心臓に負担がかかり過ぎているということになりますし、逆に低すぎると効果があまり得られない、というように目的に合わせたトレーニングの目安にすることができるんです」

効率よくトレーニングをするために

こちらがレースで実際に着用するウェア。胸間の部分にはデータをスマートフォンに転送するトランスミッターが装着されている 【スポーツナビDo】

 一方、ウェア素材そのものはどうだろうか?

「基本的にはゴールドウインさんのノウハウが詰まったコンプレッションインナー(加圧により運動性能の向上、疲労回復を目指したウェア)なので、機能、着心地などはとてもいいものになっています」

 そこに、東レ株式会社とNTT株式会社が開発・実用化した機能素材「hitoe」が活用されているわけだが、サイズ合わせも兼ねて試着してみた杉山さんによれば「違和感は特別感じない」とのこと。さらに、取得したデータをスマートフォンに転送するトランスミッターを胸間の部分に装着するのだが、こちらも異物感などは特に感じないとのことだった。
「これまでにもベルト型や時計型で心拍データを取得できるものはありましたが、それですと途中でずれてしまったり、装着したところがかぶれてしまうことがありました。ですが、こちらのウェアでしたら着心地は自然ですし、コンプレッションインナーを着る要領で心拍データを取ることができます。世界で唯一のウェアです」

「Runtasticとドコモが提携したことで、最先端のウェアと連携したアプリの提供が実現しました」と力を込めた石井さん。アプリに関しても、「Runtastic for docomo」であれば、世界的に多くのユーザーを獲得している「Runtastic」の6種類のアプリと30種類のトレーニングプランが月額350円で使い放題という破格の価格設定。もちろん、これまで「Runtastic」で蓄積したデータは「Runtastic for docomo」に移行することができるので、従来のユーザーは安心して乗り換えることができ、今まで以上にお得にアプリを使用することができる。

「ランニングをされている方やそのほかのいろいろなスポーツをされている方は、それぞれの目的があると思いますが、心拍トレーニングを取り入れている方はまだ多くはないのではないでしょうか。ダイエット目的や健康維持を目的の方にも心拍トレーニングを取り入れていただいて、効率よくダイエットや健康管理をしていただければと思います。

 特に普段から走っている方には、ぜひこの新しいウェアを使ってトレーニングしてほしいと思っています。もちろん『Runtastic for docomo』のアプリ単体でも機能が満載されていますので、スポーツをされている方はぜひ活用していただければと思います」(石井さん)

いよいよ本番、気分が高ぶってきた!

 着用するウェアのサイズも決まり、起動、同期、動作の確認もOK! 「走っている最中の心拍数を取るのは初めてなので、どういったものなのか、すごく興味深いですよね。走るのが楽しみになってきました(笑)」と杉山さん。エキスポ会場の各出展ブースも周ったことで、翌日に迫った本番へいやが上にも“イヤァオ!”と気分はたぎってきました(と言っても、これを書いている僕は走らないのですが……)。

 さあ、杉山さんにとって初のホノルルマラソン、そして次世代トレーニングとウェアを形にした「Runtastic for docomo」と「C3fit IN-pulse」を使用しての“世界初”のマラソン体験はどのような結果を迎えるのか――次回へつづく。

(取材・文:森永淳洋)

※「C3fit IN-pulse」シリーズは12月18日より発売開始(メンズサイズのみ)

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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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