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弓道上達の極意～的中率アップの練習法～【筑波大学体育会弓道部部長 松尾牧則 監修】

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弓道の上達や指導に悩む人々が直面する課題と、それを解決するための方法について述べています。弓道に取り組む多くの人が、「的中率が低い」「早気に悩む」「会が安定しない」「独学では限界を感じる」といった問題に直面しています。また、指導者側でも「効果的な指導法が分からない」といった課題があり、これらが弓道の停滞や上達の妨げとなっていると指摘されています。

これらの問題の根本原因は、正しい稽古や知識に基づいていない練習や指導にあるとされています。「正射必中」という言葉が示す通り、正しい稽古を行うことで自然と上達するはずですが、正しい方法が分からない、もしくは誤解していることが多いようです。その結果、自己流で非効率的な練習を続けたり、誤った方法で体に負担をかけてしまったりするケースが生じています。

こうした状況を改善するために、弓道研究家であり指導者の松尾先生が提案するのが、「正しい知識に基づいた効果的な稽古法」です。松尾先生は、弓道史や流派の研究、現代のコーチング理論を学び、独自のプログラムを開発しました。このプログラムは、初心者から上級者、指導者に至るまで、年齢や性別、経験を問わず、全ての弓引きの人々が短期間で上達できる内容となっています。

具体的には、射法八節や弓具の正しい扱い方を理解し、それを基にした稽古を行うことで、安定した美しい射や高い的中率を実現することができます。このプログラムでは、実績に裏付けられた効果的な方法を段階的に学ぶことができ、初心者でも無理なく成果を出せるよう工夫されています。また、映像や解説を通じて、分かりやすく具体的な指導が受けられるのも特徴です。

さらに、このプログラムは指導者にとっても役立つ内容となっており、効率的な指導法や練習法を取り入れることで、指導を受ける側の成長を促進し、指導者自身の悩みも解消できるようになっています。松尾先生の経験と知識に基づくこのプログラムは、弓道に取り組む全ての人にとって貴重な手助けとなるでしょう。

指導者プロフィール
松尾牧則

1962年山口県柳井市生まれ。
筑波大学大学院修士課程修了。日本武道学会所属。錬士6段。
国際武道大学体育学部武道学科教授、同大学弓道部監督を経て筑波大学体育専門学群准教授、及び体育会弓道部部長。

専門分野は、武道論・弓道（弓道史・弓道論・弓道指導法）。
おもな研究に、「大和流弓術における堂射及びその稽古段階に関する一考察」、「日本の矢と矢羽文様について―矢羽文考」、「武道家川島堯の事績に関する研究」などがある。

また、オーストリア・ハンガリーなどで弓道セミナー講師を務めるなど国際的な活動も行なっている。

＜競技実績＞
第29回全日本学生弓道選手権大会　団体優勝
明治神宮奉納全国弓道大会　個人優勝2回
全日本弓道大会　個人準優勝（錬士の部）

＜指導実績＞
第19回全国大学弓道選抜大会　男子団体優勝
第27回全日本学生弓道女子王座決定戦　女子団体準優勝
第34回全関東学生弓道選手権大会　女子団体優勝
第39回全関東学生弓道選手権大会　男子団体優勝

＜著書＞　※共著者の敬称は省略させていただいております。

●「はじめての弓道: 美しい所作が身につく。心と体を鍛えて健やかにする。」誠文堂新光社（2016年）
●「大和流弓道天地人巻抄」一粒書房（2014年）
●「弓道―その歴史と技法」日本武道館（2013年）
●「弓具の雑学事典」森俊男、佐藤明、黒須憲、山田奨治との共著（日本武道学会弓道専門分科会編）、スキージャーナル（2010年）
●「もっとうまくなる!弓道 (スポーツシリーズ)」ナツメ社（2007年）
●弓道専門季刊誌「弓道日本」（太陽書房）の編集委員を務める。

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