【Xリーグ】短期集中連載 ライスボウルまであと5日 アメフト日本一への軌跡:パナソニック インパルス編(4)
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Vol. 4 第4節:リーグ最強リターナーコンビ オール三菱戦でRBミッチェルとWRオヌワーがキックリターンTDの競演
パナソニックは10個のタッチダウンと1フィールドゴールで圧勝する。オフェンスは先発クオーターバック(QB)ジェイロン・ヘンダーソンを筆頭に、荒木優也、石内卓也がそれぞれタッチダウンドライブを成功させたほか、ランニングバック(RB)ミッチェルビクタージャモーが49ヤードの独走タッチダウン、ワイドレシーバー(WR)アルフォンゾ・オヌワーが18ヤードタッチダウンレシーブというように、活躍すべき選手がしっかりと仕事を果たした。
試合開始早々にキックオフリターンTDを決めたパナソニック インパルスRBミッチェルビクタージャモー 【©X LEAGUE】
オフェンスの飛車角とも言うべきこの二人がキックリターナーとしても活躍するのは対戦チームにとっては大きな脅威だ。相手の攻撃開始地点をできるだけ後方に押し込めるのがキックオフやパントの目的だが、それが意味をなさなくなるのだから。
キックオフではわざとボールが転がるように蹴るスクイーブキック(プーチキック)でリターナーがキャッチすることを避けるケースもあるが、必然的にキックが短くなる傾向にあり相手にいいフィールドポジション与えてしまう。パントはサイドラインの外に蹴りだすことでリターンを回避することが可能だが、ボールを斜めに蹴るテクニックが必要で、ミスキックが生まれやすい。有能なリターナーは存在そのものが脅威なのだ。
第4節のオール三菱ライオンズ戦でパントリターンTDをあげたパナソニックWRアルフォンソ・オヌワー 【©X LEAGUE】
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