五輪野球出場国ランキング
記事
2008年北京五輪以来となる五輪の野球競技。東京五輪では6カ国・地域で金メダルを争う。国際野球に詳しい「世界の野球」氏が分析し、戦力をランキング化しました。果たして3大会ぶりの五輪王者はどの国・地域に輝くだろうか!?(監修:「世界の野球」)
※ランキング上位と総評コラムはスポーツナビアプリでご覧いただけます
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解説
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開催国というアドバンテージに加えて、戦力的な面から見てもやはり日本が金メダルの最有力国として挙げられる。
もともと投手力が高かったことに加えて、近年は長距離砲タイプの野手が充実するようになってきており、夏場の横浜スタジアムという打撃戦が起こりやすい条件にも対応できるようなメンバーになっている。
隙の少ない布陣ではあるが、特に金メダルのかかった決勝戦は一発勝負となる。他5か国の陣容を見ても一発勝負において日本が高い確率で勝てるような相手はほとんどいないと考えておくべきだろう。
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アメリカは従来通り3Aに所属する中堅選手や若手有望株に、MLBオールスター経験のあるベテランも加えたバランスの良い陣容。そこにオースティン(横浜DeNA)らNPBで好調の3人もメンバーに加わっている。層の厚さを生かし、「MLB選手が出ない」という条件下で考えうる最善のメンバーを選出している。プレミア12で優勝した日本に唯一黒星を付けたチームでもあり、日本と並ぶ金メダル候補の一つと言えるだろう。
前回、野球競技が行われた北京大会で金メダルを獲得した韓国は、当時と比べると先発投手が台頭しておらずエースと呼べるような存在がいない。ただ、目先を変える細かい継投で粘り強く戦えるのも韓国の伝統的な特徴であり、継投で接戦に持ち込む戦い方が基本線となってくると思われる。
プレミア12でアメリカを2度破るなど3位という好成績で出場権を獲得したメキシコは、メキシコ系選手も含めた幅広い選択肢の中からメンバーが選出されている。特に投手陣は3Aクラス以上のキャリアを持つ実力派投手が多く選出されており、充実の陣容だ。五輪の出場は初ながら、金メダル経験国であるアメリカや韓国と並ぶメダルの有力候補と言えそうだ。
6月の世界最終予選でベネズエラを破り、最後の切符を獲得したドミニカ共和国は、メルセデスやサンチェス(ともに巨人)の両先発投手が大事なゲームでも試合を作ることができれば、リリーフや打線にもある程度のメンバーがいるため、メダルへのチャンスは十分に出てくる。
2017年WBCでキューバやオランダ、韓国を破る躍進を見せたイスラエルは、今回もユダヤ系アメリカ人を中心とした編成となるが、他の5カ国と比べると層の厚さに欠ける印象だ。