2024/8/29 3:00

聖火が灯り、パラリンピックが開幕!

フィナーレ

  • いよいよクライマックスへ

    最終セクションの「CELEBRATION」へ突入。オープニングにも登場したChristine and the Queensが「Born to be alive」を熱唱。ステージでは色とりどりの花火が打ち上がり、盛大にパラリンピックの幕が開けた。

    今大会は過去最多の167の国・地域、難民選手団が出場し、約4400人が22競技549種目でメダルを争う。
    9月8日の閉会式まで、12日間にわたり競技が繰り広げられる。

    Photo by Alex Slitz/Getty Images

聖火リレー

  • 聖火台に火が灯る

    続いてはフランスの現役パラリンピアンへ。陸上のシャルレサントワヌ・クアクら5選手が点火させ、聖火台から気球が飛ぶ。

    Photo by David Ramos/Getty Images
  • マルクス・レームが聖火をつなぐ

    ドイツのマルクス・レームが聖火を受け取り、「ボレロ」の終わりと同時に花火が打ち上がる。レームはそのままステージを降りて、コンコルド広場に隣接する聖火台へ走っていく。

    聖火はフランスが誇るパラリンピアンへ。3人のレジェンドがつなぎ、聖火台に近づいていく。

    Photo by Michael Reaves/Getty Images
  • 金メダリストらによる聖火リレー

    パラリンピックの金メダリスト達がリレーをつないでいく。バレエ曲「ボレロ」に乗せてショーが行われる。

  • 最初のランナーはフローラン・マナドゥ

    最初のランナーはパリ五輪でフランス選手団の旗手を務めた競泳のフローラン・マナドゥ。マナドゥはコンコルド広場に入ると、次のランナーに聖火を託す。

    Photo by Alex Davidson/Getty Images
  • 聖火ランナーの到着を待つ

    イギリスで採火された聖火がフランスにわたり、1000人ほどのランナーがおよそ50都市を回った様子が映像で流れる。砲丸投げの齋藤由希子もランナーを務めた。

    フレンチ・エレクトロ界の鬼才であるセバスチャン・テリエさんのピアノ、ギターとドラムスによるバンド演奏がパフォーマンス。聖火ランナーを迎える。

セレモニーは中盤へ

  • 選手宣誓

    2人のパラリンピック選手、審判、コーチが仲間を代表して宣誓。パラリンピックの価値観である、決意、平等、インスピレーション、勇気を尊重し推進することを誓った。

  • パラリンピック旗掲揚

    2008年北京大会陸上銀メダリストで宇宙飛行士でもあるジョン・マクフォール氏ら2名により、パラリンピック旗が運び込まれる。

    ルアン・ポミエさんのパラリンピック讃歌歌唱が終わると、会場は大きな拍手に包まれた。

  • 「SPORTOGRAPHY」

    オープニングに登場した「厳格な社会」を代表する140人のダンサーと、障害を持つパフォーマーである「クリエイティブ・ギャング」16人が再びステージへ。
    彼らが団結し、チームワークを強調する新たなスポーツを考案する様子が表現されている。

    南アフリカのダンサー、ムーサ・モサさんが2つのグループの間を縫うようにパフォーマンス。モサさんは杖を使いながら縦横無尽に動き回る。

    Photo by Naomi Baker/Getty Images
  • 「NEW WAYS」

    再び障がいを持った人々のインタビューが放映される。コラボレーションすることがより包括的な世界につながると、未来への希望を表明する。

  • マクロン大統領が開会を宣言

    2人の挨拶が終わり、フランスのマクロン大統領が開会を宣言する。

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  • IPC会長、アンドリュー・パーソンズ氏挨拶

    「世界最大の変革をもたらす大会、パリパラリンピック大会にようこそ!
    私たちは今、世界で最も美しい街に集まっています。
    世界中で紛争が行われている中ですが、スポーツで社会を結びつけようではありませんか。
    11日間にわたる祭典を一緒に楽しみましょう。アスリートの最高の姿を祝福しましょう。
    障がいを持つ人々は障壁、差別によって追いやられることはありません。私たちは人類という家族です。
    ともに進んでいきましょう。フランス万歳、インクルージョン社会万歳!」

  • 大会組織委員長、トニー・エスタング氏挨拶

    「愛の革命の国にようこそ。今夜始まるのはパラリンピック革命であり、アスリートこそが最高の革命者です。
    先駆者たちの勇気を受け継ぐ皆さんの武器はパフォーマンスです。
    スポーツは限界を課されません。そんな皆さんと一緒になれることを光栄に思います。
    オリンピックと同じように、国中が誇りに満たされるでしょう。皆さんが勝利するたびに世界が進歩します」

    Photo by Alex Slitz/Getty Images
  • フランス国旗掲揚

    過去のパラリンピックをまとめた映像を上映後、フルートによる国歌「ラ・マルセイエーズ」に乗せてフランスの国旗が掲揚される。

  • 「MY ABILITY」

    選手入場が終わり、障がいを持った人々のインタビュー映像が流れる。
    身体の変化や障害を受け入れる最初の困難から、自分の身体に対する誇りと新たな自信に至るまでの過程が語られる。

    続いて、アーティストのLucky Loveさんがパフォーマーとともに楽曲「My Capacity」を披露。自らの能力を問いかけるテーマの楽曲だ。

    Photo by Michael Reaves/Getty Images

選手入場

  • 開催国のフランスが最後に登場

    最後に今大会開催国のフランスが入場。夏のパラリンピック開催は初で、全22競技に出場予定。場内は「オー・シャンゼリゼ」が流れる。

    フランスの入場が続く。選手団とスタッフがハイタッチ。ステージ中央で国旗を振りながら盛り上がる。オーケストラの生演奏が行われ、観客はスマートフォンのライトを点けながら手拍子で応える。

    Photo by Naomi Baker/Getty Images
  • 米国が入場。次の28年ロス大会開催国だ。車いすバスケットボールでは3連覇を狙う。

    Photo by Elsa/Getty Images
  • オーストラリアが入場。2032年のブリスベン大会を開催予定。注目は世界ランキング1位の車いすラグビー。

  • ウクライナが入場。戦時下の中で140人を超える選手が出場予定。東京大会では98個のメダルを獲得した強豪国でもある。

  • 難民選手団が入場。会場から一際大きな拍手で迎えられる。

  • オランダが入場。車いすテニスの強豪国で、女子のディーデ・デフロートは金メダルの有力候補。日本のエース・上地結衣との対戦はあるか。

  • メキシコが入場。選手団の半数以上が女子選手。パワーリフティングのアマリア・ペレスバスケスは、4大会連続金メダルのレジェンド。

    Photo by Thibault Camus-Pool/Getty Images
  • 選手入場は続く。会場近くのエッフェル塔は赤く光り、平和の祭典を見守っているかのよう。

  • 日本の旗手を務めた2人のコメント

    「旗手に選んでいただいて、あらためて光栄です。深夜の時間にも関わらず 日本で多くの方に応援をいただきました。今大会が初めてのパラリンピックということで、守りに入らず攻めて攻めてメダルを勝ち取れるような勢いのある試合を、お見せできたらと思います」(石山大輝)

    「オリンピックでも使われていたコンコルド広場で開幕し、バトンが渡されたようでとてもワクワクする開会式でした。
    『挑め、自分史上最強』のスローガンのもと、今まで以上の自分たちを魅せていけるよう、TEAM JAPAN一丸となって頑張ります!」(西田杏)

  • 日本が入場

    海外開催の大会では最多となる、175人の選手が出場。旗手は陸上男子走り幅跳びの石山大輝、競泳女子の西田杏が務めた。車いすテニスの小田凱人や、競泳の木村敬一らの姿も見える。

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  • 英国が入場。パラリンピックの発祥国。自転車競技女子のサラ・ストーリーは、これまで17個の金メダルを獲得し、歴代最多の記録を誇る。

    現地パリは午後9時を過ぎたが、まだ空は明るくオレンジ色で夕方のような雰囲気。

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  • スペインが入場。トライアスロン女子のスサナ・ロドリゲスは前回大会で金メダルを獲得しており、普段は医師として働く。同男子のダニエル・モリーナは04年アテネ大会で競泳選手として出場した経験をもつ。

  • 韓国が入場。注目はバドミントンのキム・ジョンジュン。東京パラでは梶原大暉と決勝戦を戦っている実力者だ。

  • 中国が入場。284人の選手が出場予定。北京にパラアスリート専用の施設があるなど、強豪国として知られる。

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  • ブラジルが入場。卓球女子のブルーナ・アレシャンドレは右腕のない障がいを持つが、パリ五輪の団体メンバーとしても出場。同国では初の五輪・パラ両大会に出場した選手である。

  • アルゼンチンが入場。ブラインドサッカーの強豪国で、世界ランキング1位の実力を誇る。

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  • ドイツが入場。注目はマルクス・レーム。走り幅跳び3連覇中で、最も有名なパラアスリートのひとり。

    Photo by Elsa/Getty Images
  • 選手入場

    シャンゼリゼ通りに各国選手が集まり、コンコルド広場に入っていく。
    最初の入場はアフガニスタン。各国選手団がアルファベット順に入場し、日本は76番目に予定されている。

オープニング

  • 上空に美しいトリコロールカラー

    フランスのシンガーソングライター、Christine and the Queens (クリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズ)が熱唱。今大会のマスコットキャラクター「フリージュ」、ダンサーと観客が一緒になって手拍子を行う。
    フランスの航空宇宙軍がトリコロールカラーの煙を出しながら飛行する。

    Photo by Naomi Baker/Getty Images
    Photo by Gonzalo Fuentes-Pool/Getty Images
  • オープニングアクト

    テーマは「DISCORD(不協和)」。著名な音楽家、チリー・ゴンザレス氏のピアノ演奏がスタート。
    「厳格な社会」を代表する140人以上のダンサーと、障害を持つパフォーマーである16人の「クリエイティブ・ギャング」、2つのグループが対峙しながらステージを縦横無尽に動き回る。
    オープニングムービーに登場したキュリン氏が乗るタクシーが会場に現れ、10秒前からカウントダウン。トリコロールカラーの煙が上がる。

    Photo by Alex Slitz/Getty Images
  • マクロン仏大統領とIPCパーソンズ会長の紹介

    コンコルド広場の壇上にて、フランスのエマニュエル・マクロン大統領と国際パラリンピック委員会(IPC)会長、アンドリュー・パーソンズ氏が紹介される。

    Photo by Michael Reaves/Getty Images
  • 開会式がスタート

    オープニングムービーは「WELCOME TO PARIS」がテーマ。2016年リオ大会の競泳で出場したテオ・キュリン氏がタクシー運転手に扮し、今大会のフランス代表選手に意気込みを聞いている。