ダイエットの大きな壁~「停滞期」の克服方法 チートデイを作ろう~

ココカラネクスト
 ダイエット中にやってくる停滞期。

前回までで、「停滞期の原因(ホメオスタシス機能)」や「停滞期の自分の生活の見直し方法」をお伝えしてきました。そこで、この記事では「ホメオスタシス機能」の働きを利用した停滞期の克服方法をお伝えしていきたいと思います。

その名も「チートデイ」!

「停滞期」が訪れた多くのダイエッターが実践している方法です。ぜひ、参考にしてみてください。

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「チートデイ」とは?

 チートデイとは、英語で「Cheat Day」と書き、直訳すると「ずるい日」という意味になります。1日ハイカロリーな食事を摂り、「危険な状態だ!消費カロリーを抑制しよう!」と思い込んでいる体を「もっと消費していいんだ!」という判断に切り替える方法です。簡単にいうと、以前の代謝状態へ戻すように仕向ける方法の1つです。

ただし、チートデイは安易な考えでやってしまうとただのドカ食いになってしまいます。まずは、前回の ダイエットの大きな壁~「停滞期」はなぜ起こる?~、ダイエットの大きな壁~「停滞期」の克服方法 自分の生活を見直そう~を見直してみましょう。

「停滞期の克服方法」を実践してみてそれでも体重が落ちないという方・・・

この記事は、そのような方を対象とした内容となっています。

チートデイを実行するタイミング

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 チートデイを行うタイミングは、「停滞期」に入ってから!

「停滞期」は、ダイエットをはじめて1~2ヵ月の間に体重の5%の減量に成功した時に多くなると言われています。例えば、体重60kgの人が1~2ヶ月の間に-3kgの減量に成功した場合、停滞期に入りやすいと言えます。
言い換えれば、ダイエットの出だし(1~2週間)で「停滞期」に入ることはまず考えられないのです。「ホメオスタシス機能」が働いていない方がチートデイをやってしまうと、ダイエットどころか、ただの体重アップに繋がりかねません。

チートデイをはじめる時は、自身のダイエットの期間、体重の減り具合なども見て本当に「停滞期」なのかをよく判断したうえで行いましょう!

チートデイのやり方

 ダイエットをするうえで、まず考えるのが 「消費カロリー」と「摂取カロリー」です。ダイエットの時は、「消費カロリー」 > 「摂取カロリー」に調整することで体重を減らしていきますね。

チートデイ時は、逆に 「消費カロリー」 < 「摂取カロリー」で調整していきます。

チートデイの「摂取カロリー」は、男性は「基礎代謝の約3倍の量」、女性は「基礎代謝の約2.5倍の量」を目安にとっていきましょう。

例えば、女性の方で、基礎代謝が1200calだとすれば、これの2.5倍ですから、

1200cal×2.5=3000cal

チートデイに摂取するカロリーは、「3000cal」になります。

ただし、チートデイを行う期間は1日。終えた翌日からは、また元のダイエット中の食事に切り替える事が大切です!多いのが、「1日ぐらい延期しても大丈夫~」という考えで、食欲が抑えることが出来ず失敗してしまうケースです。「チートデイ」を行う前から、1日だけと強く意志をもって行っていきましょう。

チートデイのオススメの食事方法

 チートデイでは「摂取カロリーを調整する」という点を押さえたところで、次は「食事の内容」です。ここで、ポイントとなってくるのが 「糖質」 と 「脂質」 の2つです。

例えば、糖質制限のダイエットを行って「停滞期」を迎えた人は、チートデイでは炭水化物(糖質)を多く食べていくことが効果的です。

また、カロリー制限のダイエットを行っている人は、チートデイでは糖質、脂質、タンパク質の量を増やし、カロリーを多めに摂っていくようにしていきましょう。

ただ、チートデイはストレスを発散できるタイミングでもあると言えます。食べたいものを優先的に食べて、気持ちを潤わせてあげるのもチートデイの1つのメリットですね。

チートデイの注意点

 途中でも言及してきましたが、チートデイを行う際での注意点が3つあります。

1.計画的に行う!
⇒期間(通常1日)、食べる内容、食べるカロリーをしっかり決めて行いましょう。

2.中途半端に行わない!
⇒「ホメオスタシス機能」を解除させる為の目安カロリーは、「基礎代謝量×2.5~3のカロリー」。これを大きく下回りすぎるとただの体重増量になりかねません。いきなり食事量を増やすのは怖いかもしれませんが、ダイエットを頑張ったご褒美だと思って1日思いっきり食べてみましょう。

3.チートデイを行う必要があるのか?判断して行おう!
⇒これが1番大事!チートデイをやるべきか?やらないべきか?まずは、この点を見極める事が大切です。こちらを参考にまずは、今の状況をチェックしていきましょう。

おわりに

 停滞期を乗り越えた人は、ダイエットを制したと言っても過言ではありません!

まずは、自身の状態を見つめ、実践してみてください。

[文:DIETA(麻布十番・さいたま新都心・目黒・立川) パーソナルトレーニング]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

※この記事は2024年8月19日の再投稿(再編集)記事です
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