体幹トレーニングをスキー・スノーボードの滑りに活かす!(ストレッチ編)

SURF&SNOW
一流スポーツ選手やダイエット情報などで良く耳にする「体幹トレーニング」。体幹とは、一体どの部分のことなのでしょう?そしてここを鍛えるとなにがいいの?
何かと気になる体幹ですが、どの部分を指すのかきちんと知ってからトレーニングしたほうが効果的です。そこで、超基本情報からスキー&スノーボードの滑りに役立つ簡単トレーニングまでご紹介します。

激しい動きに対応できる身体を手に入れましょう。

【SURF&SNOW】

学校や会社では机に向かい、家に帰ってもパソコン、ゲーム、テレビの前から動かない。そんな生活を送る最近の20~30代には体が固い人が増えています。
体が固いと足や腕の可動域が狭くなり、いくら筋肉を鍛えても動きに生かせません。体幹の筋肉を鍛えると骨盤が正しい位置や角度になり、自然に姿勢が良くなります。腕や脚部の動きがスムーズにできるようになり、運動するとき体が安定しやすくなるのです。そして体幹の筋肉がしっかりしていれば、ダイナミックな動きや素早い対応など、スポーツ時に必要な能力が高まります。さらに、体幹には太い筋肉が集まっているため、鍛えることで代謝が良くなるというメリットもあります。エネルギー消費が高まるため、痩せやすい体に変身できるのです。スポーティーで美しい体になるために、さっそく体幹トレーニングにトライしてみましょう。滑りに必要な動きは、体のひねり、背骨をしなやかに反るなど。体幹トレーニングには体を伸ばす「ストレッチ系」と筋肉を鍛える「パワー系」があります。

【トレーニング1】肩周りの可動域を広げる

【SURF&SNOW】

手とヒザを床につき、腰は回さず片手を横に広げてそのまま真上に。手のひらは頭の方向に向け、顔も上げて指先を見る。胸が開いて肋骨が動くのを感じ、背骨がねじれている感覚を意識しながら、そのままの姿勢で10秒。左右とも行う。

【SURF&SNOW】

顔が下を向いたままではダメ。手のひらもしっかり前(頭側)に向け、肩裏にかかるテンションを感じて。

【トレーニング2】背骨や骨盤をしならせる

【SURF&SNOW】

両足を肩幅に広さに開き、指を組んで腕を上げる。そのままゆっくりお尻を真下におろして10秒ストップし、またもとの姿勢に戻す。これを3セットと行いましょう。

【SURF&SNOW】

腰をややそらし、体の軸が床と垂直になるイメージで。お尻を下げるときは、ヒザが割れてガニ股にならぬよう注意。

【SURF&SNOW】

頭が前に倒れてしまうと、腰が折れて背骨や腰が逸らせない。体の軸をまっすぐにしたまま、お尻を下げるイメージで。

≪ワンポイントアドバイス≫
腰だけ大きく反りすぎないよう注意。背骨全体が反るよう意識しよう。

【トレーニング3】体のサイドをゆっくり伸ばす

【SURF&SNOW】

イスに座り、指を組んで両手を上げる。ヒジを曲げずに体を横に倒し、腰から脇下までしっかり伸ばす。これを左右に10秒×3セット行いましょう。

【SURF&SNOW】

体を倒すときは頭のてっぺんが真横に向き、背骨が横にしなるイメージで。

【SURF&SNOW】

前に倒れるとウエスト部分がきちんと伸びないので注意。

【トレーニング4】股関節を伸ばす

【SURF&SNOW】

片ヒザを立てた状態で、指を組んで両手を上げる。後ろ側の足はつま先は立てた状態で。そのまま腰を前に突き出し、モモ、背中、股関節が伸びるのを意識する。10秒その姿勢を保ったら、ゆっくりと最初のポーズに戻る。同様に足を替えて行う。

【SURF&SNOW】

腰を前に前に出したとき、体はまっすぐ正面に向けて。顔は上げ、視線は手のひらに。

≪ワンポイントアドバイス≫
姿勢を止めたとき、膝立ちしている方の股関節の付け根(前倒)が伸びるのを感じるはず。胸は大きく開く意識で。

日常生活に体幹トレーニングを取り入れよう

【SURF&SNOW】

通勤電車やバスでつり革につかまっているとき・・・
揺れに合わせて体のサイドを伸ばし、さりげなく体幹トレーニングを。

根幹トレーニングはアイデアしだいで日常生活の動きに取り入れられます。例えば、[トレーニング3]は通学&通勤の電車やバスの中で応用。乗り物が揺れるたびに体のサイドを伸ばす動きができちゃいます。ほかのトレーニングも料理や掃除など、毎日行う作業に取り込めるよう考えてみて。
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著者プロフィール

国内ウィンター情報を中心に、イベントからアウトドア情報まで、日本の外遊び関連情報を発信しています。

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