寒い日に運動すると「体に悪い」って本当?気を付けたい3つのデメリット
冬のトレーニングに影響をもたらすのが「寒さ」です。雨や雪などで天気が悪く、気温が低い日にトレーニングを行うと、血管や筋肉といったカラダに大きなストレスがかかります。
プロスポーツトレーナー和田拓巳(わだ・たくみ)さんが解説します。
プロスポーツトレーナー和田拓巳(わだ・たくみ)さんが解説します。
【melos】
寒さによるカラダへのデメリット
■筋温の低下によるケガのリスク
外気温が低いことで、筋肉も冷えて血行が悪くなってしまいます。すると柔軟性が低下し、筋肉や関節のケガのリスクが高くなるのです。
とくに起こりやすいケガが「肉離れ」。瞬間的な力を発揮するダッシュや急激なストップ、動作の切り返しによって筋肉を傷めてしまうのです。
また、柔軟性が低いと体勢を崩した際にいつもより関節が動かず、ケガをしやすい原因となります。これはトレーニング中に限らず、日常生活の中でも同じようにリスクが高まるのです。
対策:運動、とくに瞬時の力の発揮が必要な場合は、入念にウォーミングアップを行って筋温を上昇させておきましょう。ジョギングやウォーキング、体操などでカラダを温めておくと、ケガのリスクを抑えることができます。
ただしストレッチの場合、ゆっくりと行うスタティックストレッチではカラダが冷えてしまうでしょう。そのため、カラダを動かしながら行うダイナミックストレッチを取り入れてください。
カラダが温まったと感じても、筋温はそれほど上がっていないことが少なくありません。汗ばむくらいまで、しっかりウォーミングアップするように意識しましょう。
■血圧・心拍数が上昇しやすい
寒さによって交感神経が緊張し、血管が収縮することで血圧が上がりやすくなります。血圧の上昇は心臓への負担を増やし、狭心症や心筋梗塞など重大な疾患のリスクを高めてしまうのです。
運動に慣れていない人が急に運動を始めた場合、とくに注意してください。高血圧の人も、疾患のリスクが高いので十分に注意しましょう。
また、冬は乾燥しているので脱水症状にも注意が必要です。脱水症状は血液の粘性を高め、疾患のリスクをさらに高めます。
対策:暖かい室内と寒い屋外の気温差が、血圧の上昇に大きく影響します。そのため急に外に出るのではなく、軽く動いてカラダを温めてから外に出るようにしましょう。
普段から血圧が高い人は、運動前にしっかり血圧を測定する癖をつけてください。血圧が高めな日は十分に注意し、運動強度を落としたり暖かい室内で行うなど、運動環境の変更・調整を行う必要があります。
また、水分補給も意識したいところです。水分は運動中に摂取するだけでなく、運動前から摂取するようにしましょう。一度に大量に飲んでも、すぐには体内へ吸収できません。そのため、少量をこまめに摂取することが大切です。
外気温が低いことで、筋肉も冷えて血行が悪くなってしまいます。すると柔軟性が低下し、筋肉や関節のケガのリスクが高くなるのです。
とくに起こりやすいケガが「肉離れ」。瞬間的な力を発揮するダッシュや急激なストップ、動作の切り返しによって筋肉を傷めてしまうのです。
また、柔軟性が低いと体勢を崩した際にいつもより関節が動かず、ケガをしやすい原因となります。これはトレーニング中に限らず、日常生活の中でも同じようにリスクが高まるのです。
対策:運動、とくに瞬時の力の発揮が必要な場合は、入念にウォーミングアップを行って筋温を上昇させておきましょう。ジョギングやウォーキング、体操などでカラダを温めておくと、ケガのリスクを抑えることができます。
ただしストレッチの場合、ゆっくりと行うスタティックストレッチではカラダが冷えてしまうでしょう。そのため、カラダを動かしながら行うダイナミックストレッチを取り入れてください。
カラダが温まったと感じても、筋温はそれほど上がっていないことが少なくありません。汗ばむくらいまで、しっかりウォーミングアップするように意識しましょう。
■血圧・心拍数が上昇しやすい
寒さによって交感神経が緊張し、血管が収縮することで血圧が上がりやすくなります。血圧の上昇は心臓への負担を増やし、狭心症や心筋梗塞など重大な疾患のリスクを高めてしまうのです。
運動に慣れていない人が急に運動を始めた場合、とくに注意してください。高血圧の人も、疾患のリスクが高いので十分に注意しましょう。
また、冬は乾燥しているので脱水症状にも注意が必要です。脱水症状は血液の粘性を高め、疾患のリスクをさらに高めます。
対策:暖かい室内と寒い屋外の気温差が、血圧の上昇に大きく影響します。そのため急に外に出るのではなく、軽く動いてカラダを温めてから外に出るようにしましょう。
普段から血圧が高い人は、運動前にしっかり血圧を測定する癖をつけてください。血圧が高めな日は十分に注意し、運動強度を落としたり暖かい室内で行うなど、運動環境の変更・調整を行う必要があります。
また、水分補給も意識したいところです。水分は運動中に摂取するだけでなく、運動前から摂取するようにしましょう。一度に大量に飲んでも、すぐには体内へ吸収できません。そのため、少量をこまめに摂取することが大切です。
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