SPORTS for LIFE #022 榮倉奈々 「自分の体を知ることの大切さ」

スポーツナビDo

【スポーツナビDo】

――トレーニングの一番の魅力というと?

確実に結果が出ることです。自分の体を知ることはとても大事なことだと思いますし、だからこそ結果が出ることがやりがいにもなっています。

――自分の体は自分が一番分かっている、とは言いつつも実際は分かっていない人の方が多いと思います。

自分の体のことを知ると「大切にしよう!」って思うと思います。「ケアしよう」と。

――トレーニングをする以前と今とを比較して、体の内面・外面含めて変化したことはありますか?

もちろん体脂肪率は全然違いますし、筋肉量も増えました。なので、体重は変わっていませんが、服のサイズが落ちました。女性にとっての魅力的な面はそれかな(笑)。

内面的には、コツコツやることの大切さを学んだと思います。学生以来、積み上げることを目に見えてやってきていなかったので、小さい積み重ねが結果につながるということを知ることができたのは、これから先頑張るときにいいことだなって思います。

――では、どういうときにトレーニングしたくなりますか?

ドラマや映画の撮影は、5分のシーンを2、3時間かけて撮っているので、同じ体勢と同じ動きを何度も繰り返します。気づかないうちにそれくらいの時間が経っているんですけど、ずっと座っているときもありますし、ずっと立ちっぱなしのときもあるので、そういうときに体を動かしたい!と思います。

――トレーニングやスポーツをしていて、テンションを上げたいときに聞く曲は?

ビヨンセが好きです。カッコいい!

――では、トレーニングをしてきた中で一番思い出に残っていること、印象に残っていることは?

トレーナーさんと目標を決めるのですが、2回目のアクション映画の撮影のときに、体を良くしようというよりは懸垂ができるようになろうとか、腕立て伏せができるようになろうとか、明確な目標を作ったんです。それで、1カ月くらいで目標を達成できるように宿題も作ってくれてトレーニングを行ったら、本当にできるようになったんです。ゼロだったものが、1でも2でもできるようになるという発見は感動でした! 今まで見ることができなかった世界を見ることができた、と思いました。

――それまでは懸垂の経験はまったく?

まったくないです。1回もできなかったですし、どこに力を入れていいのか分からなかったのが、ある日突然普通にできるようになったんです。

――鉄棒の上に自分の顔が上がった瞬間はまったくの別世界が広がった?

はい、別世界でした!
――最近はドラマで新日本プロレスのプロレスラーの方たちとも共演されていました。何か刺激になるようなことはありましたか?

私が演じた役の彩乃が応援しているという設定の選手の方(オカダ・カズチカ)がたまたま同じ年で、その選手がまだ10代の若いときから海外に行って修行をしたというお話を聞きました。チャンピオンにもなったことがある背景にはそんな修行があったということを知り、同じ年の方のそんなお話を聞くと刺激になり、私も頑張らなきゃいけないなと思いました。

――それでは最後に、榮倉さんと同年代の女性や、同じくスポーツやトレーニングをしている女性、これから始めてみようかなと考えている女性に向けて、スポーツ・トレーニングを楽しむ生活のアドバイスをお願いします。

自分の気分が上がるスポーツウェアをまず一式そろえるというのも入り口の1つだと思います。でも、そこからは自分に合う正しいトレーニングをしてもらいたいですし、無理のない自分のライフスタイルを見つけて、続けるようにしてほしいですね。“続ける”ということが大切だと思うので、無理しすぎないで、一生のお付き合いだと思ってトレーニングを見てもらえるようになったら、一番いいなと思います。
“継続は力なり”です(笑)。

榮倉奈々(えいくら・なな)

1988年2月12日生まれ、鹿児島県出身。
雑誌「SEVENTEEN」の専属モデルを経て、2004年からは女優としての活動を開始。10年には映画「余命1ヶ月の花嫁」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。近年の主な出演作品に13年映画「図書館戦争」、14年映画「わたしのハワイの歩きかた」、同年ドラマ「Nのために」、15年映画「娚の一生」、「図書館戦争 THE LAST MISSION」、16年映画「64−ロクヨン−」、同年ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」など。

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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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