格闘技でエクササイズ! 現役レフェリーが教えるライト格闘技を女性記者が体験してみた
パンチのコツは腰を回転させること
右腕を出せば左腕を引っ込め、左腕を出せば右腕を引っ込める。このように押し引きを意識して体を軸に滑車のようなイメージのもとパンチを放つことで、回転量とスピードに比例してパワーは増大する。
ヒザを高く上げてキック!
相手に倒された! さぁどうする?
教えていただいたのは、倒された状態から首を抜きながら素早く後転する「首抜き後転」。一見すると後方へのでんぐり返しのようだが、回転の際、首を左右どちらかに逃がすことで首を痛めずスムーズに体勢を立て直すことが可能になる。
ここで必要とされるのは腹筋。仰向けの状態から腹部に力を入れ、勢いよく両足を頭上に持ってくることが重要だ。
ミット目がけてキック、キック、キック!
「さぁ思い切り蹴ってくださいね!」と梅木先生。ならば、と渾身の力でキックするものの、その反動で上半身がぐらついてしまう。が、すかさず2回、3回とキックを重ねなければならず、筆者の上半身は完全に空中分解状態に。
つまり、いくら威勢のよい蹴りを繰り出せても、腹筋や背筋で体を支えなければそのリカバリーのための無駄な動きで体力を消耗してしまうわけだ。格闘技なるものはいかに全身運動であるかを痛感した瞬間のひとつである。
「回数を重ねれば筋力トレーニングにもなりますし、なにより清々しさを味わえるのがこのクラスの最大の魅力です。未経験の方も大歓迎ですよ!」と梅木先生。日頃のストレスを発散させながら、全身運動ができてしまう「ライト格闘技」。気になった方はぜひ。
(取材協力:LOVESPO TOKYO)