アナタが選ぶ!平成の最強馬
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スポーツナビでは「アナタが選ぶ!平成の最強馬」アンケートを4月13~25日にかけて実施。5,000人近いユーザーによる投票の結果、平成を駆け抜けた名馬に選ばれたのは!?
【レース条件:東京競馬場2400m芝 18頭立て】
順位 | 馬名 | 成績 | 得票率 |
---|---|---|---|
1 | ディープインパクト | 14戦12勝 | 40.94% |
2 | オルフェーヴル | 21戦12勝 | 9.98% |
3 | サイレンススズカ | 16戦9勝 | 8.13% |
4 | アーモンドアイ | 8戦7勝 | 6.64% |
5 | ナリタブライアン | 21戦12勝 | 5.82% |
6 | エルコンドルパサー | 11戦8勝 | 3.76% |
7 | テイエムオペラオー | 26戦14勝 | 3.74% |
8 | オグリキャップ | 32戦22勝 | 3.57% |
9 | トウカイテイオー | 12戦9勝 | 2.63% |
10 | ダイワスカーレット | 12戦8勝 | 2.37% |
11 | キタサンブラック | 20戦12勝 | 2.18% |
12 | アグネスタキオン | 4戦4勝 | 1.22% |
13 | スペシャルウィーク | 17戦10勝 | 1.05% |
14 | ウオッカ | 26戦10勝 | 1.05% |
15 | グラスワンダー | 15戦9勝 | 1.03% |
16 | キングカメハメハ | 8戦7勝 | 0.97% |
17 | メジロマックイーン | 21戦12勝 | 0.88% |
18 | ジェンティルドンナ | 19戦10勝 | 0.84% |
※ | その他 | ― | 3.21% |
解説
第1回「アナタが選ぶ平成最強馬」決定戦(東京2400m芝)は、2005年(平成17)の無敗クラシック三冠馬ディープインパクトが1着。総投票数4761のうち40%以上を獲得する完勝となった。コンビを組んだ天才・武豊が「空を飛んでいる」と表現した走りはまさに圧倒的で、他馬が止まって見えたほど。当時、社会現象を巻き起こすほどの一大ブームとなり、ディープインパクトがきっかけで競馬ファンになったという人も多いのではないだろうか。さらに、現役を引退し種牡馬となった今も父として次々と名馬を輩出する活躍をかんがみても、「平成最強馬はディープインパクト」という結果には文句なしだ。
2着オルフェーヴル(9.98%)、4着アーモンドアイ(6.64%)、5着ナリタブライアン(5.82%)と、掲示板に新旧牡牝の三冠馬が名を連ねる中、3位(8.13%)に食い込んだのが“音速の貴公子”サイレンススズカだ。天性のスピードは文字通り他馬に影すらも踏ませず、「逃げて差す」と評されたほど。大逃げスタイルはロマンにあふれており、「サイレンススズカにはどの馬も追いつけないのでは?」と、当時の姿を見ていたファンならば誰もが思うことだろう。早世したために活躍した期間は1年にも満たない。それでも、いや、だからこそファンの心に永遠に残り続ける平成を代表する1頭だ。
また、今回のアンケート結果で注目したいのは、名だたる名馬たちを抑え「その他」が参考ながら9着相当(3.21%)と健闘したこと。内訳を見ると、ミホノブルボン、マヤノトップガン、ジャングルポケット、シンボリクリスエス、ブエナビスタ、ドゥラメンテ……など、確かに平成を彩った馬たちが多数挙げられている。また、2400mという条件に絞ったにも関わらず、タイキシャトル、ロードカナロアらマイラー、スプリンターを推す声もあるなど、「自分だけの平成最強馬」がいるのだという、競馬ファン一人ひとりの熱を感じるアンケート結果だった。