【NFL2017年第7週】AFC西地区ライバル対決、チーフスとレイダースの一戦
日本時間10月20日(金)、シーズン第7週のサーズデーナイトゲームとなるカンザスシティ・チーフス対オークランド・レイダースの一戦が行われた。AFC西地区ライバル対決の舞台はレイダースの本拠地オークランド・コロシアムだ。
攻撃力に定評のある両チームの戦いは立ち上がりから得点の奪い合いとなる。試合最初のドライブではクオーターバック(QB)アレックス・スミスのパスなどで敵陣まで進出したチーフスがフィールドゴールで先制点を挙げた。対するレイダースもQBデレック・カーとワイドレシーバー(WR)アマリ・クーパーのホットラインが機能し、38ヤードパスが通ってタッチダウンを決める。その後、チーフスにタッチダウンを許したレイダースだったが、再びカーからクーパーへのタッチダウンパスで逆転に成功。しかし、第2クオーターでスミスからWRタイリーク・ヒルへの見事な64ヤードタッチダウンパスとフィールドゴールで得点を重ねたチーフスが20対14とリードして前半を折り返した。
第3クオーター最初のドライブでレイダースがタッチダウンを成功させてリードを奪うも、直後のドライブでチーフス攻撃陣にタッチダウンを返されてしまう。チーフスはその後もフィールドゴールで追加点を得てリードを広げている。
第4クオーター序盤にはカーのショートパスをランニングバック(RB)ジェイレン・リチャードやクーパーなどがつないで敵陣に進出すると、フィールドゴールで6点差に迫った。レイダース守備陣も終盤を迎えて踏ん張りを見せ、要所で確実にチーフスの攻撃を防ぎながら攻撃陣に逆転のチャンスを与え続ける。
試合時間2分25秒を残してボールを手にしたレイダース攻撃陣はカーのパスを中心に敵陣へと攻め込んでいく。試合終了が近づく中、カーからタイトエンド(TE)ジャレッド・クックへの29ヤードパスでタッチダウンを決めたかと思われたが、リプレーの結果、クックが1ヤード地点でダウンしていたことが分かり、タッチダウンの判定が覆る。その後も相手のペナルティに救われる格好でエンドゾーンを狙い続けたレイダースは、土壇場でカーからWRマイケル・クラブツリーへの2ヤードパスが通り、タッチダウンに成功。キッカー(K)ジュルジオ・タベッキオが着実にエキストラポイントを決め、レイダースが劇的な結末でライバルとの一戦に終止符を打った。
レイダースQBカーはパス52回中29回成功、417ヤード、3タッチダウンと申し分ない活躍を披露。WRクーパーはレシーブ11回、210ヤード、2タッチダウンでチームの勝利に貢献した。
惜しくも敗れたチーフスのQBスミスはパス36回中25回成功、342ヤード、3タッチダウンとカーに負けない数字を残している。チーフスはこれで今季2敗目を喫した。
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