セパタクロー男子日本代表が歴史的快挙! 強豪インドネシアを破りアジア大会史上初の金メダル獲得

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【男子クアドラント決勝で決勝点を決める市川遥太(写真:AP/アフロ)】

【日本セパタクロー競技史上初の金メダルを獲得(写真:AP/アフロ)】

 第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)は3日、セパタクロー競技の男子クアドラント(4人制)決勝が行われ、日本代表が予選で敗れた強豪インドネシア代表と対戦。超満員の観客から送られる大声援のなか、激闘の末にセットカウント2―1(17―15、9―15、15―13)で雪辱を果たし、見事金メダルを獲得した。セパタクロー競技における金メダル獲得は、1990年の競技採用以来、日本の男女・全種目を通じて史上初の歴史的快挙となった。

 第1セット、立ち上がりから連続得点を許す苦しい展開となるも、佐藤優樹と奈良輪航の鮮やかなブロックや市川遥太の高さのあるアタックで同点に追いつくと、春原涼太のブロックで5―4と逆転。終盤に8―11と引き離されたところでタイムアウトを取り、市川の得点で11―11と再び追いつく。ピンチサーバーに内藤利貴を投入するなど総力戦を展開し、14―14のデュースへ持ち込むと、最後は佐藤が圧巻の2連続ブロックを決めて17―15で執念の第1セットを先取した。続く第2セットを9―15で落とし、勝負は運命の最終第3セットへ。日本は春原の正確無比なトスから市川がアタックを叩き込むなど主導権を握り、連続ブロックで5―2と先行。相手の怒涛の反撃で一時は5―6と逆転を許すも、波に乗る市川が連続で得点を奪い10―6と金メダルへ向けて大きく前進する。終盤、インドネシアも意地を見せ11―10の1点差まで迫られる息詰まるシーソーゲームとなったが、佐藤のアタックで突き放すと、最後は14―13のマッチポイントから市川が豪快にアタックを決め、日本勝利の瞬間が訪れた。歓喜の瞬間、コート上に倒れ込んで喜びを爆発させた選手たち。32年ぶりの自国開催となった大舞台で、セパタクロー日本代表が新たな歴史の1ページを刻んだ。


■試合後のコメント

寺島武志監督
「1試合目(予選)の反省を踏まえ、相手の強いアタックに対してどうプレッシャーをかけ、ブロックでシャットアウトするかを徹底した。ただ背中で飛ぶのではなく、ネットとの距離感や数センチ単位の隙間の開け方、手に当たるか当たらないかギリギリの攻防までこだわり抜いてブロックを作り上げてきた成果が、見事に機能してくれた。ITや映像解析を使った過去数ヶ月のデータ分析も含め、選手たちが戦略を完璧に遂行してくれた結果だと思う。アジア大会での金メダルを目標に据え、昨年の世界選手権で初めて金メダルを獲り、さらに必要な積み重ねをして今大会に臨んだ。今の選手たちが素晴らしいのはもちろんだが、これまで歴史を繋いできてくださった歴代のプレーヤーや関係者の皆さまの想いが、この日本開催のアジア大会で結実したのだと感じている。本当に誇らしく思う」

春原涼太
「ずっと目標にしてきたものだったので、自分自身も本当に嬉しかったし、周りのみんなが本当に嬉しそうにしている姿を見て、『やっていて良かったな』と心から思った。日本で国際大会をやること自体がほぼなく、日本セパタクロー協会や組織委員会の皆さんなど、準備や運営で多くの方々に大きな負荷がかかっていることをずっと感じていた。だからこそ、選手としてはなんとか『結果』で恩返しができたことが本当に嬉しい。予選で敗れたインドネシアに対しても、ミスを恐れずに自分たちからどんどん仕掛けていこうとチームで声を掛け合い、観客の皆さんの大きな声援に背中を押されて勝ち切ることができた。この金メダルが、日本のセパタクローの未来をひらくきっかけになればいいなと思う」
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