成長し続ける小さなクラブ。エイバル、最新鋭のトレーニング施設が完成
トップリーグで過ごした黄金期
エイバルはラリーガ EA SPORTS への昇格と同時に、スペインフットボールのトップリーグ所属する史上最小規模のクラブとなった。突如としてレアル・マドリー、バルセロナといった世界的強豪チームを迎えることになった本拠地イプルアは、当時まだ5千人強の収容力しかなく、隣接するマンションのベランダからピッチが見えるようなスタジアムだった。
長期的視野に立った堅実なクラブ経営
トップリーグで過ごした7年間、エイバルは未来を見据えることを忘れることなく、記録的な収益を上げた黄金期を有効に活用した。クラブはピッチ上での競争力を維持しつつ、わずか数年前の運営予算をはるかに上回る規模の資金を扱っていることを十分に認識した上で、慎重にリソースを管理した。
インフラ整備への投資も欠かさず、イプルアの大規模改修に加え、11ヘクタールに及ぶ最先端のトレーニング施設「アレイティオ」も建設した。この施設は今年9月にオープンしたばかり。男子、女子、下部組織も含めた各チームの日々の活動を世界水準の総合施設に集約するというプロジェクトは、クラブにとって大きな節目となった。
チームはピッチ上での競争力を維持し、降格初年度から3シーズン連続で昇格プレーオフに進出。以降も一桁順位を保ってきた。並行してゴロスティサは有能な専門家たちをプロジェクトに招き入れ、ピッチ外でのクラブのプロ化も促進。彼女の指揮下、エイバルでは多くの女性が重要な役割を担い、一時は幹部職の53%を女性が占めるに至った。これはクラブが誇りとしていることであり、以前ゴロスティサはエル・ムンド紙のインタビューで次のように語っている。
「私たちは確実に、後に続く女性たちの道を切り開いている。そう考えています」
ピッチ上でもチームは着実に進歩している。昨季はラスト15試合で10勝を挙げ、昇格プレーオフ進出まであと一歩に迫った。その成果が評価され、オフにはベニャット・サンホセ前監督がラージョ・バジェカーノに引き抜かれてしまったものの、今季もチームは上々のスタートを切っている。
常に明確なプランを描いているエイバルは今夏、長年に渡ってユースカテゴリーの指導に携わってきたジョキン・アランバリを後任に抜擢。新監督は昨シーズンの勢いを維持することに成功し、第7節終了時点で6勝1敗の2位につけている。
2026年1月以降、エイバルはわずか6敗しか喫していない。このクラブには、今後さらに多くの歴史を綴っていくページが残されているはずだ。
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