“ミスター・セプテンバー”栗原陵矢 なぜHRを量産できるようになった?
球団の左打者では2005年の松中信彦氏以来となるシーズン40本塁打も目前だ。中距離打者のイメージが強い栗原選手だが、今季はなぜここまでホームランを量産できるようになったのだろうか。
フライ割合の上昇
栗原選手はもともと高い外野フライ割合を記録していたが、今季は52.7%とリーグ平均に10ポイント以上の差をつけている。パ・リーグの規定打席到達者で50%を超えているのは、栗原選手とチームメートの近藤健介選手(51.5%)の2人のみだ。
スイングの強さも、安定感も向上
まずストレートでは、右に引っ張った打球が昨季と比べて大きく伸びている点に注目したい。そして変化球ではすべての方向で飛距離が向上し、全体の平均96.1mはストレートとほぼ同じ数値になっている。今季の栗原選手のスイングは、球威に負けない強さと、変化に崩されない安定感を両立できているのだ。
センター、レフト方向の一発が増加
栗原選手自身はホームラン増加の要因について、交流戦で優秀選手賞を受賞した際に「いいスイング軌道であったり、いい体の使い方ができているというのが一番だと思う」と語っている。逆方向を意識して打撃スタイルを変えたというわけではなく、これまで培ってきたスイングの質をさらに高めたことで、広角に大きな打球を放てるようになったのだろう。
ボール球でもお構いなし
8月には不振で打順を下げた試合もあったものの、4番に戻った8月16日以降は一気に復調を見せた栗原選手。2024、25年に2年連続で9・10月度の月間MVPを獲得し、リーグ制覇に貢献した「ミスター・セプテンバー」が、今年も勝負の秋に猛打を振るう。
※文章、表中の数字はすべて2026年9月14日終了時点
文・データスタジアム
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