【記録と数字で楽しむアジア大会】これまでの日本のメダル獲得数と国別順位などアジア大会のいろいろ

日本陸上競技連盟
チーム・協会

【JAAF】

9月23日(水・祝)から29日(火)までの7日間、「愛知・名古屋2026アジア競技大会(第20回アジア競技大会)」の陸上競技が名古屋市・パロマ瑞穂スタジアムで行われる。

日本での開催は、1958年・東京、1994年・広島に続き32年ぶり3回目となる。

ここでは、日本人選手のこれまでのメダル獲得の話題を中心に「記録と数字で楽しむ2026名古屋アジア競技大会」をお届けする。
現地のスタンドでの生観戦、テレビやネット配信での観戦のお供にしていただければ幸いである。

なお、各種目の展望的な「名古屋では」の記事については、原稿締め切りの都合で他国のエントリーがほとんど判明していなタイミングで書いた。そのため、記事に名前がある選手がエントリーしていない可能性もある。
・外国人選手と日本人現役選手の敬称は略。過去の選手も文章中以外のデータでは敬称略。
・2026年の記録は、9月8日判明分。

【アジア競技大会の開催地・参加数・実施種目数】

【JAAF】

【JAAF】

・2022年に開催予定だった杭州での第19回大会は、新型コロナウィルスの蔓延のため2023年に延期された。

・1998年は、女子マラソンのみを12月6日に実施。残りの種目は12月13日から20日の8日間で開催した。

・日本での開催は、1958年・東京(国立)、94年・広島(広島広域)、そして今回の名古屋(瑞穂)で32年ぶり3回目となる。
旧国立競技場も広島広域競技場(ビッグアーチ)も今回の瑞穂競技場(パロマスタジアム)もアジア競技大会の開催のために、古い競技場を取り壊して建て直したり、広島は新設した。

・58年東京大会での開会式の聖火リレー最終ランナーは、陸上競技のみならず全ての競技を含めての日本人初の五輪金メダリスト(1928年アムステルダム大会・三段跳)の織田幹雄さん(当時53歳)がつとめた。

・94年広島大会の最終ランナーは広島経大4年生で3000mSCに出場し銅メダルを獲得することになる内冨恭則さん(のちに中国電力)が女子バスケットボールの代表で銀メダルを獲得する一乗アキさん(シャンソン化粧品)とともに努めた(ともに広島県出身)。

・開催都市では、バンコクの4回が最多で、2回のニューデリーとジャカルタが続く。

・国別では、タイが4回、日本・韓国・中国が3回ずつ、インド・インドネシアが2回ずつ、フィリピン・イラン・カタールが1回だ。

・今回の名古屋では、男女ともに24種目ずつに混合リレーの2種目を合わせて歴代最多の50種目が行われる。

・男女別の実施種目数では、75年前も男子は現在と同じ24種目だったが、女子はわずかに9種目。当初の女子種目は、100m、200m、80mH、4×100mR、走高跳、走幅跳、砲丸投、円盤投、やり投。その後、次第に男子と同じ種目が加わってきて、75年目にして男子と同じ種目数になった。

【アジア競技大会での大会別の日本のメダル獲得数と国別順位】

・順位は、「金の数→銀の数→銅の数」による。丸囲み数字は、トータルメダル数の順位。

【JAAF】

【JAAF】

【JAAF】

・中国が初めて参加したのは1974年テヘラン大会から。中国が加わるまでは、日本が実施種目の半分以上の金メダルと銀メダルを獲得することがほとんどだった。

・中国初参加の1974年は日本が「金」「銀」「銅」すべての獲得数で中国を上回った。が、78年バンコク大会と82年ニューデリー大会ではメダル総数で1個差に迫られ、86年ソウル大会以降は中国がメダル数で「アジアNo.1」となった。

・1991年12月のソビエト連邦崩壊によって、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタンなどがアジア競技大会に参加するようになった。

・1990年代や2000年頃からカタール、バーレーンなどに東アフリカを中心とした長距離の強いケニア、エチオピア、モロッコあるいは短距離の強いナイジェリアなどから国籍変更する選手が増えてきて、それまでのアジアの戦力図が変わってきた。

・1998年バンコク大会まで日本はメダルテーブルもメダル総数も中国に次いで2位をキープしていたが、2002年釜山大会のメダルテーブルで日本はアジアの6位に転落。

・2006年以降もメダルテーブルでは、3~5位でバーレーン、インド、カタールの下の順位となっている。

・メダル総数では、2014年まで中国の次をキープしていたが、2018年ジャカルタ大会でバーレーンとインドに抜かれ4位に。2023年杭州大会でもインドに続いての3位となった。

・メダル数で比較することには「異議あり」という意見もあろうが、それぞれの国のアジアにおける競技力の勢力分布の時代による変化を表しているものと考えられる。

・今後、これらの数字がどのように変化していくのか……? である。

・なお、五輪や世界選手権での8位までの入賞者を1位8点~8位1点でポイントを集計すると、21年東京五輪以降の日本の順位は21年=17位(28点)、22年オレゴン世界選手権=11位(40点)、23年ブダペスト世界選手権=11位(37点)、24年パリ五輪=15位(34点)、25年東京世界選手権=16位(32点)。トーナメントで行われる球技系種目ならば「ベスト16進出」というあたり。
アジアの国では、中国が強く21年以降の順位は、6位・6位・14位・12位・10位。23年の世界選手権では日本が11位で14位の中国を抑えてアジア1位に輝いた。
23年杭州アジア競技大会での金銀銅のメダルテーブルで日本の順位は5位、メダル総数も3位だったが「世界大会入賞レベル」ではアジアの2位をキープしている。

【アジア競技大会でのトータルのメダル獲得数と国別順位】

選手にエールを送ろう!応援メッセージ募集中!

【JAAF】

【JAAF】

トータルの金メダル数は中国の「199個」に対して日本は「196個」。2023年杭州大会での金メダルは、日本の「2個」に対して中国が「19個」だったので逆転された。
日本は第1回大会の1951年から出場しているが中国の参戦は、第7回の74年から。以後、49年間でメダルを量産してついに日本に追いついてトップに立った。
ただし、「銀」と「銅」の数では日本が中国をほぼ50個ずつ上回る。トータルメダル数では103個の差で日本がトップだ。


野口純正(国際陸上競技統計者協会[ATFS]会員)

※リンク先は外部サイトの場合があります

【JAAF】

愛知・名古屋2026アジア競技大会(第20回アジア競技大会)
開催日:2026年9月23日(水)~29日(火)
会場:愛知・名古屋市瑞穂公園陸上競技場

※リンク先は外部サイトの場合があります

「第111回日本選手権」スーパー先行チケット発売中!

【JAAF】

「第111回日本陸上競技選手権大会
兼 北京2027世界陸上競技選手権大会 日本代表選手選考競技会」

開催日:2027年6月11日(金)~6月13日(日)
会場:大阪・ヤンマースタジアム長居

※リンク先は外部サイトの場合があります

※リンク先は外部サイトの場合があります

※スーパー先行チケットの購入は、10月31日(土)23:59まで

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

陸上競技界の様々な情報を、より早く、より深く、より沢山お届けいたします。 日本代表やトップアスリートたちの素顔、大会の裏側、データで見るコラムなど、ここでしか読むことができないコンテンツをお楽しみください。

当サイトには一部アフィリエイトリンクが含まれています。

リンクから商品・サービスをご購入いただいた場合、スポーツナビに収益が発生することがあります。

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント