キャッチャーを選ぶ基準が変わりチームも変わった
【これはnoteに投稿された西原雄一さんによる記事です。】
福岡ソフトバンクホークスとの3連戦は0勝3敗。埼玉西武ライオンズとの2連戦は1勝0敗1分。今週は合計1勝3敗1分という結果でした。
8連勝は9月8日のホークス戦で止まりました。14失点。9日、10日も落として、ホークスとの直接対決は5勝18敗2分で終わりました。12日のライオンズ戦は3対3の引き分け、13日は7対1で勝って、連敗が3で止まりました。2位のライオンズとは1.5ゲーム差、首位のホークスとは10ゲーム差の3位。残りは12試合です。
実は2026シーズンのファイターズのチームビルディングについて、長いコラムを書いています。レギュラーシーズンが終わったあとに公開する予定です。毎週試合を見て、noteを書きながら考えてきたことを、改めて整理しています。その過程で、以前は分からなかった起用の意味が見えてきたり、一度立てた仮説を考え直したりしています。かなりの長文(普段書いているコラムの文字数の数倍)になる予定です。
今回はその中から、最近の戦い方と、クライマックスシリーズに向けて気になっていることを書きます。
8連勝は9月8日のホークス戦で止まりました。14失点。9日、10日も落として、ホークスとの直接対決は5勝18敗2分で終わりました。12日のライオンズ戦は3対3の引き分け、13日は7対1で勝って、連敗が3で止まりました。2位のライオンズとは1.5ゲーム差、首位のホークスとは10ゲーム差の3位。残りは12試合です。
実は2026シーズンのファイターズのチームビルディングについて、長いコラムを書いています。レギュラーシーズンが終わったあとに公開する予定です。毎週試合を見て、noteを書きながら考えてきたことを、改めて整理しています。その過程で、以前は分からなかった起用の意味が見えてきたり、一度立てた仮説を考え直したりしています。かなりの長文(普段書いているコラムの文字数の数倍)になる予定です。
今回はその中から、最近の戦い方と、クライマックスシリーズに向けて気になっていることを書きます。
田宮をレフトに置いた
今週の試合で一番気になったのは、12日のライオンズ戦で田宮がレフトで先発したことです。
進藤が伊藤と組むこと自体は、この試合が初めてではありません。2試合続いていました。だから、キャッチャーが進藤であること自体には驚きませんでした。驚いたのは、田宮をベンチに置くのではなく、レフトに置いたことです。
ホークスとの3連戦では、田宮をセンターで使う日がありました。あれを見たときに、外野で使う準備はしているのだろうと思っていました。それが、いよいよレフトのスタメンという選択になりました。
田宮の打撃はスタメンに残したまま、キャッチャーだけを進藤に託している。進藤を空いたところに入れたのではなく、進藤を動かさないために、周りを動かしたことになります。順番が逆になった。僕にはそう見えました。
進藤が伊藤と組むこと自体は、この試合が初めてではありません。2試合続いていました。だから、キャッチャーが進藤であること自体には驚きませんでした。驚いたのは、田宮をベンチに置くのではなく、レフトに置いたことです。
ホークスとの3連戦では、田宮をセンターで使う日がありました。あれを見たときに、外野で使う準備はしているのだろうと思っていました。それが、いよいよレフトのスタメンという選択になりました。
田宮の打撃はスタメンに残したまま、キャッチャーだけを進藤に託している。進藤を空いたところに入れたのではなく、進藤を動かさないために、周りを動かしたことになります。順番が逆になった。僕にはそう見えました。
開幕前に田宮に何を期待していたのか
開幕から田宮がレギュラーのキャッチャーとして使われてきたのには、理由があったと思っています。
キャッチャーとセカンドは、普通なら打力が落ちるポジションです。だからこそ、そこに打てる選手を置ければ、それだけで相手との差になる。田宮がフレーミング(キャッチャーの捕り方によって、際どい球をストライクと判定してもらいやすくする技術)をはじめとした守備面の課題を解決して、打撃と守備の両方で計算できるキャッチャーになる。そうなれば、ファイターズは他球団にはない強みを持つことになります。そこに賭ける価値はあったはずです。
ただ、田宮をキャッチャーに置くと、そのぶん制約も大きくなりました。特に有原のときに、その問題がはっきり出たと思っています。有原が何度も田宮のサインに首を振るのは、理由があったのだと思います。郡司がマスクをかぶるようになってからは、リードの問題も出るようになりました。山崎福也のように緩急を使う投手のとき、キャッチャーの要求が投球の質そのものに関わってきます。
もっとも、僕はリードにそれほど大きな意味があるとは思っていません。投手が要求どおりのところに投げられるのは、3割くらいではないでしょうか。残りは、多かれ少なかれ要求とずれている。逆球になった球を、打者のほうが配球として読んでしまうこともあるはずです。だから、何を要求したかで投手の結果を説明するのは無理があると思っています。
ただし、緩急は別です。どこに投げるかではなく、どの速さの球をどの順番で使うか。これはキャッチャーが決められる部分が大きい。もしかしたら、田宮は、他のキャッチャーにくらべると選択するボールが偏る傾向にあるのかもしれませんし、投手が投げたいボールを選択できないのかもしれません。
キャッチャーとセカンドは、普通なら打力が落ちるポジションです。だからこそ、そこに打てる選手を置ければ、それだけで相手との差になる。田宮がフレーミング(キャッチャーの捕り方によって、際どい球をストライクと判定してもらいやすくする技術)をはじめとした守備面の課題を解決して、打撃と守備の両方で計算できるキャッチャーになる。そうなれば、ファイターズは他球団にはない強みを持つことになります。そこに賭ける価値はあったはずです。
ただ、田宮をキャッチャーに置くと、そのぶん制約も大きくなりました。特に有原のときに、その問題がはっきり出たと思っています。有原が何度も田宮のサインに首を振るのは、理由があったのだと思います。郡司がマスクをかぶるようになってからは、リードの問題も出るようになりました。山崎福也のように緩急を使う投手のとき、キャッチャーの要求が投球の質そのものに関わってきます。
もっとも、僕はリードにそれほど大きな意味があるとは思っていません。投手が要求どおりのところに投げられるのは、3割くらいではないでしょうか。残りは、多かれ少なかれ要求とずれている。逆球になった球を、打者のほうが配球として読んでしまうこともあるはずです。だから、何を要求したかで投手の結果を説明するのは無理があると思っています。
ただし、緩急は別です。どこに投げるかではなく、どの速さの球をどの順番で使うか。これはキャッチャーが決められる部分が大きい。もしかしたら、田宮は、他のキャッチャーにくらべると選択するボールが偏る傾向にあるのかもしれませんし、投手が投げたいボールを選択できないのかもしれません。
問題はリードではなく、ミットを置く場所ではないか
このあたりはよくわからないのですが、最近は、田宮の課題はリードではない点にあるのではないかと考えるようになりました。
キャッチャーのミットは、投手にとっての的です。人は腕を何度動かすかを計算して投げるのではなく、見えている的に向かって身体を動かす。だから、キャッチャーがどこに構えるかで、投球の散らばり方そのものが変わります。
田宮は、ストライクゾーンのぎりぎりに構えているように見えます。そこを目標に投げると、投手は完全にはそこへ投げ切れず、少し真ん中寄りにずれる。ボールにしたくないという意識もあるので、安全な側、つまり中央へ補正が働く。結果として甘い球になります。逆に、本当にぎりぎりへ投げ切ったときは、今度はストライクにしてもらえないことがある。
キャッチャーのミットは、投手にとっての的です。人は腕を何度動かすかを計算して投げるのではなく、見えている的に向かって身体を動かす。だから、キャッチャーがどこに構えるかで、投球の散らばり方そのものが変わります。
田宮は、ストライクゾーンのぎりぎりに構えているように見えます。そこを目標に投げると、投手は完全にはそこへ投げ切れず、少し真ん中寄りにずれる。ボールにしたくないという意識もあるので、安全な側、つまり中央へ補正が働く。結果として甘い球になります。逆に、本当にぎりぎりへ投げ切ったときは、今度はストライクにしてもらえないことがある。
※リンク先は外部サイトの場合があります
ずれれば甘くなり、投げ切ればストライクを失う。この二つが同時に起きているとすれば、投手からは「投げるところがない」ように感じられるはずです。公開されているデータでも、田宮は盗塁阻止やブロッキングに大きな問題はなく、フレーミングだけがマイナスに出る傾向があります。際どい球をストライクにできないこと以上に、本来ストライクの球をボールにしてしまうことがある。これは軽くありません。
だとすると、これはリードの話ではないことになります。キャッチャーの構えは、投手の判断と動作を設計する道具です。
進藤の場合は、その逆が起きている可能性があります。少し外に構えて、際どい球をストライクにする。そうなると、投手はより厳しいゾーンを使えます。ストライクが取れる、カウントが有利になる、使える球種とコースが増える、配球の幅が広がる、打者の読みを外せる。表からは「リードがいい」ように見えても、実際には捕球の技術が配球の可能性そのものを広げているのではないか。ワンバウンドを止めてくれるから落ちる球を投げられる、という信頼も、これとは別に効いてきます。
北山は、進藤が昇格してからの17先発のうち14試合で進藤と組んでいます。有原も復調後はほぼ進藤で、その8先発で6勝2敗、先発防御率は1点台。二人とも、進藤が際どい球をストライクにしてくれることを評価するコメントをしています。勝敗の数字より、主力投手が誰と組んでいるか。そこに現場の評価が出ていると思います。
キャッチャーの違いを「ストライクが一つ増える」と捉えるだけでは、その価値を小さく見積もっていた気がします。ファイターズはここを変えてきました。CSに向けて、進藤は小さくない役割を担うことになりそうです。
だとすると、これはリードの話ではないことになります。キャッチャーの構えは、投手の判断と動作を設計する道具です。
進藤の場合は、その逆が起きている可能性があります。少し外に構えて、際どい球をストライクにする。そうなると、投手はより厳しいゾーンを使えます。ストライクが取れる、カウントが有利になる、使える球種とコースが増える、配球の幅が広がる、打者の読みを外せる。表からは「リードがいい」ように見えても、実際には捕球の技術が配球の可能性そのものを広げているのではないか。ワンバウンドを止めてくれるから落ちる球を投げられる、という信頼も、これとは別に効いてきます。
北山は、進藤が昇格してからの17先発のうち14試合で進藤と組んでいます。有原も復調後はほぼ進藤で、その8先発で6勝2敗、先発防御率は1点台。二人とも、進藤が際どい球をストライクにしてくれることを評価するコメントをしています。勝敗の数字より、主力投手が誰と組んでいるか。そこに現場の評価が出ていると思います。
キャッチャーの違いを「ストライクが一つ増える」と捉えるだけでは、その価値を小さく見積もっていた気がします。ファイターズはここを変えてきました。CSに向けて、進藤は小さくない役割を担うことになりそうです。
打てるキャッチャーがいることは、もう強みではない
もう一つ、状況が変わったことがあります。
ホークスには山本祐大がいます。5月にDeNAから移籍してきた、守れて打てるキャッチャーです。ライオンズには小島大河がいます。12日の試合でも3安打されました。田宮以上に打てるキャッチャーが、上の2球団にいる。
去年までは、打てるキャッチャーがいることがファイターズの強みでした。同じ守備力なら、打てるほうが得をする。ところが、打力で上回られ、守備でも上回られているとなると、その前提が崩れます。優位性がないなら、まず守備から決める。そういう判断になるのは、自然なことだと思います。
直近20試合の先発マスクは、進藤が45%、郡司が35%、田宮が20%。進藤が急に増えたというより、田宮が減った分に郡司が入ってきた形です。今の先発6人のうち4人が進藤と組み、達が田宮、山崎福也が郡司。キャッチャーを投手ごとに割り振った結果として、田宮の出番が一番少なくなったということになります。開幕からずっと1番手のキャッチャーとして使われてきた選手が、です。
この状況を一番よく分かっているのは、田宮自身だと思います。何が問題で、何を求められていて、それがまだできていないのか。悔しくないはずがない。ただ、レフトで先発してスタメンに残っているということは、打者としてはまだ計算されているということでもあります。
ホークスには山本祐大がいます。5月にDeNAから移籍してきた、守れて打てるキャッチャーです。ライオンズには小島大河がいます。12日の試合でも3安打されました。田宮以上に打てるキャッチャーが、上の2球団にいる。
去年までは、打てるキャッチャーがいることがファイターズの強みでした。同じ守備力なら、打てるほうが得をする。ところが、打力で上回られ、守備でも上回られているとなると、その前提が崩れます。優位性がないなら、まず守備から決める。そういう判断になるのは、自然なことだと思います。
直近20試合の先発マスクは、進藤が45%、郡司が35%、田宮が20%。進藤が急に増えたというより、田宮が減った分に郡司が入ってきた形です。今の先発6人のうち4人が進藤と組み、達が田宮、山崎福也が郡司。キャッチャーを投手ごとに割り振った結果として、田宮の出番が一番少なくなったということになります。開幕からずっと1番手のキャッチャーとして使われてきた選手が、です。
この状況を一番よく分かっているのは、田宮自身だと思います。何が問題で、何を求められていて、それがまだできていないのか。悔しくないはずがない。ただ、レフトで先発してスタメンに残っているということは、打者としてはまだ計算されているということでもあります。
五十幡と、1点を取られずに1点を奪う
もう一人のキーマンが五十幡です。
8月19日のホークス戦で自打球を受けて登録を抹消され、9月1日に一軍へ戻ってすぐ9番センターで使われました。13日も適時打を打っています。センターを守備で埋める、という前提が戻ってきたということだと思います。キャッチャーが投球を後ろに逸らさない。センターが打球の落ちる場所に先に立っている。どちらも打つ打たないと関係なく毎試合起きることで、そのまま失点に関わります。
CSを考えると、何点も取れることを前提にはできません。僕は、1点取られたら負けるくらいのつもりで組み立てる必要があると思っています。打てる選手を一人ずつ加えていく加点法でスタメンを考えるだけでは、たぶん足りません。どこで失点を防ぐのか。そのうえで、どうやって点を取るのか。この順番で考えたいです。守備で防げた1点は後から防げませんが、打撃のカードは後から出せます。
一方で、守備を固めるなら、残る選手でどう点を取るかを考えなければなりません。12日は隅田に8回2失点に抑えられました。ホームランで何とかするのが難しい投手に、簡単にアウトを渡さず、球数を投げさせられるか。このあたりに、今のファイターズの課題があると思っています。
13日は、そこが少し見えた試合でした。1回に奈良間が武内から先制のソロを打ち、2回は郡司の中前打と水野の二塁打で一死二塁三塁。ここで進藤が3ボール1ストライクから三塁線にバントを転がし、三塁走者の郡司だけでなく、二塁走者の水野まで還ってきました。2ランスクイズです。そのあとも水谷の適時打、清宮の19号、水野と五十幡の適時打で加点しています。
1点を取りにいくことは、送りバントを増やすことと同じではありません。あのバントは、カウントが打者有利で、走者が二人いて、結果として2点が入っています。バントをするかしないかではなく、相手投手と打順とアウトカウントを見て、どの手を選ぶか。守備重視の布陣と、その布陣に合った攻撃を、セットで考える必要があります。
8月19日のホークス戦で自打球を受けて登録を抹消され、9月1日に一軍へ戻ってすぐ9番センターで使われました。13日も適時打を打っています。センターを守備で埋める、という前提が戻ってきたということだと思います。キャッチャーが投球を後ろに逸らさない。センターが打球の落ちる場所に先に立っている。どちらも打つ打たないと関係なく毎試合起きることで、そのまま失点に関わります。
CSを考えると、何点も取れることを前提にはできません。僕は、1点取られたら負けるくらいのつもりで組み立てる必要があると思っています。打てる選手を一人ずつ加えていく加点法でスタメンを考えるだけでは、たぶん足りません。どこで失点を防ぐのか。そのうえで、どうやって点を取るのか。この順番で考えたいです。守備で防げた1点は後から防げませんが、打撃のカードは後から出せます。
一方で、守備を固めるなら、残る選手でどう点を取るかを考えなければなりません。12日は隅田に8回2失点に抑えられました。ホームランで何とかするのが難しい投手に、簡単にアウトを渡さず、球数を投げさせられるか。このあたりに、今のファイターズの課題があると思っています。
13日は、そこが少し見えた試合でした。1回に奈良間が武内から先制のソロを打ち、2回は郡司の中前打と水野の二塁打で一死二塁三塁。ここで進藤が3ボール1ストライクから三塁線にバントを転がし、三塁走者の郡司だけでなく、二塁走者の水野まで還ってきました。2ランスクイズです。そのあとも水谷の適時打、清宮の19号、水野と五十幡の適時打で加点しています。
1点を取りにいくことは、送りバントを増やすことと同じではありません。あのバントは、カウントが打者有利で、走者が二人いて、結果として2点が入っています。バントをするかしないかではなく、相手投手と打順とアウトカウントを見て、どの手を選ぶか。守備重視の布陣と、その布陣に合った攻撃を、セットで考える必要があります。
相手に合わせて選べるか。サードの郡司を、もう一度
ライオンズとホークスとの対戦を振り返ると、どうすれば戦えて、どんなときに苦しくなるのかが、少しずつ見えてきたように感じます。ライオンズとは11勝12敗1分、ホークスとは5勝18敗2分。同じファイターズでも、先発投手とキャッチャーと打線の組み合わせによって、試合の様子ははっきり変わります。ライオンズに有効な選手が、そのままホークスにも有効とは限りません。
だからCSで大事になるのは、使える選手の状態を整えたうえで、相手に合った編成ができるかどうかだと思っています。最近の起用を見ていると、ライオンズを無理に追いかけることだけを優先しているようには見えません。もっとも、スタメンや先発投手の評価は、外から公平にはできません。選手の状態は外からは見えないからです。ここで僕が書けるのは、組み合わせとして筋が通っているかどうかまでです。
そのうえで、残り試合で試すのでは?と思っていることが一つあります。サードの郡司です。
奈良間をサードで使うと、内野の守備は安定します。ただ、その分ほかの打者をどこに置くかが難しくなる。特にレフトが渋滞します。キャッチャーに進藤、センターに五十幡を置くなら、残るポジションで誰の打撃を使うかは、さらに重要になります。そこで郡司をサードで使えれば、打線の組み方が変わります。キャッチャーの選択肢としても残しておきたい選手ですが、だからこそ、サードで使う形をもう一度くらい確認しておきたい。結局、清宮と郡司が重要な役割を担うのではないかと予想しています。
それにしても、進藤をキャッチャー、五十幡をセンターと決めるのが、もう少し早かったらどうだったのか。新庄監督は新しい役割を見つけるのがとても上手い監督ですが、動かしてはいけない選手も動かしすぎる傾向があると僕は見ています。そして、そんな新庄さんの強みが4年間かけてファイターズを強くし、今年その強み故にチームがなかなか機能しなかったと感じています。そのあたりは、レギュラーシーズン終了後に書くつもりです。
(成績は9月13日終了時点の数字です)
だからCSで大事になるのは、使える選手の状態を整えたうえで、相手に合った編成ができるかどうかだと思っています。最近の起用を見ていると、ライオンズを無理に追いかけることだけを優先しているようには見えません。もっとも、スタメンや先発投手の評価は、外から公平にはできません。選手の状態は外からは見えないからです。ここで僕が書けるのは、組み合わせとして筋が通っているかどうかまでです。
そのうえで、残り試合で試すのでは?と思っていることが一つあります。サードの郡司です。
奈良間をサードで使うと、内野の守備は安定します。ただ、その分ほかの打者をどこに置くかが難しくなる。特にレフトが渋滞します。キャッチャーに進藤、センターに五十幡を置くなら、残るポジションで誰の打撃を使うかは、さらに重要になります。そこで郡司をサードで使えれば、打線の組み方が変わります。キャッチャーの選択肢としても残しておきたい選手ですが、だからこそ、サードで使う形をもう一度くらい確認しておきたい。結局、清宮と郡司が重要な役割を担うのではないかと予想しています。
それにしても、進藤をキャッチャー、五十幡をセンターと決めるのが、もう少し早かったらどうだったのか。新庄監督は新しい役割を見つけるのがとても上手い監督ですが、動かしてはいけない選手も動かしすぎる傾向があると僕は見ています。そして、そんな新庄さんの強みが4年間かけてファイターズを強くし、今年その強み故にチームがなかなか機能しなかったと感じています。そのあたりは、レギュラーシーズン終了後に書くつもりです。
(成績は9月13日終了時点の数字です)
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