今日の推しメン#011「ラグビーの道に進むか、一般企業へ就職するか。気持ちは半々だった」 山田響
高校の時点で、ラグビーに一区切りつけてもいいかもと思っていた
「大学を選ぶときも、その後の進路でラグビー選手、就職両方の選択肢を残せるところに行きたいと考えて、慶應(義塾大学)に決めたんです」
「今までラグビーをやってきて、“終わりがある”というのがいいなと思っていて。例えば高校は3年間、大学は4年間でチームでの活動は終わります。一方、リーグワンというプロの世界には、明確な区切りが存在しません。自分の中でラグビーを続ける意味や目的を見いだせなくなるのではないかという迷いがあり、当時『絶対にラグビー選手になるんだ』という強いこだわりはありませんでした」
強固なフォワードが前に出てくれるおかげで、バックスが生きる
実際にスピアーズに入ると、「アットホームな雰囲気は想像通りだった」と笑顔を見せます。「大学時代の経験からフォワードが強いチームでプレーしたかったので、自分にとってベストな選択でした。強固なフォワードが前に出てくれるからこそ、バックスが生きるんです」。
選手名鑑の試合前のルーティーンに記載されている“前日にあたりめを食べる”についても、「高校の遠征時に先輩とコンビニで買って以来の好物で、かんでいると気持ちが落ち着きます」と明かしてくれました。
2026‐27シーズンは、試合出場数とプレータイムを増やしたい
昨年はニュージーランドのウェリントン・ライオンズへのラグビー留学も経験し、現地の選手たちの覚悟や、ラグビーに対する姿勢の違いを強く感じたそう。「試合に出られなければ即生活に関わるような環境で戦っている選手も多く、一戦一戦にかける必死さや、ラグビーができていることへの感謝の思いが印象的でした。日本がいかに恵まれた環境にあるかということを再認識しました」と当時を振り返ります。
そんな山田選手の2026-27シーズンの抱負は、試合出場数とプレータイムを増やすこと。昨シーズンはリザーブでの出場が多かったこともあり、常にいつでもグラウンドに立つための準備を怠りません。「いざ試合に入ったときに、自分のやるべきことは決まっています。練習でやっていない余計なプレーはしない。特にランやディフェンスなど、練習してきたことをそのまま試合で発揮できるようにしたいですね」。
取材・文:せきねみき(ライター・コラムニスト)
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