【FC町田ゼルビア】止まらぬ勢いをさらに加速へ

FC町田ゼルビア
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厚みが増した選手層で無敗をキープ

 町田が目標に向けて邁進している。今季、初の“J1制覇”へターゲットを定めたチームは、開幕から負け知らずの5勝1分で首位に立つ。「『1試合、1試合負けられない』という思いで戦っている」(西村拓真)。前節・名古屋戦は先制しながら同点に追い付かれるなど、決して楽なゲームではなかったが、現在の黒田剛監督は90分を通した選手層に自信を見せる。

「(同点に追い付かれても)これまでと違うのは、そこからもう一度押し返せることと、ゲームをコントロールできること。また交代選手が入ってもクオリティーを落とさず、むしろ強度と質を上げながら、相手陣地に押し込んでいくことができた。決定力やキープ力のある選手を前に入れられることも、これまでとは少し違う部分」

 これまで黒田体制で培ってきた勝利に徹する強さはそのままに、今は拮抗した展開になっても流れを変えられる“切り札”も多数擁す。3-1で勝ち切った前節・名古屋戦も明本考浩の勝ち越し点の後にトドメのゴールを奪ったのは途中出場の松尾佑介だ。今季はすでに2点差以上の勝利が4試合。複数の得点パターンに加え、さまざまな選手がゴールを重ねていることも町田の武器だ。リーグトップの18得点を記録する攻撃力は、今季のチームを支える大きな強みとなっている。

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新生・横浜FMを迎え撃つ

 横浜FMを『MUFGスタジアム』で迎える今節、相手は百年構想リーグの時とは違ったチームと考えたほうがいいだろう。6月まで指揮を執った大島秀夫監督に代わり、2026-27シーズンからオーストラリア人のスティーブ・コリカ監督が就任。現役時代にはサンフレッチェ広島でもプレー経験のある53歳の指揮官は、組織的かつアグレッシブなサッカーを展開している。

「選手全員が同じ目線を持ちながら、迷いなくプレーしている印象。自分たちのサッカーというのをみんなが明確にやれていると思うし、迷いのない良いチーム」と横浜FMの印象を語るのは古巣対戦となる西村。

 2-0で勝利した前節・柏戦はまさに現在の横浜FMの強さが見て取れた。ポゼッションが得意な柏に対し、横浜FMは意思統一されたコンパクトな組織を築き、前線からのアグレッシブな守備で相手を押し込んでサッカーを展開。「素晴らしいパフォーマンスだった」と試合後に指揮官が振り返ったように、90分を通して主導権を握っていたのは横浜FMだった。柏戦では、今季初先発となった宮市亮と二田理央の二人がそれぞれ得点を挙げて勝利に貢献したが、その日はサブだった天野純や今季話題の16歳プレーヤー・三井寺眞、エースの谷村海那など、攻撃陣のタレントは揃っている。町田としては警戒が必要だ。

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強度で相手を上回り、勝点3へ

 町田のポイントは、横浜FMの前からの圧力をどう上回っていくかだ。アグレッシブなスタイルのチーム同士とあって、序盤から主導権の奪い合いになるだろう。町田としては球際での攻防に勝ち、前線からの組織的な守備を研ぎ澄ませ、相手を押し込んでゲームを進められるか。

「対戦相手に関係なく、自分たちは負けられない」(西村)。

 横浜FMは確かに強敵だが、目標のためにはどこが相手だろうとなぎ倒していかなければならない。首位を走る町田が、今季ここまで積み上げてきた強さを示す絶好の一戦。難敵を相手に勝点3をつかみ、さらに勢いを加速させたいところだ。

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2026/27明治安田J1リーグ第7節
9.12(土)
19:00 KICK OFF
vs.横浜F・マリノス
会場:MUFGスタジアム

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著者プロフィール

1977年、「サッカーの街・町田を代表するサッカークラブをつくる」という考えの下、地域の小学生たちを選抜して結成したFC町田トレーニングセンターを設立。裾野から頂点へと市民の力で自然発生的にクラブの強化のピラミッドを築き上げ、1989年にFC町田トップチームが誕生。クラブ名の「ゼルビア」は、町田市の樹である欅の英語名と、町田市の花であるサルビアを組み合わせて名付けられた。本拠地は町田GIONスタジアム。地域の皆様に愛され、地域の発展に貢献できる町のシンボルになるべく、「天空の城 野津田」というブランディングを行っている。

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