マリーンズ戦記2026 9月9日 イーグルス戦(ZOZOマリンスタジアム) イーグルス戦勝ち越し決定。7月以来の4位浮上。
ここからは終始、マリーンズペースに突入した。四回だった。ゴロの間に1点を奪うと小川龍成内野手の左前適時打。さらに井上広大外野手の中前適時打で同点に追いついた。そして七回。雨足が強くなるなか、死球、死球、四球で満塁のチャンスを作ると寺地隆成捕手が決めた。打球が雨中を切り裂き、逆方向ながら力強く伸びていく。これぞ寺地の打球。レフトスタンドに消える5号。プロ初、人生初となる満塁本塁打。さらに八回にはネフタリ・ソト内野手にも16号2ランが飛び出し。二桁10得点を挙げる快勝となった。
試合後、勝利監督インタビューに応じたサブロー監督は「久しぶりの一発。しかも彼らしい打撃。これが続けばいいなあと思う。これを機に、明日、明後日といい感じで打ってくれたら、チームとしても助かる」と今季2度の二軍落ちを経験した寺地が状態を上げてきていることを喜んだ。
8月のホークス戦で悩める寺地にベンチで「ホークスの近藤を見てみろ」とアドバイスをした。じっとその打撃を見つめる寺地に「シンプルやろ。足の上げ方もスイングも」と助言した。そこからなにかを掴んだかのように3試合連続タイムリー。指揮官は「タイミングが遅れていた。足の上げて下ろす時も、変な動きをせず、そのまま上げたら下ろすということ。それがちょっとアジャストしてきて。今日はストレートの速い投手相手に速いストレートだったけど、フルカウントから逆に開き直って打ちにいけたのかなあと思う」と寺地の打撃を解説する。
二回までに4点のビハインドがありながら打線の強い反発力で跳ね返した。前夜は3点で終わった打線に「5点はとれた」と苦言を呈したが、この日は「今日は打線で勝てた試合。しっかりと長打というか結果が出ている。長打は今までウチに足りなかった部分なので、みんな少しずつ成長しているかなと思う」と日々、成長を続ける選手たちの姿に目を細めた。そして前日は2試合連続本塁打。この日は同点打を含むマルチヒットを記録した井上広大外野手について「ボール球を振らなくなった。ちゃんと打てるボールを打っている。だから結果が出ていると思う」と評価した。
2度の雨天中断。そして最後は雨天コールドゲーム。空模様はスッキリしなかったがグラウンドでマリーンズは輝き躍動した。これでイーグルス戦のカード勝ち越しが決まり、チームはバファローズを抜き、7月以来の4位に浮上した。
「もうウチは一つ一つ勝つだけ。明日も勝ちます」。サブロー監督は表情を変えずに力強く言い放ち、会見を終えた。ペナントレース残り22試合。季節と共に成長を続けるマリーンズは今、まさにグラウンドという舞台でファンを魅了するパフォーマンスを発揮し続けている。勝利を続ける先にキラキラと輝く未来が今、ハッキリと見えるようになった。
文 千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原 紀章
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ