ライアンはすごい~石川投手との歴史を添えて~

note
チーム・協会
【これはnoteに投稿されたQU22号さんによる記事です。】
ライアンです。小川泰弘投手です。こうなって来ると次は彼が心配です。

あの日のあの石川投手の登板には胸が締め付けられたけれど、あの日のあのライアンの登板にも胸がざわつきました。3回73球5失点。調整十分のライアンは試合を作ってくれる印象が強いのですが、あの日はそうではなかった。一軍ではもう通用しないのでしょうか。36歳の行く末が心配です。

スワローズ史に残る大投手

ライアンはすごいんです。スワローズ史に残る大投手であるはずなのです。でも新人王を獲ったルーキーイヤーを上回る成績には結局たどり着けなかったし、ノーヒットノーランのように最大瞬間風速的に抜群のピッチングを見せることはあるけれど、圧倒的なピッチングを継続するわけではない。

スワローズのエース。なんだけど何か常に物足りなさを感じてしまうのがライアンです。でもライアンはすごいよ。

勝利数:109(スワローズ歴代6位)
投球回:1730(スワローズ歴代6位)
奪三振:1292(スワローズ歴代6位)
14年連続勝利
14年連続安打


積み重ねた実績が物語る通り、ライアンはスワローズの歴史上、屈指の先発投手です。勝利数と投球回でライアンの上にいるのは、カネやん、松岡弘さん、石川投手、村田元一さん、尾花さんだけです。ライアンはすごいのです。

なかなか圧倒的な支配力を持つ先発投手が育たないスワローズ、長い間力を維持できる先発投手が少ないスワローズの中で、毎年着実にローテーションを守り続けた功績と実績は大きなものがあります。

そして石川投手がいなくなる今、ライアンにはまだまだチームを支えてほしい。そう願うわけです。

ライアンと石川投手

以前、ライアンと石川投手のダブルエースの時代について書きました。

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2013年~2019年をライアンと石川投手のダブルエースの時代としたい 【QU22号】

石川投手の引退会見では、あのライアンが言葉を詰まらせていました。いつも沈着冷静でマイペースな印象のある、あのライアンが感情を昂らせていました。ライアンと石川投手の長い「バディ」の歴史を感じます。

ルーキーイヤーの鮮烈な印象と、あのライアンフォームも相まって、剛腕ピッチャーのイメージを持ってしまいがちだけれど、年を追うごとにますます石川投手のスタイルに近づいているように感じます。

もちろん「基本は真っ直ぐ」なのだけれど、決して速くないし、多彩な変化球とコントロール、ライアンフォームでタイミングを外し打者を翻弄する。実に味わい深い。年々見惚れます。

生命線のライアンフォームが石川投手よりずっと負担が重そうなことが懸念ではあるけれど、大きなケガなく投げ続けてきたこと、技術や工夫で打者を翻弄するスタイルなど、ライアンはまだまだ石川投手の足跡を追える投手なのではないかと思いたいわけです。

ではライアンと石川投手の通算勝利数をグラフにしてみましょう。

小川投手と石川投手の通算勝利数(シーズン年齢で比較) 【QU22号】

ルーキーイヤーから20代は石川投手とそん色ない勝利数を積み重ねていたライアン。しかし30代に入って石川投手の勝ち方には到底及ばなくなってしまったことがよくわかります。

石川投手が山本昌さんの勝利数を励みにしていたように、ライアンも石川投手を目標にまだまだがんばってほしいと思って比較してみたわけですが、石川投手の偉大さがむしろ際立つ結果となってしまいました。比較する相手がお化け過ぎですね…。

でもライアンはすごいんです。我々は球史に残るレジェンドピッチャーの生き様を見ることができたのと同時に、スワローズ史に残る先発ピッチャーの生き様も目撃しているのです。

今シーズン、次のチャンスは訪れるのだろうか。来シーズンに現役をつなぐことはできるのだろうか。この苦境を乗り越えるライアンが見られることを心待ちにしています。

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