「俺があのベルトを巻いてこの新日本を引っ張っていく。その“覚悟”はとうにできてます」挑戦者・後藤がIWGPヘビー戴冠へ決意表明!「この時代に必要なことをやっていく。それがいま必要なチャンピオンだと思っている」迎え撃つ辻が王者像について言及!!【9.8調印式】

チーム・協会

【新日本プロレス】

9月8日(火)新日本プロレス事務所にて、9月27日(日)『DESTRUCTION in KOBE』兵庫・神戸ワールド記念ホール大会のメインイベントで行われるIWGPヘビー級選手権試合の調印式が実施された。

■『DESTRUCTION in KOBE』
9月27日 (日) 14:30開場 16:00開始
兵庫・神戸ワールド記念ホール
※「ロイヤルシート」は残りわずか

■(チャレンジャー)後藤洋央紀選手のコメント

【新日本プロレス】

「今回の挑戦は『G1』で、自らの力で勝ち取ったものだと思っています。このチャンスを活かして、まだ巻いたことのないIWGPヘビーのベルトを自分の腰に巻きたいと思います。いまのチャンピオン辻からは新日本プロレスの王者としての覚悟がイマイチ伝わってこないので、自分で出せないのならこの俺が引っ張り出してやろうと思います。そのうえで必ず勝ちます。そしてその先の(10月12日)両国、大岩(陵平)にも勝利し、目指すは(1.4)東京ドームの花道です、チャンピオンとして。以上です」

■(チャンピオン)辻陽太選手のコメント

【新日本プロレス】

「まず後藤選手、『ストリートファイター』出演おめでとうございます。敵とはいえ、ハリウッドの作品に出演すること、これは尊敬に値することだと思っています。おめでとうございます。で、試合のことなんですけれども……9月にシリーズが開幕して、後藤選手からは『チャンピオンとしての自覚がない』『会社のことを、ああだこうだ言うな』、いろんな“口撃”をいただきました。僕としては非常にありがたいと思っています。いままで俺はチャンピオンとして、いまこの時代に必要なことをやっていく。それがいま必要なチャンピオンだと思っている。

だから必要なことだと思うことは、ドンドン口にして行動してきた。でも、「それが間違っていると思うのならば、潰して来い」というふうに言っていました。そんな中で後藤選手が初めて俺に対してイデオロギー闘争を仕掛けてくれた。これは俺にとって嬉しいことであり、『G1』でも負けているのでIWGPをやる以外の選択肢はないでしょう。ただひとつ気になるのが、後藤選手は「このIWGPが両国の大岩(戦)に対しての挑戦権になってしまっている」と、そういうふうに発言していましたね。まあ、このいまなっている現状で見れば、そういうふうに思われても仕方ないのかもしれないですけど、それって結局捉え方の問題ですよね。

【新日本プロレス】

俺は、この試合はどっちがチャンピオンとして両国で大岩を迎え撃つかを決める試合だと思っています。なので、今日はここ調印式ですけど、後藤選手が本当に心から誇りを持ってIWGPを獲りたいと思っているんであれば、俺はこの調印書にサインしてほしいと思っています。そうでないならば、いまここでのサインはしないでほしいと思っている。俺は後藤と闘いたい。なぜなら彼は俺にないものを持っているし、俺はまだキャリアそこそこだけど、後藤選手が20何年やってきていて、俺の知らなかった新日本プロレスを知っている。

それを知ることによって俺はもっと良いチャンピオンになれて、新日本プロレスをもっと正しい方向へ導けると思っている。そんな覚悟を持って俺は今回のIWGPを受けて立とうと思っている。でも後藤からしたら、これがただの挑戦権利に見えてしまっているのであれば、いまここでのサインは控えてほしいと思います」

■質疑応答

【新日本プロレス】

――辻選手から今の発言を受けて後藤選手はどういう風に思われましたか?

後藤「そうですね。このIWGPタイトルが次『G1』覇者・大岩への挑戦者決定戦マッチみたいになってしまっている。これは事実です。俺がチャンピオンだったら、先に大岩と闘いましたね。闘いたい、そう思ったでしょう。でも、やっぱり俺に負けている以上、負けたまま先に進めない、そういう想いがたぶんチャンピオンにはあるんだと俺は思ってるんで。俺だって覚悟を持って挑戦するわけですから。
決してね、大岩への挑戦するための決定戦マッチ、周りからどう思われようが俺はそんなことは思ってないですよ。ただ周りは思っているかもしれない。現状がそうだから。とにかく勝つこと、それしかない。それを覆すには」

――おそらく現状認識としてそうなのではないかというようなことをおっしゃっていたと思うんですけど、本当の気持ちとしてはちゃんとしっかり大事に持っているというような発言内容だったと思うんですけど、それはいかがでしょうか?

辻「そういう思考だから、そういう発言が出るんですよね。そういうふうに心の中で頭の中で思ってるから、これが挑戦権利証だってしまうと思うんですよ。実際、俺は両国のセミファイナルの時に、後藤と『やろうぜ』って話をしたと思ってるんです。で、今回の『G1』優勝者、権利証があるわけじゃないですよね。

【新日本プロレス】

大岩がたまたまリングの上で、『10月、この優勝した両国で俺がIWGPに挑戦する』って言っただけで、そことそれは別だと思うんです。結果的に会社はこういう風なスケジュールを組んだっていうことなんですけれども。なので、そういう心意気でタイトルマッチを行うんであれば、俺はあんまり乗り気がしないと言っているんです。いま後藤さんの言いたいこともわかりますよ。

でも、心の底からIWGPを手にして、この新日本プロレスを変えていこう、引っ張っていこうっていう風な覚悟には、正直、俺は今の発言を聞いてそうは思えないですね。なので、今日ここでサインするんであれば、そういう覚悟を決めたっていうことを心に決めてサインしてほしいと思っています」

――ちょっとラリーみたいになりますが、後藤選手はいかがですか?

後藤「覚悟は決まってますから。俺があのベルトを巻いてこの新日本を引っ張っていく。その覚悟はとうにできてますから。俺にとってはチャンスでしかないんですよ」

辻「いいですね。これが後藤革命ということでしょうか。そういう心意気できてくれるんであれば、今日ここでサインをしてほしいと思っています。俺は正々堂々と後藤選手を迎え撃ちますよ」

【新日本プロレス】

後藤「ただね、後藤革命はね、ベルトを獲ることが最終目標じゃないからね。それだけ言っておきます。また然るべき時に、それはまた皆さんの前で言いたいと思います」

――『G1』の札幌での闘いというのは国内の開幕戦ということで、この夏を経た上でもう一回あの神戸でぶつかるっていう部分、その辺は『G1』を闘い抜いた上での今度の神戸という部分では、両選手いかがでしょうか?

後藤「全く問題ないですよ。調子もいいですし、コンディションもバッチリです。何も不安要素はありません」

【新日本プロレス】

辻「『G1』の国内初戦で、後藤選手は俺に勝利したとはいえ、おそらく彼がいま大岩への挑戦権利証になっているみたいな、少し弱気な発言をしてたのって、『G1』を負け越しているっていうことも一つだと思っているんですよ。でも、さっきから言っているように、俺は挑戦者として後藤洋央紀選手のことを認めていますし、なんなら倒したい相手、やりたい相手だとも思っている。世界ヘビーを持っていた相手ですから。それに後藤は『G1』で他に俺を倒したSANADA、ボルチンにも勝っているんで、そこは自信を持って挑んできてもらいたいと思っています」

――先ほども発言がありましたが、後藤選手はIWGP世界ヘビーは獲りましたがIWGPヘビーというのはまだ獲ったことがありません。あらためて、辻選手がIWGPヘビー級王座を復活させたということも含めて、このIWGPヘビー級というベルトへの思い入れがありましたらお聞かせください。

【新日本プロレス】

後藤「まあ何度も挑戦してきたベルトなので思い入れはありましたけど、まあIWGP世界ヘビーといまの価値的には同じだと思うんで、その辺はあんまり。ベルトも変わったからというのもないですね」

――辻選手がこのIWGPヘビーを復活させたことに関しては?

後藤「いや、コロコロ変わるのは好きじゃないですね。世界ヘビーに変わる時も俺は言ったと思うんですけど、ベルトをコロコロ変えるのは基本的に、個人的な思いですけどあまり好きではないです」

【新日本プロレス】

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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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