プロ2年目・福田萌維がツアー初V
楽な優勝などない。プロ2年目の福田萌維は念願のJLPGAツアー初Vを達成しても、驚くほど冷静だった。「優勝は狙っていました。だけど、こんなに早く…。信じられません。ラッキーだと考えてもっと努力をします」。
木戸愛とのプレーオフ、3ホール目、残り92ヤードの第2打を52度でピン手前5メートルへ運んだ。上りのスライスライン。絶好のチャンスをしっかりと決めた。「緊張のせいか、心拍数が上がっている。プレーのリズムを一定に保つことだけを心がけた」という。際立ったのは勝負強さ。
プロ初優勝を飾った今年6月のステップ・アップ・ツアー『ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース』もプレーオフVだった。その時以上に冷静なプレーができたことは確かだろう。
「前半からとてもいい感じでプレーができた。だけど、頭のどこかで、そんなにうまくいくわけがない、という気持ちもありました。17番のダブルボギー、少しは焦ったけど、いい意味で気を引き締めるきっかけにもなりました」と、真顔で語っている。
確かに首位を明け渡したわけではない。最悪を想定して最善を尽くすスタイル。「優勝できたからといって、まだまだ苦労が足りないと思います。残り3ホールでやらかしてしまう経験を、これからの試合でも忘れないように。技術が大きく変わるものではない。変わるとすれば、気持ちです」とも。
こんな経緯がある。自身がゴルフをはじめたきっかけを明かした。「小学生の時は、ずっと野球をやっていました。偶然、監督が県のゴルフ連盟の会長さんでもあって、確か小学3年だったと思います。ゴルフの練習へ連れて行ってくださった。それがきっかけです」。優勝はご恩返しとなり、和歌山県のパイオニアとして期待は大きい。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ