小倉ひまわり賞で小差2着のタカヨシ出走!2歳重賞はコース経験とタイムから/佐賀・九州ジュニアチャンピオンデータ分析

佐賀県競馬組合
チーム・協会

2025年優勝サキドリトッケン 【撮影:佐賀県競馬組合】

第37回 九州ジュニアチャンピオン(2歳、佐賀デビュー馬限定、ダート1400m)
9月6日佐賀4レース 18時05分発走予定


佐賀競馬場で今年初の2歳重賞が行われる。九州ジュニアチャンピオンはこのあとの大舞台・ネクストスター佐賀に繋がる一戦。佐賀デビュー馬限定ながら、過去の勝ち馬にはサキドリトッケンなど活躍馬が名を連ねる。
2017年までは1750mで、2018年以降は1400mと施行距離に変更があったため、現行の1400mで行われるようになった2018~2025年の過去8回のデータを元に分析する。

※2021年は3着同着

上位人気決着多し

上位人気の信頼度は高く、3番人気以内は過去8回で【6,5,6,7】。3番人気以内の馬が複数頭、3着以内に入ったのは過去8回中6回に上った。うち3回は上位人気3頭での決着だった。
3連単は3回で万馬券、1000円未満の配当は1回だった。

単勝人気別成績 【表1】

3番手以内で3着内率5割超え

舞台となる佐賀ダート1400mは1周1100mの小回りコース。加えて、若駒同士のレースでは能力の違いで序盤から前目につけて押し切ることも多く、当レースも逃げ・先行が圧倒的に好成績を誇る。
中でも最初のコーナーで3番手以内につけると、【5,5,4,10】で勝率20.8%、連対率41.7%、3着内率58.3%だった。

脚質別成績 【表2】

6番枠からの逃げ・先行

前述の通り、3番手以内につけられると高い好走率を誇る。では、前付けするのに有利な馬番はどこか。下表は3番手以内につけた馬の馬番別成績。
最内枠の1番は1頭が3番手以内につけて3着。他の馬番は複数の馬が3番手以内につけての結果で、特に6番枠は最多タイとなる5頭が3番手以内につけて2勝、3着1回と好成績だった。
なお、棒グラフがない馬番は3番手以内につけた馬が0だった。

3番手以内につけた馬の馬番別成績 【表3】

牝馬・小柄な馬が有利

牡馬混合の重賞だが、好成績を残すのは牝馬。これは佐賀競馬の2歳~3歳初頭にかけての重賞でよく見られる傾向だ。一因として考えられるのは、牝馬の方が小柄で仕上がり早いタイプが多いこと。それを裏付けるように、当レースは400kg台前半の馬が過去8回で5勝を挙げるのに対し、500kg以上の馬は未勝利だ。

性別別成績 【表4】

早生まれ有利の傾向

2歳9月に行われる重賞。誕生月を見てみると、1月生まれが2勝、3月生まれと4月生まれも複数勝利を挙げる。佐賀で行われる重賞としては全体的に早い生まれの馬が活躍していると言える。

誕生月別成績 【表5】

1周競馬の経験と勝ちタイム

前走でコーナー4回の1周競馬、つまり1300m以上を走って勝ち、かつ速いタイムだった馬の成績を調べると、2勝、2着3回。連対率は5割で、一つの好走パターンと言える。
なお、比較対象が2頭以上いる場合のみ下記データに該当するため、勝ちタイム比較ができない場合もある。

キャリア別成績 【表6】

データからの推奨馬は?

①上位人気
②3番手以内
③6番枠
④牝馬
⑤1月~4月生まれ
⑥前走1300m以上で勝ち、タイム最速


タカヨシはJRA小倉に遠征したひまわり賞で差して2着。
初めての芝だったが、勝ち馬とタイム差なしまで迫り、高い能力を見せた。
宮崎県生まれで、九州産馬限定戦の枠を超えた活躍が期待できる馬。
前走は1300m戦で勝ち、同距離の持ちタイムは他馬より1秒以上速い。
おそらく圧倒的な1番人気に支持され、このメンバーなら先行することになりそう。
①②⑤⑥に該当。

アールティは900mのデビュー戦を快勝し、前走はタカヨシの2着。
逃げていたところ、4コーナーで一気に内をすくわれる格好となり、抵抗するのが難しかったが、それでも2着に粘った。
①②④⑤に当てはまる。

ナベシマスターは未勝利ながら、前走の直線で差し脚を伸ばし、2着アールティと0秒1差の4着。
⑤に当てはまる。

クラーケンは佐賀で大活躍のサキドリトッケンの半弟。
前走で初勝利を手にした。
タイム的には前走から大きく詰める必要があるが、姉と同厩舎、姉にも騎乗歴のある渡邊竜也騎手で前進したいところ。
⑤⑥に該当。

第37回 JRA認定 九州ジュニアチャンピオン 【出馬表】


文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「Number」「netkeiba.com」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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著者プロフィール

佐賀競馬は九州唯一の地方競馬場として主に土日に競馬を開催しています。注目の重賞情報やイベント情報など、佐賀競馬のニュースを日々お届けいたします。

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