1番人気連対率100%!好相性の重賞好走組との掛け合わせで、狙い目を絞る/佐賀・九州チャンピオンシップデータ分析
8月23日佐賀7レース 19時15分発走予定
今年で6回目を迎える中距離重賞。暮れの佐賀版有馬記念と言われる中島記念に向けて、各馬がそろそろエンジンをかけ始めたいところ。
レース創設の2021年~25年までの過去5回のデータを元に分析する。
上位人気の圧倒的な信頼度
最も人気薄での入着は22年7番人気マテラユウキ2着、23年6番人気ミスカゴシマ1着だった。
近年の勝ち馬はやや若年齢化
3着内率が高いのは5歳と6歳で、ともに3着内率40.0%以上。佐賀競馬全体の傾向として、以前は高齢馬による重賞制覇も頻繁に見られたが、近年はJRAと同様に4歳~6歳というやや若い年齢層の活躍が多く見られるようになっている。
“夏は牝馬”なデータ
また、それに似た形で、セン馬も好成績だ。
内枠なら3番手以内
下表は上位入着馬の最初のコーナーでの位置取りと枠番をまとめたもの。内枠の馬は逃げ・先行できるとロスなく運べて有利な一方、ポジション争いで後手を踏んでしまうと馬群で揉まれるなどして思うようなレースができないリスクを孕む。そのため、1枠~3枠で3着以内に入った馬はみな3番手以内につけていた。
一方で外目の枠に入った場合は先行でも中団以降からの差しでも3着以内に入っている。こちらの方がレースは組み立てやすいのかもしれない。
なお、佐賀競馬ではフルゲート12頭立ての場合、5枠から外で2頭同居となる。
逃げ・先行なら39秒台前半
下表は上がり3ハロン別成績で、好走率50.0%以上に赤枠をつけた。
38秒4以下であれば連対率100%。38秒台後半は好走率こそ下がるが、1勝2着1回と入着回数はある。39秒台前半が3着内率54.5%と浮上するのは、2番手から押し切り勝ちを決めたミスカゴシマのように、逃げ・先行馬もこの上がりタイムに含まれてくるからだろう。
中長距離の実績有利
古馬長距離路線の重賞は6月佐賀王冠賞(ダート2000m)→当レースという流れ。その年の佐賀王冠賞3着以内だった馬はここでも2勝を挙げ、3着内率に至っては81.8%と、親和性が高い。
また、前走1750m以上で2着以内だった馬も2勝で、3着内率はさらに高い83.3%。こちらはレース格の表記が「A1・A2」「A1」が対象だ。
昨年勝ち馬のアエノブライアンは2走前に佐賀王冠賞2着、前走A1・A2(1750m)勝利で、両項目に該当した。
データからの推奨馬は?
②5歳~6歳
③牝馬、セン馬
④内枠の逃げ・先行で上がり3ハロン39秒4以下の実績
⑤5枠より外枠
⑥佐賀王冠賞3着以内
⑦前走1750m以上(A1・A2混合以上)で2着以内
スターオブフェイスは南関東から移籍初戦の前走(A1、1750m)でビキニボーイに4馬身差をつける完勝。
2番手につけて上がり3ハロン最速の37秒6の脚を使われては、他馬は手も足も出ない。1~2番人気想定。
①⑦に該当。
ビキニボーイは1750m以上の重賞を4勝。
当レースと好相性の佐賀王冠賞を勝ったほか、前走もA1(1750m)で2着だ。
中長距離重賞にめっぽう強い。6歳馬で立ち回りやすい外目の枠を引いた。
①②⑤⑥⑦
フォードテソーロは高知からの移籍初戦だが、3歳~4歳時に佐賀に在籍。
A2クラスまで勝ち上がった。
最内枠を引いたが、高知での走りを見ると3番手以内に前付けすることができそう。6歳馬。
②④に該当。
サヨノグローリーは南関東からの移籍初戦。
前走の浦和重賞・プラチナカップは後方からとなったが、上がり3ハロン2位の脚を使っており、佐賀ではもう少し前のポジションが取れそう。そうなると、武器の末脚を生かしてさらなる着順アップも見込める。
⑤に該当。
ウルトラノホシは3連勝中だが、中距離は約8カ月ぶり。
5歳で、②⑤に該当。
なお、今年は牝馬の出走はなく、③に該当するのはセン馬のフレイムソードのみ。
文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「Number」「netkeiba.com」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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